狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

嗚呼 その背中は羽をもぎ取られた跡がある

2014年12月09日 20時06分43秒 | VSの日記




 本日12月9日は、東ローマ帝国の将軍ベリサリウスが東ゴート王国のローマに入城した日で、藤原基経が初の人臣関白に就いた日で、三毛別羆事件が発生した日で、GHQによる宣伝番組「眞相はかうだ」の放送が開始された日で、ニュルンベルク継続裁判が始まった日で、ソ連の偵察機が沖縄本島領空を侵犯して自衛隊機が初めて実弾警告をした日で、警視庁の国際テロ捜査情報流出事件や尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件を受けて民主党政権の仙谷由人内閣官房長官を長とする「法制度・守秘義務違反の罰則など」や「情報保全システム・アクセス権限など」の2分野を検討する「政府の情報保全に関する検討委員会」(←特定秘密保護法案と何が違うんだ?)が発足した日です。


 本日の倉敷は晴れでありました。
 最高気温は十二度。最低気温は一度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。

 年末商戦が始まり、クリスマスに向けての雰囲気も本格化している今日この頃。
 皆様、如何お過ごしですか? 
 これから世の恋人達はクリスマスに向けて浮かれぽんち度を益々上げていくことでしょう。
 寒いのに熱くなれるとは独り身の私からすれば羨ましい限りでございます。

 かつての私はクリスマスに向けてお空に飛んで行ってしまいそうなくらい浮かれているカップルどもを見ると嫉妬の青白い炎で身を包んでいたものでありました。
 しかし今ではクリスマス前にカップルどもを見てもそっと心の中で祝福を送ることの出来るグレードアップした独り身となったので、この時期に独り身の知り合いを集めて「死ね死ね団」を結成するようなことはもういたしません。
 しませんとも。ええ。絶対にいたしません。
 多分、しないと思う。しないんじゃないかな?
 八風吹不動天辺月。
 しっかりしなきゃ。

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『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』

2014年12月09日 12時27分07秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』のDVDを観ていました。

 壇ノ浦の戦いから数百年後。
 ある村に平家の隠し財産が隠されているという噂を聞きつけて平家の一団がやって来る。
 平家の一団は村で暴れまわりそのまま居座った。
 そこに源氏の一団も村にやって来る。
 源氏と平家は宝をめぐって対立しながら均衡していて、村は一触即発の雰囲気を漂わせながら小康状態に入った。
 そんな中、ひとりの凄腕ガンマンが村に現れる……。

 監督は、三池崇史。
 出演者は、伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、安藤政信、堺雅人、小栗旬、田中要次、石橋貴明、木村佳乃、香取慎吾、クエンティン・タランティーノ、石橋蓮司、塩見三省、松重豊、香川照之、桃井かおり、など。

 日本を舞台にした異色の西部劇です。


 黒澤明監督の映画『用心棒』の展開で始まったので、わくわくして観ていました。
 面白かったのですが……。


 桃井かおり様が美味しいところをほぼ全部持っていってしまう。さすがは桃井様。
 残りを佐藤浩市様と伊勢谷友介様と香川照之様とで分け合う。
 石橋貴明様、木村佳乃様、クエンティン・タランティーノ様にも見せ場有り。
 しかし。伊藤英明様が演じる主役のガンマンがそれほど個性が無いし存在感が無い。主役なのに。orz。
 主役なのだから強烈な個性で物語をひっぱって欲しかった。
 敵役や周囲のキャラクターはとても魅力的なのだけれども。チョイ役や脇役も存在感があるのに。主役を蔑とは何事か?

 お話はハチャメチャで面白い。荒唐無稽だけど面白い世界観。
 だけど各エピソードに統一感が無い。
 荒唐無稽なのは構わないけど統一感が欲しい。統一感が無いから緊迫感が薄れてしまう。何だか散漫。
 源氏と平家の両者を主役のガンマンが引っ掻き回す駆け引きというものがほとんどなかったのも残念。
 主役がお話を引っ張っていないのでバラバラ感が出てしまったのだと思います。

 パロディが随所に埋め込まれていてそこは楽しいです。

 面白いのだけれどもなぁ……。
 もっと面白くなったやうな気がする映画でありました。

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