狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

ADIOS AMIGO

2014年12月13日 18時29分37秒 | 知人、友人に関する日記




 本日12月13日は、犬養内閣の初閣議で日本の金輸出再禁止を決定して金本位制から管理通貨制度に移行した日で、南京攻略戦が終結した日で、ハンガリー・ルーマニアがアメリカ合衆国に宣戦布告した日で、泉山三六蔵相が会期中の国会食堂内で泥酔して女性議員にセクハラをして野党に懲罰動議を出された日で、ギリシャ国王コンスタンティノス2世が軍事政権に対する逆クーデターを仕掛けて失敗してローマへ亡命した日で、イラクのサッダーム・フセイン元大統領がアメリカ軍に拘束された日で、長江流域のヨウスコウカワイルカがほぼ絶滅と宣言された日で、お正月を迎える準備を始める日です。
 年末まであと18日。

 本日も倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は七度。最低気温は一度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。




 勤め先の店主の飼い犬の龍之介君がお亡くなりになりました。
 19歳で大往生でありました。

 最後は食事が取れないし水も飲めない状態で、でも良く頑張ったね。
 最後まで見事に生き抜きました。
 駆け回るのが大好きで人懐っこくて遊ぶのが大好きで大食漢で散歩が大好きなビビリ犬。
 龍之介君にはよく遊んでもらったよ。
 君と遊んでいると楽しかったよ。

 また会おう。その日が遠い未来であることを私は願っているけど、一度生を享け滅せぬもののあるべきか。
 また会えるさ。
 その時まで楽しみにして待っていておくれよ。
 バイバイ。
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『宇喜多の捨て嫁』/木下昌輝

2014年12月13日 17時13分48秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、木下昌輝の小説『宇喜多の捨て嫁』を読んでいました。
 戦国期の武将で悪名高い宇喜多直家にまつわる短編小説6編が収録された短編集です。

 表題作の『宇喜多の捨て嫁』は、
 宇喜多直家によって捨て駒として後藤勝基に嫁がされた四女・於葉の物語。
 於葉の目線で、緊迫感が溢れていて見事なストーリー展開。

 『無想の抜刀術』は、
 直家の幼少期から浦上宗景に仕え手柄を上げた頃のお話で、彼しか持っていない才と彼が犯した大罪のお話。
 語り口が絶妙で、ぐいぐいと読ませます。

 『貝あわせ』は、
 直家は乙子城の城主につき妻を迎え子宝に恵まれていた。
 信頼できる舅に支えられて苦難を乗り切っている。
 しかし主君の浦上宗景は直家に非常な命令を下す。
 このお話はラストシーンが凄まじいです。

 『ぐひんの鼻』は、
 浦上宗景の幕下で頭角を現す宇喜多直家。
 力をつける直家を取り除こうと宗景は策謀を巡らす。しかし……。
 味方が敵になり敵を味方にし味方を見殺しにし、状況はくるくる変わる。
 そんな過酷な中で誰もが謀をし腹に一物もっている。
 浦上宗景の視点で浦上宗景VS宇喜多直家を描いています。

 『松之丞の一太刀』は、
 直家の三女小梅との婚姻が決まった浦上宗景の長男・松之丞。
 この婚姻は浦上家の宇喜多家乗っ取りの意味を持っていた。
 しかし宇喜多直家に後継ぎとなる待望の男児が生まれる。
 宇喜多家乗っ取りの計画の神輿に担がれていた松之丞は……。
 このお話では松之丞の視点で宇喜多直家を描いています。

 「五逆の鼓」は、
 浦上宗景と骨肉の争いを繰り広げている浦上政宗。その家臣・江見河原源五郎が何故寝返り、直家の家臣になったのか? というお話。
 芸の道のお話でもあり、業のお話でもあります。
 江見河原源五郎が見た宇喜多直家のお話でラストで冒頭の『宇喜多の捨て嫁』と繋がり、輪を描いて閉じます。


 6つの異なる視点から宇喜多直家像が浮かんでくる仕掛けとなっています。 
 情念と怨念と執念と業が絡み合う。生き残ることに執念を燃やす人達の権謀術数の凄まじさ。
 宇喜多直家という人物は史実から判明していることを拾っていけばとんでもない悪人となるのだけれども、この作品は史実と史実の間を見事に突いて宇喜多直家という複雑怪奇な人物を見事に描いています。

 面白かったですよ。
 お勧めです。


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民主主義は最悪のシステムだ。しかしそれ以外のどのシステムよりもましだ。

2014年12月13日 12時24分56秒 | 案内、告知、宣伝


 明日は第47回衆院選の投票日ですね。

 与党にとっては政権交代後の政権運営の是非を問われる選挙。野党にとっては先の衆議院選挙後から今までの言動に審判が下される選挙です。
 大義があろうがなかろうが否応無しに今までしてきたことが秤にかけられます。

 皆様。投票にはいっておきましょう。
 私達は選挙で自分達の意志を示すことができます。
 共産主義国のような選挙の無い国ではありません。
 自分達の意思はきちんと示しておきましょう。

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