本日5月13日は、金閣寺の上棟式が行われた日で、ローマ教皇アレクサンデル6世がジロラモ・サヴォナローラを破門した日で、宮本武蔵と佐々木小次郎が巌流島で決闘をおこなったとされる日で、オーストラリア・ニューサウスウェールズに設けられたイギリスの流刑植民地に向けた最初の船が総督アーサー・フィリップに率いられてイギリスを出航した日で、日本初の地質調査報告書「山梨県地質取調報告」が内務省地理局地質課の和田維四郎により作成された日で、ブラジルで奴隷を解放する「黄金法」が議会を通過した日で、NHK放送技術研究所が国産テレビの試験電波発信を開始した日で、朝鮮人や中国人など総勢約200人がバッドや鉄棒を持って長崎警察署を包囲・襲撃して警察官1人が死亡し10人が重軽傷を負った長崎警察署襲撃事件が発生した日で、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がバチカン市内で狙撃されて重傷を負った日です。
本日も倉敷は晴れでありましたよ。
最高気温は二十八度。最低気温は十四度でありました。
明日は予報では倉敷は曇りのち晴れとなっております。
或る夜。友人宅で遊んでいた時のこと。
友人夫婦と友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者と一緒に私・狐は寛いでいたのです。
その最中に、友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者が私・狐におねだりしました。「なにかおはなしして」
おぉ。むちゃぶりだ。
お子様は時々むちゃぶりを仕掛けてきます。
お話かぁ……。お話をいきなりしろと言われてもなぁ。難しいですよ。orz。
しかし、お子様の要請にはできるだけ応えなければなりません。
狐 「今は昔、竹取の翁といふ者有りけり」
お子様 「ありけり?」
狐 「野山にまじりて竹を取りつつ萬のことに使ひけり。
名をば讃岐造となむ言ひける」
お子様 「なむなむ」
狐 「その竹の中にもと光る竹なむ一筋ありける。
怪しがり手寄りて見るに筒の中光りたり。
其れを見れば三寸ばかりなる人、いと美しうて居たり」
友人 「世紀末覇者っぽく」
狐 「翁は云った。『我、毎朝毎晩見ている竹の中にいるので分かった。我の子となるがよい』
そしてその子を掌の中に入れて家へ連れて帰った」
友人 「そこで蝋人形の館」
狐 「霧の立ち込む森の奥深く、少女を運ぶ謎の老人。
誰も知らぬ秘密の館。
生きたまま蝋人形の如く震えて眠れ。明日はもうないさ。
今夜もひとり生贄になる。
手足も口も動かぬままに。
身の毛もよだつ悪魔の芸術。
裸の少女に迫る惨劇。
窓に映る殺人儀式。
壁に飛び散る生き血の飛沫……」
友人 「そこでムスカ大佐」
狐 「幼女は亡びぬ! 何度でも甦るさ!」
友人 「元に戻して」
狐 「妻の嫗に預けて養はす。
美しきことかぎりなし。
いと幼ければ籠に入れて養ふ」
う~む。
何だかわけのわからないお話になってしまいました。
友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者がきゃっきゃと笑っていたので良しとしましょう。
友人の旦那様は何故かおろおろしていました。
聖飢魔Ⅱの「蝋人形の館」の歌詞はお子様には刺激が強すぎたでしょうか?
大丈夫ですよ。このくらいは。逞しく育てるのです。
友人は旦那様と仲が良くDNAを1/2引き継いだ小さき者もいて幸せそうです。
仲良きことは美しき哉。
何よりでございます。