昨日の夜は、映画『パンズ・ラビリンス』のDVDを観ていました。
主人公はスペイン内戦で両親を亡くした読書好きの少女・オフェリア。
オフェリアの母親が独裁政権軍の大尉・ヴェダルと再婚することになり、オフェリアは身重の母親と共にヴィダルが司令官として勤めている山の中の軍の砦に移り住む。
その砦はレジスタンスとの争いで戦闘状態にある。
義父であるヴィダルは冷酷な男で生まれてくる自分の息子は気にかけているがオフェリアには冷たく当たる。
母親は身重で砦までの長旅をして弱っている。
ある夜、オフェリアの前に妖精が現れる。
妖精の導きで砦の近くの森の奥にある迷宮に入り込むと、そこには迷宮の番人・パンと名乗る者がいて、オフェリアに「あなたこそは地底の王国の姫君だ」と言う。
そして「この迷宮が地底の王国の入り口で、貴女が姫君であると確かめるためには3つの試練を果たさねばならない」と告げる……。
監督は、ギレルモ・デル・トロ。
出演者は、イヴァナ・バケロ、ダグ・ジョーンズ、セルジ・ロペス、アリアドナ・ヒル、マリベル・ヴェルドゥ、アレックス・アングロ、マノロ・サロ、ロジェール・カサマジョール、など。
メキシコ・スペイン・アメリカ合作映画です。
鎮魂の為の映画。
亡くなった者の御霊を鎮め、遺族や悲しんでいる人達を慰める為の物語、かな?
お子様向けではなく大人向けのファンタジーです。
明るく楽しいファンタジーとかスカッとした終わり方などを期待していると衝撃を受けてしまうのでご注意されたし。
情け容赦はなく残酷でハッピーエンドではないけれども救いはあります。
暗く重たくて哀しいお話だけれども救いもあるファンタジー。
面白かったです。