狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

急速は事を破り、寧耐は事を成す。

2020年03月31日 23時52分44秒 | 季節の御挨拶
悪い時が過ぎれば良い時は必ず来る。
おしなべて、事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず静かに時の来るを待つ。
時を待つ心は春を待つ桜の姿と云えよう。
だが何もせずに待つ事は僥倖を待つに等しい。
静かに春を待つ桜は一瞬の休みもなく力を蓄えている。




 本日3月31日は、第六次対仏大同盟がパリに入城してナポレオン戦争が終結してナポレオンが捕えられた日で、アメリカと江戸幕府の間に日米和親条約が結ばれて下田・函館が通商港とされた日で、アメリカ合衆国がデンマーク領西インド諸島を2500万ドルで購入してヴァージン諸島と改称した日で、アメリカ映画製作配給業者協会が映画の検閲制度「ヘイズ・コード」を制定した日で、共産主義者同盟赤軍派が日本航空機よど号をハイジャックした日で、東欧の民主化とソ連の崩壊によってワルシャワ条約機構が軍事機能を完全に停止した日で、山一證券が自主廃業に伴い営業を終了した日です。

 本日も倉敷は雨がぱらりぱらりと降ったりやんだりしていましたよ。
 最高気温は十七度。最低気温は十度でありました。
 明日も予報では倉敷は雨となっております。お出かけの際はお気を付けくださいませ。



 今日で弥生も終わり。
 明日から卯月ですね。

 皆様。頑張れるお方は張り切って笑顔で頑張ってまいりましょう!
 そんな気になれないお方は、まずは美味しいものを食べてゆっくり休んで英気を養って下さいませ。休んで気力と体力を回復させておくことは重要です。

 明日から4月。
 いよいよ春本番です。
 春を満喫する気分ではないお方もいらっしゃるかもしれませんが、それでも周囲を見渡してみて下さい。
 多分、きっと、こっそりと春が貴方に微笑みかけてくれると思いますよ。


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中立の立場をとった場合、勝者にとっての敵となるばかりでなく、敗者からも助けてくれなかったという敵視を受けることとなる。

2020年03月31日 23時17分07秒 | その他の日記
 以下の文は、産経新聞の『高村氏 野党は「現実的平和主義」に戻るべき 安保法制4年』と題した記事の転載であります。


      『高村氏 野党は「現実的平和主義」に戻るべき 安保法制4年』

  集団的自衛権行使を限定的に認める安全保障関連法制が施行されてから29日で4年を迎えた。
  北朝鮮のミサイル開発など日本を取り巻く安保環境が厳しさを増す中、安保法制によって日本の防衛にあたる米軍と自衛隊の連携が強化され、抑止力は強まった。
  法案の策定作業を指揮した自民党の高村正彦憲法改正推進本部最高顧問に、改めて同法の効果などを聞いた。

 「やっておいて本当に良かった」というのが率直な感想だ。
 トランプ米大統領は2016年の米大統領選で、「アメリカは日本を守る。日本は米国を守らない。不公平だ。どうしても守ってくれというなら、在日米軍の駐留経費を全部出せ」などと、いわゆる日本の「安保ただ乗り論」に基づく主張を展開した。
 もし安保法制がなければ、日米同盟に致命傷を与えるところだった。
 安保法制を作っていたから、集団的自衛権の限定的な容認であっても、米国が本当に守ってほしいところは守れるようになった。
 「本当に守ってほしいところ」とは、例えば日本周辺で日本の平和と安全に重要な影響を及ぼすような事態が起こっているときに、米艦船がどこかの国に攻撃されるようなケースだ。
 こうしたことを、安倍晋三首相や米国のプロの軍人や国務省、国防総省の担当者がトランプ氏に説明した結果、「安保ただ乗り論」を体現するようなトランプ氏が大統領になっても、今まで以上に日米同盟は堅固になった。
 普段の訓練の中でも、海上自衛隊の艦船が米空母のエスコートもできるようになった。
 その姿がはっきりと抑止力になっている。
 北朝鮮も「日本に手を出せば米国にたたき潰される」という現実を、最大の抑止力として受け止めている。
 北朝鮮のような現実的脅威がある中で、安保法制をやった価値は大きい。

 中国は、十数年前まで日本と同じ防衛費だったのが、瞬く間に日本の数倍になり、毎年すごいスピードで増やしている。
 中国は日米同盟があることで現実の脅威にならずに懸念で止まっている。
 中国はそれなりに合理的な選択をする国だ。
 だが、彼我の力の差があまりにつきすぎ、日米同盟がなくなってしまったら、中国の指導者が国策を誤らないとも限らない。
 日米同盟が正常にあることで、中国が「脅威」にならずに済むのだ。
 わが国を侵略する能力のある国が、侵略する意図を持っていたら脅威になる。
 だから日米同盟が堅固であることが重要なのだ。
 世の中では、個別的自衛権=自衛、集団的自衛権=他衛、とすっきり割り切れると思っている人もいるが、国際的定義からいって「自国防衛のための集団的自衛権」は当然ある。
 これが、集団的自衛権の「限定容認」だ。
 自国防衛のためだから、中南米の某国と戦う米軍を助けたり、米軍とともにイスラム国(IS)と戦ったり出来ない。
 野党は法案に激しく反対した。
 今となれば、腹の中では安保法制を施行したことに感謝する野党の有力政治家も多いのではないか。
 もし感謝していなければ、それこそ悲劇的なことだ。

 あの当時、私は「3人の憲法学者の発言は、今の自民党に塗炭の苦しみを与えているが、将来その100倍もの苦しみを野党に与え続ける」と予言していた。
 主要野党が一時の行きがかりを捨て、早く「現実的平和主義」に戻ってもらいたい。
 遅れれば、二度と政権につけないのではないか。
 私は野党の心ある人たちのために心配している。

 憲法9条に自衛隊を明記する自民党の憲法改正案では、(戦争放棄を定めた)9条1項と(戦力不保持や交戦権否定を定めた)同2項はそのまま維持する。
 自民党の改憲案は「集団的自衛権を丸々認める」という話とは一切関係ない。
 2項を維持する以上、自衛隊の任務や役割は何も変わらない。
 いざというとき、命をかけて戦う自衛隊員には、名誉と誇りが絶対必要だ。
 自民党の改憲案は、安保法制で整理した自衛隊の任務と権限の範囲は変えない範囲で、その存在を憲法に書き込み、合憲・違憲論争に終止符を打つためのものだ。
 安保法制の制定時、現行憲法下で何ができるかギリギリまで議論し、法案に取り入れた。
 その枠組みは変わらない。
                                 転載終わり。


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『変身』/フランツ・カフカ

2020年03月31日 22時40分57秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、お布団の中でうつらうつらしながらフランツ・カフカの小説『変身』を読んでおりました。

 グレゴール・ザムザは、布地の販売員をしている。
 ある朝、自室のベットで目覚めると彼は巨大な虫になっていることに気が付く。
 そのことに戸惑いながらも彼はもう少し寝ようと試みる。しかしいつもの態勢を取ることが出来ないので寝付けない。
 その日は出張旅行の当日で、彼はベットの中で今の仕事の不満を募らせる。
 しかし、両親には商売の失敗によって多額の借金があるのでそれを返すまでは辞めるわけにはいかない。

 ふと時計を見ると、出張旅行のための出発時間をとっくに過ぎている。
 心配する家族の者がドア越しにグレゴールに声をかける。
 グレゴールが何とか体を動かしてベットから這い出ようとしているうちにグレゴールの様子を見に店の支配人がやってきた……。


 超有名な小説です。
 多くの人によって様々な考証がなされている小説です。
 不条理を描いた作品です。

 そのことを重々分かった上で基本的にはボケ属性に属する私・狐がこの作品について少し述べてみよう。というのが今回の記事の趣旨であります。
 どうかどうか「愚か者が何か述べておるわい」と嗤いながらお読みくださったならば幸いにございます。
 それでは、以下の文を御笑読くださませ。





 主人公はボケ属性の人なのです。

 物語の冒頭で主人公は朝に目が覚めた時に薄気味悪い虫に変身している。インパクトが特大の出オチです。
 目が覚めて自分が虫になっていたならばツッコミ属性の人ならば必ず「何でやねん!」と自分にツッコむことでしょう。そして自分が虫に変身していることに大騒ぎするはずです。
 しかし主人公は目が覚めた時に自分が薄気味悪い虫に変身しているにもかかわらず、再び寝ようとするのです。読者はここでまずツッコむはずです。「何でやねん!」と。
 さらに主人公はベットの中で自分のお仕事について愚痴を述べるのです。虫に変身するという大ボケにさらにボケをかぶせてきています。読者はここでもツッコむはずです。「そんなことを心配してる場合ちゃうやろ!」と。
 
 この物語では主人公はひたすらボケを連発しているのです。
 その主人公のボケにこの物語ではきちんとツッコミを入れる人がいません。ほとんどの登場人物が主人公のボケにさらにボケをかぶせてきます。
 では、誰がツッコむのでしょうか?
 それはこの物語を読んでいる人の役目となるのです。

 カフカの「変身」とは、物語の冒頭で主人公は朝に目が覚めた時に薄気味悪い虫に変身しているというインパクトが特大の出オチで始まる物語を引っ張って延々と登場人物達がボケ倒す物語なのです。



 という説を述べたら多くの人に文学に対する侮辱であると怒られるかなぁ?
 でも、私も基本的にはボケ属性の人なので、もしカフカの「変身」で読書感想文を書かねばならぬとしたならば主人公はボケ属性の人であるという説を展開して書くだろうなぁ。多分。
 そして先生に「何でやねん!」とツッコまれることをわくわくしながら待つことでしょう。


 
 てなことを考えながら、昨夜はぱらぱらりと読み返しておりました。
 面白かったですよ。

コメント (4)
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「教養」の底力とはリンク能力にあるが、そもそもリンクする為の「専門」コアがなければ、リンクを張る楽しさも難しさも実感できない。

2020年03月31日 20時16分05秒 | 知人、友人に関する日記

 友人B宅での酒宴にお呼ばれした時のこと。
 友人Aが突然言いました。
 友人A「突然ですが昔話をします!」
 友人B「いえ~い!」
 私・狐「いえ~い!」

 友人A「私が大学生だった頃のお話。
      獣医学部に在籍していた私は、宇宙物理学の講義が獣医学部の必修科目となっていたので宇宙物理学の授業を受けていた。
      ある日、私と同じく獣医学部に在籍していたある生徒が宇宙物理学の講義中に無礼にも教授の講義を遮って質問した。
      『何で獣医学部の人間が宇宙物理学を学ばないといけないんですか?」
      教授は『動物達の命を救う為だ』と答えて講義を続けた。
      数分後。同じ生徒がまたしても教授の講義を遮って質問をした。
      『どのようにして宇宙物理学で動物達の命を救えるんですか?』
      すると教授はこう答えた。
      『物理学の講義は、君のような無礼で自分の頭で物事を考えない自分で答えを出さない出来の悪い頭の悪い要領の悪い人の話を聞かない学問が嫌いな生徒を獣医学部から追い出せるからだよ』」

 友人B「おぅ! いえ~い! 文系だったから微分・積分とはおさらばだ、と思っていたら大学では文系でも微分・積分をばりばりに使うのを知ってビビったのを思い出しちゃったよ!」
 私・狐「おぅ! いえ~い! 大学時代はすかぽんたんだったからそんな小話は怖いよぉ~」
 友人A「諸君。ビビる必要も恐れる必要もない。どんな講義であれテストで満点を取ればよいのだよ。はっは~」
 友人B「ぐぬぬ」
 私・狐「ぐぬぬ」



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幽か漂う気配と柔らかな風

2020年03月31日 10時38分27秒 | 休日の日記
 本日は私はお仕事がお休みの日であります。
 今日は何も予定を入れていません。
 なので、これから思う存分お部屋の中でごろんごろんするか、車に乗ってひとっ走りドライブに出かけるか、迷っているところなのでございます。
 ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な? 

 では皆様。
 素敵な火曜日をお過ごしくださいませ。


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