3/2(火)、イオンシネマ新潟西で「イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社」を観てきました。
予告編はこちら。
世界を裏から支配しているという陰謀論も絶えない秘密結社イルミナティに、研究家や有識者達の貴重な証言や資料、再現映像で迫ったドキュメンタリー。
キャッチコピーは「観ると消される」と煽りまくりだけど、意外にも(?)内容は真面目な作りの映画でした。
1776年ドイツ、当時はイエズス会が権威を持ち知識も独占していたから、それに対抗してイルミナティが生まれたという話はなるほどと思わせられるものがありました。
また、イルミナティとフリーメイソンの違いや関係とかもよく分かっていなかったのですが、まさかフリーメイソンにイルミナティが潜り込んで会員を増やすのに利用していたという話には驚きました。
それにしても、欲望を制御して知恵と自由を獲得するというイルミナティの教えは、それだけ聞くといいことじゃんって気もするけど、その教えを守るために様々な秘密の儀式や階級が作られ極秘に代々受け継がれていったと聞くと、やっぱり胡散臭いなと思わずにはいられませんでしたね。
映画の中では階級が上がっていくごとにどんな儀式を体験するのかという、それ知って誰が得するんだ!(なんてツッコミ、こんな映画を見に来てる時点で言う資格はない。笑)という様子を細かく再現してくれるので、本当に極秘の世界を見てしまったような不気味さが凄かったですね。
最後に、専門家や有識者達はイルミナティは今はもう存在していない、陰謀論なんてあり得ないと語るのですが、イルミナティ無き今も様々な分野にイルミナティの影響力が今も根強く残っているのもまた事実らしいのです。
そう考えると、陰謀論なんてあり得ないと語る彼らの言葉自体を信じていいのだろうか?と胡散臭く思えてくるのもまたイルミナティなのですよね…
そしてこれはまとめというか、僕がこの映画を観た上で一番強く思ったことなのですが、人類の知恵とか発展とか立派なこと言うくせに、金持ちの特権階級の白人だけで集まって知識を秘密にするという、世の中を見下してる感じとか、極秘に怪しい儀式まで作り出して全員がマジになってる感じの究極の内輪ノリとか、なんかねえ…本気でムカつくんですよね!
内輪ノリとか上から目線とか特権意識とか選民思想とかマジで嫌いな自分に気付きましたね…「偉そうなやつ、大体嫌い」ってヤツですよ!
本気で人類の発展を願っているなら人種も国境も経済格差も関係なく全人類の平和のために分かりやすく届くようなことしろよ!って思ってしまうんですよね。
しかし、実際は一部の金持ちの特権階級だけが全人類を経済的にも政治的にも牛耳っていて嫌な世界ですね…って思っちゃうんですが、これは陰謀論ではないですよね!