糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

常識・非常識

2012-07-02 | 雑想

 小沢氏が民主党に50人分の離党届を提出、新党を結成するのだとか。ジムで筋トレをしていて、テレビニュースで知りました。

 「やっぱりな」というのが第一印象でした。

 日本共産党と他党との決定的な違いはこういうところにも現れています。

 自民党であれ民主党であれ、その他の政党であれ、つまりは日本共産党以外の政党は、社会のシステムを資本主義の枠内だけで捉え、その範囲でしかモノを考えられません。なかには特殊な宗教観に基づく社会を目指すところもあるようですが、「政教分離の原則」から言えばナンセンスというほかありません。このことは、資本主義の持っている構造的な欠陥(恐慌や搾取の仕組みなど)に伴う問題を根本的に解決する術を持ち得ないことを意味します。

 日本共産党は、資本主義のシステムを乗り越えた社会=社会主義・共産主義の社会を展望しています。ですから、資本主義の常識にとらわれる事なく、豊かな考え方ができます。

 さて、日本共産党のいう「社会主義・共産主義」というのは、現在大多数の皆さんが恐らく抱いているであろうイメージ(中国とか旧ソ連とか)とは全く違うものだということはここに明記しておきます。

 日本共産党のめざす社会主義・共産主義社会は、民主主義の徹底が大前提です。ですから、「一党独裁」など望みませんし、官僚主義とも無縁です。日本共産党が常に国民、庶民の立場でモノを言えるのは、言うなれば、社会主義・共産主義社会を展望しているからこそなんですよ。もちろん、急に社会主義化するなんて考えてません。資本主義の枠内でもできる改善は多々あります。

 小沢「一派」が政党を立ち上げたとて、それは結局民主、自民による二大政党の破綻の受け皿に過ぎず、それはつまり、「だれが財界の言う事を聞くか」ということでしかありません。その証拠に、彼は消費税増税に「今回は」反対しましたが、時期を見てイケルとなれば必ず消費税増税を行います。必ずです。

 とりもなおさず、彼自身、ずっと企業献金を受け取り、政党助成金を受け取る政党に身を置いてきたのですから、財界の言うことには逆らえないのです。

 

 長くなっちゃいましたが、人気取りとか、票のためにみなさんに都合の良い話しをするのとは、日本共産党の主張は根本的に違うことをご理解いただけると有り難いです。