今日は旧群馬町の国府地域で、党支部や支持者のみなさんと語らいました。
学校給食のパンを作っている工場の方や農家のみなさんのリアルな声をうかがう事ができました。
「大型店舗が町にやって来て、個人経営の豆腐屋や農家は『そこに納入できればいい』と思っていたが、出店料などのハードルが高く、思うようにならなかった」
「大型店舗の向こうを張るような取り組みが農家にも必要だと思う」といった声や、本当に自分たちの直売所を作ろうとしている若い農家の集団のとりくみなどの紹介もされました。
今、農業の置かれている状況は逼迫しています。なにしろ食料自給率は39%程度なのに、TPPへの参加が言われています。まともに、真っ正直に農業をすれば損をする。そんな時代です。
食料自給率を引き上げるためにTPPへの参加阻止は当然のことですが、じゃあ商業としてビジネス化することが農業の活性化につながるかといえば、そうはなりません。
今、この状況を打開するために、農家が手を組んでいろいろと商業的な取り組みをする事を否定はしませんが、結局それらの競争によって、ふるい落とされ、廃業する農家も出るはず。これでは根本的な解決にはなりません。
農業を日本の基幹産業として位置づけ、農業で食って行けるよう守り育てる事が大切なはず。今の若い人たちもそうですが、生活基盤が安定することが、その後の発展には必要不可欠な要素なんです。
そういった点をお話しして、「金持ち・大企業優先とアメリカいいなりの政治を続けて行くのか、私たちの声が反映される政治に変えるのか、とても分かりやすい情勢です。『今度は日本共産党』と言える情勢です」と話しました。
ひととおり終わって、帰ろうとすると、ネギやトウモロコシ、インゲンなど、お野菜をたくさんいただきました。どれも美味しそうです。
私自身は、植物を育てるのはどうにもダメで、こうして農業をされている方をいつも尊敬してるんです。だって、自分で食べ物を作れるんですよ。最強ですよね。
大変な境遇の中、それでも農業に誇りを持って従事し、農作物を提供してくださっているすべての農家のみなさんに心から敬意を表します。