宗教って
2012-07-19 | 日記
青年の科学的社会主義の学習、みんな楽しそうで良いことです。
今回は補論として宗教とは何かを学びました。
エンゲルスの「反デューリング論」やマルクス「資本論」からの引用文に戸惑いつつ、宗教の変化などについて意見を交換しました。
とある宗教の勧誘...とまでは言いませんが、宗教団体の発行している冊子や新聞の勧誘を受ける事があります。話をすると、「信じる、信じない」の話になるのですが、そうなると、それこそ話にならなくなってしまいます。「信じる」ということは客観的な尺度にはなり得ないからです。
しかし、誤解をされている方が多いかもしれませんが、日本共産党は、思想信条、信仰の自由を妨げるものはありません。「唯物論の立場に立つから神仏を信仰しない」ということと、個人の信仰は別物です。
私自身、信仰しているものはありませんが、日本古来の「八百万(やおよろず)の神」って、道徳を子どもに教える上で役に立つと思いましたし、嫌いではありません。
宗教と言えば、故手塚治虫氏の「火の鳥」に、宗教をテーマに扱った話があります。仏教が権力によって全国に布教される時期...聖武天皇の時代でしょうか、「外来種」である仏教と、「在来種」である産土神たちのたたかいを背景に、宗教と権力が結びつく動機などを描いているのですが、主人公の生き様なども面白い設定で、「火の鳥」のなかでも大好きな話の一つです。
今の宗教は「科学」の衣をまとって、巧妙に人々の心に入ってきます。宗教全てを否定するつもりはありませんが、信じるか否かが基準となる宗教と、決してそうであってはならない政治とをごっちゃにしてはならないと思います。