糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

日本共産党の精神

2012-07-26 | 日記

 最近よく演説会などで語られるのは、「立党の精神」です。国民によりそい、国民の苦難軽減のために力を尽くすというのがそれ。

 今日、石巻での新入党者のつどいでの、現地の新入党員のあいさつと、市田書記局長のあいさつを編集したDVDを青年支部で見ました。

 みなさん、津波の被害に遭って途方に暮れながら、それでも生きて行こうと思ったとき、災害救援にとりくむ日本共産党の姿にふれて、「自分も」と入党を決意された方が多いのですが、大切なのは、「恩返し」が動機であっても、それだけで党活動をしているのではなく、自分がこの社会のなかでどう生きるか、その生き方を主体的に考えて入党され、活動されていることがよく分かります。

 

 戦前、天皇絶対の思想統制と軍国主義の世にあって、苛烈な弾圧にあいながら戦争反対と国民主権を訴え続けた日本共産党。もし、この当時の諸先輩型が、社会発展の展望を失い、この運動をやめていたら、戦争が終わった後の日本の民主主義がここまで発展していたかどうか。

 

 常々書いていることですが、日本共産党の政策は、単なる人気取りのためのリップサービスではありません。どんな社会を目指し、そこへ向かってどのように政治をすすめていくのか、その基本となる考え方をしっかり持っているのです。

 ですから、単純な多数派の論理で行動しているわけでもないのです。「公務員の給料減らせ」とか、「議員定数を減らせ」とかいうご意見をうかがう事も多いのですが、それは、やはり本来進むべき方向とはやり方がちがうのです。

 公務員の給料が高いなら、民間の給料が上がるようにすべきです。その方が前向きで、みんなが喜べる方向だとは思いませんか?

 議員定数を減らせば、国民の死票が増えることに。つまりは少数意見は反映されず、多様な意見が国政に届かなくなることになります。これは民主主義とは相容れないやり方でしょ?

 

 ですから、感情的に「公務員の給料減らせ」「議員定数削れ」というご意見もわかりますが、日本共産党は、それらには反対しているのです。

 

 国民のくらしと命を守ろうとする精神こそ、日本共産党の精神であり、裏も表もない政策の源といえます。ただ優しいのではなく、国民の苦難軽減こそが、私たちのめざす社会への発展につながってるんですねえ。

 

 市田忠義書記局長の言い方を借りて、「応援してくれることは有り難いのですが、どうか一緒にグラウンドに立って、私たちと一緒にプレイしましょう」。


励まされます

2012-07-25 | 日記

 富岡市議の泉部敏雄さんと一緒に宣伝を行いました。

 「今日は住宅地を中心に」とのことで、住宅がたくさんあるところで、街頭から政策をお話ししました。

 

 前回はスーパーなど、人の集まる所を中心にやったので、それなりに反応がありましたが、住宅地ではどうだろうと思いつつ、住宅地を転々としました。

 おもしろいことに、どの場所でも、家の裏庭やバルコニーで洗濯物を干したりしながら聴いてくださる方や、自転車で通りすがりに手を振ってくださる方などの反応がありました。

 演説を終えると、まずは声をかけに走ります。

 「ほんとに今の政治はどうしようもないね」と、笑顔で激励してくださる方もいました。庭で座り込んでずっと何やら作業をなさっていた方が、演説を終えると拍手をしてくださり、「あ、聴いてくれてた!」とばかり、すぐに駆け寄ってご挨拶をすると、「わたしゃ前から共産党を応援してたんだ」と言ってくださいました。「何か困った事があれば、すぐに駆けつけてきてくれる。言ったことと行動が同じ。他の議員は調子のいいことは言うが、相談には乗ってくれない」とも。

 

 地方議員のみなさんの、日頃の活動が信頼を強めていることを実感しました。こうした内外の人たちの激励を受けると本当にはげまされます。

 


TPPと暮らし

2012-07-24 | 雑想

 TPP参加の是非について、お医者さんと意見を交換しました。

 その方は、「TPPには参加すべきだと思う」というご意見。私は当然参加反対の立場です。これまでJAの組合長さんとの懇談や農家の方と対話をしてきましたが、だれからも参加肯定のご意見は出た事がありませんでした。

 どんな風に考えていらっしゃるのか、その思いを訊いてみると、「農業がもっとも影響を受けると思うが、農業ばかりが保護されているいま、国際競争くらいさせないと」というのです。一方医療については、公的保険がなしくずしにされることに懸念があるとの話。「条件などは日本がもっとアメリカに対しても堂々ともの言えば良いこと」とも。

 「医療分野では不利を被るのでいやだが、農業ではTPP参加を肯定」というふうに聞こえました。

 食料自給率の問題や、農地の差などから最初からレースにならないこと、事実上アメリカのルールでコトがすすめられることなどを話したのですが、納得していただけません。

 

 話をしているうちに、どうも農業政策の現状に対する誤解もあるようでした。あまりこのことばかりで意見交換をする場ではありませんでしたので、そのうち話題を移しましたが、私の方は、やはり気になりました。

 

 TPP参加の是非以前に、農業の資本の論理の導入によって、農業は大変な状況におかれています。「ずっとこれまでどおりの農業で良いわけがない」と言われましたが、その根拠はわかりません。私自身は、農業が利潤追求と自由競争にさらされれば、「商売的に」淘汰されることが考えられますよね?それでいいのでしょうか?どうしてもそれで良いは私には思えません。この上TPP参加なんてことになれば、農業が壊滅するのは目に見えています。

 「ブランド力」を口実にして、「日本の農業も競争できる」と言いますが、日本の農作物を、日本の住民が買えなくなるようではそれこそお話になりません。それでなくても、苦しい生活のなか、安い品物を買わざるを得ない人々にとっては、TPP参加によって、安全性が疑わしい海外からの輸入農作物を買わざるを得なくなります。

 いま必要なのは、こういう農業にムチを打つことではなく、農業が続けられるようにすること、担い手を増やして、食料自給率を伸ばすことではないでしょうか。現状で食料自給率39%なんて、どう考えてもまともではありません。

 

 国民のふところをあたためて、消費活動を活発にすることも必要です。くらしの基盤が安定することがそのための前提条件となりますが、そうなることで、日常的に国産の農産物を買うという選択も可能になります。TPP、やっぱり邪魔です。

 

 医療や労働なども大きな問題があるTPP。これらについては、また折に触れて。

 

 


好きなもの その2

2012-07-23 | 雑想

 あまり政治や政策のことばかりでも息がつまるでしょう。私が(笑)。

 前にも好きなものというテーマでちょっと書きました。カメラの話が中心だったと思います。今回は自転車で。

 私が小中学生のころは、マウンテンバイクのような自転車はまだ本格的に日本に入っておらず、高級スポーツ車と言えばロードバイク、そうでなければランドナーとかキャンピングなどのツーリング車のことで、どれもドロップハンドルでした。

 私自身は、子どもの頃からの「究極の自転車」としての憧れが強く、ドロップハンドルそのものも好きで、ロードバイクに乗っています。マウンテンバイクも一時期所有したのですが、気持ちよく走る快感はロードバイクに遠く及ばず、戻りました。ただし、ストイックに「速さ」とか「坂」を追求するようなタイプではなく、レースも、遥か昔に一度出ただけ。「とりあえず気持ちよく速くかっこよく」という、子どもの頃そのままの動機で乗っている気がします。

 

 でも、自転車好きの人と話していて、だいたい共通するのは、幼少の頃、自転車に乗って走ればどこへでも行ける、最強の武器というか、「相棒」のような思いを持った記憶があることでしょうか。実際、友達の家に遊びに行ったり、なんとなくふらふらと走り回ったり、「自転車が好き」という自覚もないくらい身近だったような気がします。

 

 とはいえ、最近は乗る機会が減り、速く走るのも体が少々ついてこれなくなってきています。実は、今注目しているのはランドナーなどのツーリング車だったりします。最小限の荷物を積んでキャンプとか、やりたいなあ~....。

 

 

 あ、逃避とかそういうのではありませんので。念のため。


信頼関係

2012-07-22 | 日記

 以前ご購読くださっていた方のお宅へ、地域の議員や党員の方と一緒におうかがいし、しんぶん赤旗のご購読をお願いにまわりました。

 消費税やTPP、原発の問題、どれをとっても民意を反映していない事などをお話すると、「二日前に介護保険の通知が来た。また上がってた。このうえ消費税の増税だの電力料金の値上げだの、たまったもんじゃない」と怒りをあらわにされます。

 そういう思いが政治に届かないのがもどかしい様子もよくわかります。こういう方は、「まったく政治家なんてものはどいつもこいつもまともなのがいない」とおっしゃいます。

 

 こういうときこそ、「日本共産党以外は」と言ってほしいのですが、そうもいきません。こういうときだけ、日本共産党も一緒にされがちなんですよね。で、だいたい私が「日本共産党を一緒にしないで」というのです。

 でも、政治家にまとものなのがいないというのは、ホントの本音。なにしろ候補者を目の前にして言うのですから。

 日本共産党は、政党助成金も受け取っていないし、大企業からの献金も受け取りません。最近は、党の演説を聞いたりすると、「企業の方も献金したがらない」と冗談まじりに言いますが、仮に企業が「献金するよ」とお金を持ってきても、日本共産党は受け取りませんよ。当然のことです。

 

 こういうときこそ日本共産党が「他とは違う」ところを存分に語れるチャンス。国民の立場に根をおろして最後までがんばれる唯一の政党であることをアピールすると、それなりに評価してくださいます。

 

 民自公3党のみなさんは、いまこうして有権者の面前に出て、堂々と党のアピールができるんでしょうか。どうやってるんでしょうか。不思議です。