「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

編集長『MASH』vs『スターマン★アルチ』テニス対決!『 Never Ending Tour ! 2025』(第1戦) まさか⁉︎ 大会初の結果に…

2025-01-31 10:47:02 | テニス対決!『 Never Ending Tour ! 2024~』

年が明けてもテニス対決は続く!2025年の第1戦が久々に『藤沢市西浜テニスコート』で開催されたぞ!そして、今回は結論から書く!大会初のドローでR!詳しく書いていこう。

第1セットは『いつも通りの展開』で、力の差を見せつけ『6-1』で俺が取った。しかし、波乱はココからだ。コートチェンジをした第2セットの瞬間・・・「太陽が眩し過ぎて見えない!」のだ。実は俺の目は『太陽光に凄く弱い体質』なのだ。サングラスを手放せない理由はソコにあるのだが、そのサングラスに帽子まで被っているというのに、ボールが全く見えないのだ。

サービス時のトスも全く見えず、サイドサーブを打つしかなかった・・・当然『スターマンは強いボールを返してくる!』わけだが、それがまた見えない!どうにもならず『2-6』でこのセットを落とし、フルセットになった。

第3セットは『じゃんけん』でコートを選ぶルールなのだが、このじゃんけんに負けた俺・・・万事休すか?しかし何とか粘り『3-3』の時点でタイムアップ!辛くもドローといった感じだった。

いやぁ、「とにかくボールが見えなきゃ打てませんよ!」と言いたいね。今後このコートでの同時間は予約を入れないことに決まり、次戦を待つ俺達でR!

今日はココまで!

【2025年の戦績】

MASH 『1戦1引き分け』(3セット中1セット奪取1セット未成立)

スターマン『1戦1引き分け』(3セット中1セット奪取1セット未成立)

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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人気者『モリタク』こと『森永卓郎』氏が逝った・・・哀しみのブルース

2025-01-30 20:57:02 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

一昨日28日、経済アナリストであり、お茶の間にも深く入り込んでいた人気者『モリタク』こと『森永卓郎』氏が逝った・・・。

亡くなる寸前まで日々ニッポン放送の朝番組『あなたとハッピー』に出演し、独自のトークや解説、ギター弾き語りで歌の披露までをも含め「素晴らしいエンターティナーだった!」と深く感銘を受けていた俺であり、彼の経済理論や資本主義への警鐘は、まさに俺の意見を代弁してくれているようで勝手に応援もしていたのだ。

以前、大阪での『ハウリンメガネ』との編集会議時に経済議論となった際「じゃぁ国の借金はどうすんのよ?」と俺が言った時「いや、色々勉強したんですが、あれは全然大丈夫な話なんですよ!」と彼は言ったのだ。「おお、そうなんだよ!国債をジャンジャン出しても実は全然この国の経済って平気なんだよね!」と、急に俺も彼に同調し議論はスタートしたのだった。

実はコレにはワケがある。この手の話は「相手がどこまで勉強しているのか?」で先行きは変わってしまうから、俺でさえ出だしは慎重に行くのだ。テレビや新聞では与党の言い分をそのまま伝えるから『この国は借金が多く、これ以上、若い世代への先送りは出来ない!』と信じ切っている人が多い・・・。恐らくメガネはこの情報に対して「何か変だぞ!」と思ったのだろう。そしてその先に有る『専門書籍』などで深く読んで勉強したのは明白だ。実際に彼は「いやぁ、俺もちょっと経済を勉強していて・・・」と言っていたことを思い出す。

俺は「さすが副編集長!」と思いつつ、編集会議そっちのけで『国債発行や財務省の経済手法』について永遠と話し込んでしまったのであった。以前『ギリシャが財政破綻してしまった』辺りから、俺も「日本は大丈夫なのか?」と思い、色々と勉強を始めたクチである。そこでピタッと来ていたのが『森永氏』の発言や書籍でもあった。彼はマニアでコレクターでもあるので、そこもピタッと来ていたんだがね・・・。

彼はガン告知以降、昨年だけで10冊以上という『怒涛の出版ラッシュ』を経て逝ったわけなのだが、その中でも『ザイム真理教』『書いてはいけない』がベストセラーとなり、彼の総集編と見て良い書籍だろうが、俺としては2020年に出された『グローバル資本主義の終わりとガンディーの経済学』こそが『みんなの扉を開く素晴らしい名著』だと思っている。

俺は昔から『フクシマン』に送っている手紙の中などでも、勝手に『行き過ぎた資本主義』を嘆いて、批判して来たので『編集部内では理解されている思想』なのだが、読者諸君には無理解であろう。そんな俺の思想を見事に、そして具体的に分かり易く書いて頂いたのが本著である。

特に巻末の『MMT!』。おっと多くのビートルマニア読者から見れば『マジカルミステリーツアー』の略と見えるだろうが違うぞ!『MMT(現代貨幣理論)』のことであり、コレについての解説こそ読んで頂きたい!『国の国債』や『国の借金』そして『日本経済』の対処法などが詳しく書かれているからこそ、なのだ!

そして、この本では昨年、念願叶い出された寓話集『余命4ヶ月からの寓話』について『あとがき』では既に「将来は寓話集を出す」という強い気持ちと共に、一編の寓話が書き下ろされているのである。彼の死に改めて手に取り読んだ。実に感動的である・・・。

『あなたとハッピー』MCの『垣花氏』と共に熱烈な『ベイスターズ・ファン』でも有った『モリタク』。チャーリー・ワッツ、フィル・レッシュそしてガース・ハドソンの死でも涙を流すことが無かった俺なのだが、こと『モリタク』の死では泣かずにはいられなかった・・・

俺も大きな影響を受け、大好きな人であった。
「世の中が少しだけ寂しくなる・・・」ご冥福をお祈りしたい。

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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フクシマン土屋の『Born to run!』今日も俺は走るだけ!」 VOL,55 ランニングの失敗から学ぶ楽しさ 股関節を痛めたフクシマンの教訓

2025-01-29 09:01:39 | 『フクシマン土屋』コラム集

こんにちは、ランニング仲間の皆さん!

「フクシマン土屋」です!

先日、久しぶりにやらかしました。ちょっと無理をして走り過ぎてしまい、自分のウィークポイントである右側股関節を痛めてしまいました。本当は楽しむために続けているランニングなのに、自分で無理をして、身体に負担をかけてしまいました。

只今、たまたま仕事が忙しくて、家には風呂に入って寝に帰るだけ。そんな状況が続いています。こうなると走っていない焦り、週の目標も月間走行距離もまったく走れてなく、焦りばかりが募ります。

そして、休日にまとめて取り戻そうと無理をしてしまったわけです…。

これまでの経験から、焦りからとる行動は必ず失敗します。でも、そのおかげで大事なことに改めて気がつくんです。

ランニングって「失敗も含めて楽しむスポーツ」だということ。

走る距離を間違えたり、ペース配分をミスったり、最初に思ったような結果が出なかったりすることって、実は誰にでもありますよね。

そんな時、「なんで出来なかったんだろう」って落ち込むのも大切なステップですが、その失敗が自分を少しずつ強くしてくれるんですね。

例えば、今回のように無理をしたらどうなるかを身体で覚えると、次は「どんなペースで走ったらいいか」を考えられるようになる。

暑さや寒さに対応できなかった時は、「ウェアの選び方」という新しいテーマが生まれる。全部、次の挑戦へのヒントにつながるんです。そして何より、そうした失敗があると、走ることそのものがますます楽しく思えるんですよね。

「次はどうしよう、ああしてみよう」「前より少しでもラクに走りたい、工夫できることはないかな」と自然に思えるようになるから、不思議なものです。そう!ランニングは完璧でなくてもいいんです。

ちょっと失敗しても、それを次に活かせる自由なスポーツだからこそ、楽しく続けられる。だから、これからも失敗を恐れず、一緒に走っていきましょう!

『Born to run!』今日も俺は走るだけ!を読んでくれてありがとうございます。

「楽しく走って健康に!」

フクシマンも、あなたのレベルアップを応援しております。

それでは、良いランニングを!

<フクシマン土屋 筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,55 (2025年1月28日発行) ジェフ・ベックで来い!

2025-01-28 09:09:11 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

うーん……ジェフ・ベック(マンダムのCM風にお読み下さい)

はい。毎度毎度似たような入りで「何回やれば気が済むんだこの野郎!」と仰っしゃりたくなる向きも居られましょうが、金太郎飴、ないしロックギターにおけるペンタトニックスケールのようなもんだと思って堪えてつかぁさい。

先週土曜の『メガネの遠吠え』にて触れた通り、マイ・ニュー・ギターであるメイビス製ストラトキャスタータイプの試運転に躍起になっている今日この頃。

ようやくこいつからドライブサウンドを引き出すコツが見えてまいりまして、ついついペンタトニックでグイグイとロックなフレーズを弾いてしまっているのです(と、冒頭のネタがマンネリ化している言い訳を無理を承知でしてみる私であります)

こうなるとギターの色味(サーフ・グリーン・フィニッシュ)も相まってついついジェフ・ベックの音を思い浮かべながら弾いてしまうのが人情というもの。

お誂え向きにこのメイビス、半音下げチューニングと相性がよく、晩年のジェフのライブのような音によく合うのです(アームがないのが痛し痒しだがまあよかろ)

そんな音で『哀しみの恋人たち』『迷信』『アナザー・プレイス』なんかを弾いていると、(しっかしジェフ・ベックって人はマーシャルとストラトだけでよくあんだけ色んな音を出したもんだよな……)と、しみじみ思うと同時に、俺なんぞまだまだ若輩者よ、とフツフツとギターへの熱意が静かに滾る一月の夜なのであります(なお、冒頭写真で私が持っているのはつい先日、1月21日に発売されたギターマガジンのジェフ・ベック特集ムック。タブ譜の類はないが、過去のギタマガに掲載されたジェフのインタビューでみっちり埋め尽くされており、彼のサウンド遍歴とそこに至る経緯が見て取れる良資料となっております。マストバァイ!)

と、話が一区切りついたところで、今週のライブインフォ!……と気づいたらもう2月かい!早いねぇ……

【日時】

2024年2月1日(土)

OPEN17:30/START18:00

【会場】

Ocean Boulvard オーシャンブールバード

奈良市大宮町7丁目2-23 三和佐保川ビル1F104(近鉄新大宮駅より徒歩5分)

https://maps.app.goo.gl/6yanCAbetW4U64CA8

【チャージ】

¥1,500(要別途1ドリンク)

【出演(※出演順とは異なります)】

難破船/R作/sungo/ストリートの黒幕/NOV/Cindy/ハウリンメガネ

※ハウリンメガネは19時頃出演予定

ではまた来週!

<ハウリンメガネ筆>

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【休業情報】『ジェリーズギター』本日1月28日は『レコード交換会』の為、店舗休業致します

2025-01-28 08:59:03 | 『Jerry’s Guitar』Infomation

【休業情報】ジェリーズギター』本日1月28日は『レコード交換会』の為、店舗休業致します。

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夕刊ハードパンチ『週間MVP記事発表!』(2025年1月20日~1月26日付)

2025-01-27 10:48:18 | 夕刊ハードパンチ『週間MVP記事』発表!

さあ、トランプに負けない様に気合を入れてスタートした本紙なのだが、皆さんはいかがだろう?さあ気合と共に『週間MVP』へ行くゾ!


先ずは
【第3位】

夕刊ハードパンチ『週間MVP記事発表!』(2025年1月13日~1月19日付)
(1月15日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/88de72aa902cb5ee90420a9985404bad

毎度毎度アクセスを稼ぐ本コーナーが今回もランクイン!先週も全記事が競っていたのだが、コチラのMVPが堂々と3位に入って来た。来週も期待して欲しいぞ!

そして
【第2位】

毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,54  (2025年1月21日発行) ギター、エフェクター、歪み・・・
(1月21日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/5affd9ce93e0300848b83c028f422378

ギタリストとして日々奮闘中の『ハウリンメガネ』が書いた『ギターのお話』は毎度人気記事なのだが、今回もランクイン!

ということで次点
【4位】

ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第44回) 『ジェリーズギター』で『このストラト』買っちゃった!
(1月16日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/1a0b267499100a00dc71e9928203e20f

コチラの記事へ続いた『2部構成』とも言えるシリーズの完結編が4位!今の『ジェリーズギター』ほど『貪欲に音へ挑戦するギター屋』は無いであろう。ビジネスとは違う『音への追及』は今後も俺は続けるぜ!詳しく書いた『ハウリンメガネ』記事にはギターを良い音色で奏でる大いなるヒントがあるぞ!

では、先週最も読者さんの関心が高かった記事は?

【第1位】

 【休業情報】『ジェリーズギター』本日1月22日は『熱海のVintage Space』JOBの為、店舗休業致します
(1月22日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/698a68af1fcefc4993f01461fdf5444c

なんと『中居くん記事』を抑え、当店のインフォ記事が1位!『熱海のVintage Space』という部分が気になったのだろう。『ヴィンテージ・ギターは大変高価になった』そんな今だからこそ、「MASH氏が動くという事は?」と気になったのではなかろうか?その通り!ヴィンテージを購入するお客様が現れたので、ちょっくら行って来たワケだ。この様にヴィンテージを手に出来るチャンスは徐々に減っている。今こそラストチャンスなのでR。

今回は年末から好調の『ハウリンメガネ』が2件ランクインさせ『ギター記事』に人気が集中してきた!今後もギター話は多くなるだろうが、『フクシマン』『スターマン』が変化を付けてくれるはず。ということで、「来週は何が上がってくるのか?」ぜひご期待願いたい!

「国会も始まった!どうする?日本!」

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サンキュー!総読者数が『450万人』を突破した!

2025-01-26 14:48:02 | 「ハードパンチ編集部」 からのInfo

先週の『ロックな生き方』シリーズにより、総読者数が『450万人』を突破した!コレは純粋に凄い数だし、もう感謝しかないわけだが、果たして読者には本紙特有の『Loveパンチ』が届いているだろうか?気にかかる編集部一同である。

そんなわけで「とにかく日々、有意義な原稿を更新するゾ!」という熱い思いの元、今後もガンガンと書いていく所存。もちろん「これからも手加減はしないぜ!」と先に言っておこう。俺達は「ヤリ過ぎぐらいが丁度イイ!」と思える連中の集まりでR。今後も『ヤリ過ぎ軍団』で大いに攻める!その辺りを記事に反映出来れば「これ幸い!」といったところだ。

明日からも「ハードパンチ記事を貫く!」そんな俺達に十分期待してくれ!乞うご期待!

じゃ、今日はココまで!

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ハウリンメガネが縦横無尽に吠える「メガネの遠吠え!」(第44回) 『ジェリーズギター』で『このストラト』買っちゃった!

2025-01-25 11:21:07 | 『ハウリンメガネ』コラム集

読者諸賢、御機嫌よう。ハウリンメガネである。

今回こそは正月から散々引っ張ってきた新年早々入手したニューギターのお話。

早速だが去年の年末、私が藤沢本町で編集長が復活させた『新ジェリーズギター』を訪ねた時に時間を巻き戻そう。

//////////////////////////

新ジェリーズに初来訪し、挨拶もそこそこに編集長と話し始めた私。

近頃の景気の話が一区切りついたところで店内に目をやると所狭しと竹林の如く並べられたギター。となればやはり話題はそちらの方へ。

「で、どうなんですか、安ギター・ショーの方は」

「おっ、やっぱり気になる?」

「そりゃあなたが『これは奥が深いぞ』ってメールをよこすんだから気にもなるでしょうよ」

「いや、そうなんだよ!俺も今、研究に研究を重ねてるところでさぁ!」

「でもあなたがそこまで言うってどんなモンなんですか?」

「んー、そうだなぁ……ちょっとこれ弾いてみてよ」

と、編集長、ショウウィンドウを兼ねた入り口のガラス戸に飾られたサーフ・グリーン・フィニッシュのストラトに手を伸ばした(実は店に入るときに「おっ、ポップなストラトが」と気になってはいたのだ)

「これは?メーカーは?……メイビス!」

「そう!メイビス!」

「ありましたねぇ、メイビス……」

 

メイビス

イ○バシ楽器が販売しているオリジナルブランド(まあイ○ンでいう、トップ○リュみたいなもんですな)であり、新品として売られていた当時でも『アンプ、ストラップ、スタンド、その他小物も諸々つけて29,800円!』的な「ギターを始めたい方に!」という売り文句で販売されていたザ・入門者御用達ギターである。

(うーん、メイビスかぁ…… 激安ギターもいいところだよなぁ……)

と、内心訝しむ私を尻目に、「ま、弾いてみなよ。」と促す編集長

早速失礼し、音出し開始(試奏アンプは編集長の愛用品にして私も持ってる『ヒュースアンドケトナー』『メトロヴァーブ』にして、ドイツ製の名機!

……ん?

……お?

……おうおう。

……おうおうおう!

……いいぞこれ!

そして

「ちょっと編集長!なにこれ!」

「そうなんだよ!イケるだろ!?」

「イケるねぇ!」

と、思わず敬語もすっ飛ばし、こりゃスゴい、ありゃスゴい、と弾き倒しながら、編集長に問うてみる。

「うーん、スゴいな……入門レベルとは思えん……これってメイビスが頑張って作ってたってことなんですか?」

「いや!それは違うんだよ!メーカーでどうこうって話じゃないんだ……」

という所から編集長の研究成果の話を聞かせてもらい、「ははぁ、そんなポイントが」やら「あー、確かにそれは正しい気がする!」と相槌を打ちながらギターを弾く手が止まらない私。

「うーん……なるほどねぇ……これナンボ?」

「税込14,000円!」

「14,000円!」

あまりの値段に思わずオウム返しする私(かつてのジェリーズギターであれば高いという意味でビックリしていたものだが、まさかここにきて安いという意味でビックリするとは思わなんだ)

(うーん、14,000円かぁ……でもなぁ……新幹線代も高かったしなぁ……物価高にヤラれて俺もボンビーだしなぁ……)と顔をしかめるも、やはりギターを弾く手が止まらない。

「まあ、正月にまた来た時に考えなよ」という編集長の声を背に実家へ向かったのが去年の年末。

そして年は明け、正月。

ジェリーズに向かう私の財布の中にはしっかりと銀行で下ろした14,000円が……!

……と前置きが長くなったが、そんないきさつで私が買ったニューギターがこのメイビス・ストラトキャスタータイプなのであります。

御覧頂きたい。このジェフ・ベック御大を想起させるサーフ・グリーン・フィニッシュに、なんともポップでキッチュなパールホワイトのピックガードというルックス!(ちなみにこのパール柄、通常の3プライホワイトのピックガードにペラッペラのパール柄プラ製化粧板を貼り付けた代物で、弾いてるうちに袖に引っかかって剥がれてきたが、まあ御愛嬌である。こういうところにコストカットの努力が見えるのが涙ぐましい)

ペグはロトマチックタイプで、ブリッジサドルはブロックタイプ。チューニングも安定しているし、肝心の音も、びっくりするほど普ッ通ゥゥゥのモダンでファットなストラト

ピックアップの出力がデカいのかコンプ感はあるが、ピッキングに対する反応はとても素直で、おかしなピーク感もなく真っ当にパワフルなストラトサウンド

弾き心地も上々で、特にネックのシェイプと触り心地についてはヘタをすれば手持ちのギターの中でも上位に入る良好さ

こう書くと「……普通のことでは?」という反応が返ってきそうだが、冷静にお考え頂きたい。

これ、14,000円ですよ?

編集長に聞いたところ、調整こそ研究成果を詰め込んで大いに仕上げたものの、ピックアップ含むパーツ類はストックのままとのこと。

確かにアクションが多少固いペグがあったり、先述の通りピックガードの化粧板が剥がれたりと所々に多少のチープさは見受けられるものの、音と弾き心地に関してはヘタな近年USメイド品と比べても全く遜色を思わせない出来

普通、2万円未満のギターといえばペグもブリッジもメタメタでチューニングは合わない、ピックアップはやたら下品でギタギタに歪ませるしか使い道がないか、パワーがなくてショボショボ、買ったはいいがどうにも使いどころがなくなり、初心者にプレゼントしてしまうか、リサイクルショップに無料で引き取ってもらうかの二択、というのが相場だというのに、なんとこのギターの真っ当なことか!

もちろん全てのメイビスが良いわけではないし、安ギターは所詮安ギターだなというモノも世の中には溢れているのだが、モノによっては調整さえきちんとしてやれば真っ当なギターとして通用するものがあるということなのである(なお、この辺の詳しい話が聞きたいという人は実際にジェリーズギターに行って編集長から直接聞いて頂きたい。長くなるので)

無論ヴィンテージと比べれば楽には弾けないし、それ故にプレイヤーとしてのスキルは要求されるが、気を入れてしっかり弾いてやるとヴィンテージとは違う、モダンなギターの良さにも気付かされる

パワフルなアウトプットが生み出すパンチの効いたサウンドはリアで弾けば普段あまり出てこないカントリーなメジャースケールのフレーズが自然と出てくるし、フロントに至っては箱モノ並みにボトムエンドが出るので違和感なくジャズが弾けるという使い勝手の良さ(センターのセッティングはまだ決めかねているが、ハーフトーンが気持ちいいのでそこを目安に調整中)

先日火曜の『今週のハウリンメガネ』で、当ギターの歪みセッティング迷走中と書いたが、そもそもハードに歪ませるより、少しドライブさせたツイードアンプのような、パリッとしたクランチが一番美味しいギターに仕上がっており、「安物のギターなんか使い物にならねぇよ!」とは一概に言えんなぁ……と中々に意識改革させられてしまうギターなのである。

実際に編集長が店に出している実物を買い、もしかするとこの手のギターはベテランの方が楽しめるのでは?」と考えさせられてしまった。

単純にギターとしての出来が良いので初心者が買うギターとしても文句ナシに勧めることはできるジェリーズで並んでいる編集長がメンテした品に限った話だが)のだが、ギターの音の引き出し方を理解できていないと、値段が値段故に「このパーツ交換したらいいのかな?」という発想に行ってしまう気がするのだ。

逆にある程度ギターの音の引き出し方(調整技術も含む)を理解した人であればストックのままでも、「フロント、音太っといなぁ……抜けが悪い……あ、でもピッキングポジション次第で抜けてくるな。ここがスウィートスポットか」というようにプレイスキルでカバーできる点が大変多いのである。

ギターというのはやはり弾いてナンボ、調整してナンボのもの。

ベテランにこそお試し頂きたい!そんな新ジェリーズギター不思議に魅力的な安ギターラインナップ…… コレ、面白いですぞ!

といったところで普段は60年代ストラトを弾く『ハウリンメガネ・リポート』でした。

さあ、メイビスが俺を呼んでいる!じゃ、また!

<ハウリンメガネ筆>

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引退発表した・・・旧友『中居』へ贈るブルース

2025-01-24 17:10:01 | 編集長『MASH』のヘビー級コラム『ハードパンチBlues』

さすがに本紙だからこそ、中居のことを書かなきゃいけないだろうな・・・。そして『フクシマン土屋』と彼は幼少期の友人であり、ずっと野球を共にプレイしてきた仲だ。以前本紙でも詳しく書いたのでご存知であろう。

(過去の中居記事は以下!)

     ↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/21c03fe64c6cdfc7988d4496f9c88b49

特に『フクシマン土屋』は同じ少年野球チームに在籍し、キャプテン『中居』副キャプテン『フクシマン』というチームの両輪であった仲でもある。下の写真は彼ら2人が写る貴重なチーム写真である!

さすがにラジオで流れた引退速報には俺も驚き『フクシマン』にもすぐにメールを送った次第なのだが、そもそも速報を聞きすぐに「引退生活は厳しいものになるぞ・・・」と思ったからこそ『フクシマン』にメールをしたわけだ。中居ほど知られた存在であれば国内では暮らせないのではないだろうか?

実は俺も数年前に引退生活に入った時期がある。残念ながら結果的に『引退生活は失敗だった』と言わざるを得ないのだが、その最大の失敗理由は『暇過ぎた』からなのである。

もちろん多少は裏方で仕事はしていたものの、殆どノンビリしていたワケなんだ。アスリートとしてトレーニングに重きを置き、コレと言って表立った活動はしていなかったワケ・・・。この時期はギターも手にしないくらいだったんだよ。

でも、ある日『オールド・リッケン』をふと手に取り、2時間ぶっ続けで『ひとりライブ・リハーサル』をアドリブで弾きまくってね・・・「嗚呼、やっぱりこんだけギター弾けるってコトはギターに携わらないとなぁ・・・」って頭をよぎり、当店『ジェリーズギター』を実店舗にて復活させたのが昨年5月末。俺の場合は4年間ほど引退生活を送ったことになる。

しかし中居クラスだと『この事案じゃぁ復帰は困難』だろうし、ただでさえ素顔で通りを歩くのも国内じゃ難しいだろ?暇に耐えられる様な生活習慣でもないだろうし・・・と、古い友人として今後の彼を心配してしまうのだ。勿論、今回のスキャンダルが『時代錯誤な感覚で起きていた』のは言い訳にはならないし、『昔は普通』でも『今は違う』ってコトを理解しなきゃいかんのだろう。

実は本紙でも2年前の編集会議にて『Oh Pretty Woman』という企画を出し「街で見つけた可愛らしい女の子にスポットを当て、彼女たちのファッションなんかを紙面で紹介したらどうかな?」なんて俺が提案したんだ。すると「あなた、今の時代はソレ危ないし、逆に提訴される事案が発生しするかもしれませんよ!却下!」副編集長『ハウリンメガネ』からビシッと窘められた次第・・・。

確かに俺や中居の世代は『かなりフレンドリーな生き方をしている世代』でもあり『フリー・セックス』な時代を生きて来たハズなので、「ええっ~!ツマンネエ世の中になったもんだなぁ・・・」なんて、なかなか理解出来ないでいたのだが、今や時代は『フリー・セックス全盛期ではない』のだ。「あの頃とは違う!」と認識するべきであったろう。しかし『後の祭り』である。彼は引退に追い込まれ、フジテレビは存続の危機にまで面している。

社会は厳しくなった。Woodstockは遠くなり、フリーセックスは消えつつあるのだ。この『中居問題』『俺達の世代への警告』であり、『この原稿』は同じ世代を生きる読者に対しての『ある種の手引き』でもある。

俺達は路頭に迷っているのだ・・・。中居と同じ様に。

彼の幸運を友人として切に祈る。

推移を見守りつつ・・・。今日はココまで。

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夕刊ハードパンチ『週間MVP記事発表!』(2025年1月13日~1月19日付)

2025-01-23 10:58:36 | 夕刊ハードパンチ『週間MVP記事』発表!

さあ、2025年も板に付いてきた!そんな中でトランプが返り咲き、いよいよ「世界がどうなっていくのか?」慎重に見ていかねばならん。そんな中『週間MVP』を行こう!

先ずは
【第3位】

フクシマン土屋の『Born to run!』今日も俺は走るだけ!」 VOL,53「再生可能エネルギーの影」~福島市の風景が変わる~
(1月15日付の記事・写真は2024年12月26日「朝日新聞」より)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/4c920e824a2937b119d0c9464d5d6806

年始から気合が入っている『フクシマン土屋』『今、福島市で起こっている問題』を記した問題定義が読者にも響いた。現在問題となっている『メガソーラー』については不可思議な事が多い!「現地から鋭いリポートが届いた!」と言えよう。今後も続編が出て来そうなので注視したい事柄だよね。

そして
【第2位】

【アスリート人生の秘訣】それは『4割の力で勝つ』ことだ!
(1月17日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/747782a48d4e444ae3eaea6ad3b78daa

アスリートとして俺が大切にしているメンタル部分を書いた!とにかく幼少期と同じ様に動き続けるには「その時の脳にしなきゃダメ!」なわけさ(笑)。色々と繋がってくるという意味では次点のコレも呼んで欲しいね!

ということで次点
【4位】

君にも出来る!若さを保つ『ロックな生き方』(思考回路編)
(1月16日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/5c40878c5ebd0b83588f2e6b6015cdec

次点には『若さを保つ』シリーズ完結編が入った!コレ以前にも『移動手段編』『食事編』『睡眠編』と3作を書き上げているので、合わせて読めば『ロックな人生』を送れるであろう。読んで頂ければ幸いである。

では、先週最も読者さんの関心が高かった記事は?

【第1位】

 夕刊ハードパンチ『週間MVP記事発表!』(2025年1月6日~1月12日付)
(1月18日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/8a2b87bd35b21e3bc5202e29bf6112d3

毎度毎度アクセスを稼ぐ本コーナーが久々に1位に輝いた!先週は全記事が50ポイント差という僅差ながら人気を得たワケだが、やはり特別なコメントは無い!皆さんの関心の高さに応えつつ、今後も編集部としては良い資料として行こうと思うぞ!

今回は年末から好調だった『ハウリンメガネ』が圏外となり、代わりに『フクシマン土屋』記事がランクイン!『スターマン』の新連載も好アクセスで今後が楽しみな本紙をぜひご贔屓に!

ということで、「来週は何が上がってくるのか?」ぜひご期待願いたい!

「さあ来いトランプ!俺達は決して怯まないぜ!」

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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フクシマン土屋の『Born to run!』今日も俺は走るだけ!」 VOL,54 ランニングで心晴れやか!「今日の一歩」に感謝を込めて

2025-01-22 08:14:53 | 『フクシマン土屋』コラム集

こんにちはランニング仲間の皆さん!

「フクシマン土屋」です!

今日は短いメッセージをお伝えします。

先日、信夫山を軽くランニングしていたら、葉っぱがきらきらと陽光を反射していて、まるで春のような気分になりました。

ただ空気はものすごく冷たくて、しもやけの手はかじかんで思うように動きません。

でも、こういう瞬間を見つけると、ただのいつものランニングが、心にまで効く特別な時間に感じられます。

いつものモットー「楽しく走って健康に!」「楽しく走って、心も体も健康に!」にアップグレードされます。

さて、ランニングを続けていると、心と体のつながりがとてもリアルに感じられませんか?

体を動かしていると、不思議と頭の中も整理されて、いつの間にか気持ちがスッキリしている。そんな経験ありますよね。

特に気分が落ち込んでしまうような日ほど、少しの距離でも外に出てみると、次第に「まあ、どうにかなるさ」と思えるようになります。

自然に触れながら、一歩一歩進むことで、頭も心もストレッチしているようです。

同時にランニング中の自分の体にも感謝したくなります。心臓が動いていること、足が前に進んでくれること、ちゃんと息を吸って吐いていること、そんな当たり前のことを意識するだけでも、普段気づかない自分の「元気」に気づけます。

「オレの体よありがとう、走れてありがとう、こんな景色の中ランニングできることに感謝!」

今日はそんな心軽やかなランニングを紹介してみました。

もし今、少しでも疲れている方がいたら、ちょっとだけ外に出て、深呼吸をしながら歩いたり走ったりしてみてはいかがでしょうか。

「次の一歩」に不思議な力が宿るかもしれません。

皆さんのランニングにもたくさんの癒しと発見がありますように! 

『Born to run!』今日も俺は走るだけ!を読んでくれてありがとうございます。

「楽しく走って健康に!」

フクシマンも、あなたのレベルアップを応援しております。

それでは、良いランニングを!

<フクシマン土屋 筆>

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【休業情報】『ジェリーズギター』本日1月22日は『熱海のVintage Space』JOBの為、店舗休業致します

2025-01-22 08:11:02 | 『Jerry’s Guitar』Infomation

【休業情報】ジェリーズギター』本日1月22日は『熱海のヴィンテージSpace』JOBの為、店舗休業致します。

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,54 (2025年1月21日発行) ギター、エフェクター、歪み・・・

2025-01-21 10:20:02 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』!

今週はライブなし!よって『私の一口コラム』のみお届け!

音作り……迷子中!

「またか!」

「何度同じネタを繰り返す気だ!」

「てめぇはいつになれば真っ当に音が作れるようになるんだ!」

等々のご叱責を頂きそうな気もする書き出しで恐縮です。ハウリンメガネです(梨元勝ふうに)

そうは言ってもですねぇ、決まらんのですよぉ……歪みが!

先日申し上げた通り、新年早々『ジェリーズギター』にて、ニューギターを手に入れてから日々トライアンドエラーを繰り返し遊んでいるのですが、これが……手ごわい!

クリーントーンについてはアンプに直に挿しただけで「おう、使える使える」というレベルの音が出るのです。

が!ディストーションサウンドのメイクが決まらない!

リアを基準に歪みの音を作ってしまうとフロントが太すぎる(ファズフェイスみたいで悪くないけど)。逆にフロントを基準にするとリアがハイに寄りすぎる。

ヴィンテージギターならアンプにプッと挿して適当にゲインを上げてやれば簡単に抜けてきてくれる音が抜けてくれない!

「ああ、ヴィンテージってやっぱり楽に弾いてもいい音が出るから凄いんだよな」と実感しきりのここ最近なのであります…… が、逆にこれはある意味ではチャンス

この近年モノのギター音をきちんとメイキングできれば鬼に金棒、と思いながら今日もトライアンドエラーを繰り返しているのであります(といってもクリーンはいい音が出ているから後はどういう歪みなら合うのかを探るだけなのだけど……これが迷子の原因なのよねぇ……)

と、正月から散々このネタで引っ張ってきましたが、次回!土曜の『メガネの遠吠え』はこのニューギターのお話!

お楽しみに!

<ハウリンメガネ筆>

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『1985年』のレコードをMASHが語る(序章)

2025-01-20 16:55:18 | 超辛口!『MASHの音楽評論』

1985年・・・今から40年前!君は何をしていただろうか?「生まれていなかったよ!」な~んて読者も当然いることだろうし、本紙記者『Starman』なら「ナインティーンエイティフォー!」と年が1年ずれていようが構わず、大いに歌い上げることであろう(笑)。そんな彼が書いた『昨日のギター記事』もぜひお読み頂きたいゾ!→ https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/8d77394570ef2893f7220eef48ffce04

さて、俺にとっての『この1985年』という年は重要なターニングポイントであったとも言える。と言うのも、ビートルズばかりを『もう毎時間、時間が有れば聴いていた俺』多くのヒット盤に対し本格的に目を向けた最初の年でもあったからなんだ。そして今後詳しく書くが『音楽評論家への第一歩』を踏み出した・・・そんなキッカケとなった年でもあるワケだ。

勿論、それ以前にもMTVの影響により、ヒット曲自体は耳にしていて7インチ・シングル盤くらいは購入していた俺なのだが、それこそLPミュージックテープを買い始めたのは『この年にリリースされた盤』『バチーンと心を奪われたから』であり、それに伴い『お小遣いがUPされた』コトに他ならないワケで(笑)、まあ『思い出深い盤』も多く含まれているんだ。
「えっ?1985年に良い音楽なんてあった?」と言われるご年配者もおられるだろうが、実際に今聴いてみても『素晴らしい盤』と思えるものも実は多いのでR。

先にも書いた様に、そうは言っても幼少期の俺は『いきなりLP購入』というわけにはいかず、大半がシングル曲をMTVやラジオで先に耳にし、興味を持ったミュージシャンのLPを購入した次第だ。そんな彼らのアルバムたちを今年一年数回に渡りスポットを当て『俺が今でも感動できる名盤』として紹介して行こうと思う。

余談だが、この85年から89年辺りまで、俺は当時のロック・ポピュラー盤をリアルタイムで散々、それこそ手当たり次第ノンジャンルで聴いていた。この『1985年連載』が好評ならば「『86年』『87年』と順を追って続けてもよいかもしれない・・・」と今は考えている。

と言うことで、最近は『Starmanの今夜はロックこの1枚』の様に『色々と思いついては急に連載に突入!』という流れが続く本紙なのだが、まあソコも読者諸君には楽しんで頂ければ幸いである。じゃ、次回から書いていくよ!

今日はココまで!

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『スターマン☆アルチ』所有『僕のRockアイテム』(その1) 1973年製 MORRIS B-20ー12弦ギター

2025-01-19 12:07:06 | 『スターマン★アルチ 』音楽コラム集

12弦ギターが好きだ!

唐突にすみません。今年からはギターなどのMYコレクションなどもドンドンと書いていこうと思う『スターマン☆アルチ』です。今年もご愛読よろしくお願い致します。ということで「良いんですよね~。12弦ギター。」と、ついつい呟く僕なのですが、皆さんはいかがご想像しますでしょうか?あまり馴染みのない方もいると思いますので、簡単に説明するとしましょう。要するに通常の倍!12本の弦が張られているギターなのです。

1弦と2弦には同じ弦が張られますが3~6弦には1オクターブ上の弦が張られています。「なんでそんなことするの?」と言われますと、「とにかく音の広がり方が欲しい!」という場合に多用することが多く、ロッド・スチュアート1971年の大ヒット作『Every picture tells a story』のイントロを聴いて頂ければ一目瞭然なのです。この曲でこそ「最も分かりやすく12弦ギターの持つ甘美な音を味わう事が出来るはず」なのです。

とは言え、多くのロックファンにとって、12弦ギターを知るきっかけとなったのはジョージ・ハリスンビートルズ第一弾映画『A Hard Days Night』で演奏していた『リッケンバッカー360』である事は間違いないでしょう。あの映画を見たロジャー・マッギンが、その影響で同じギターをすぐさま手に入れ、バーズを結成したのはあまりにも有名なお話です・。

他にもレッド・ツェッペリンジミー・ペイジが持つダブルネック『GIBSON EDS-1275』も片方が12弦ですし、ビーチ・ボーイズカール・ウィルソン『エピフォンのリヴィエラ12弦』を愛用していました。ただこれらは全てエレキギターでして、それに対し、あまり語られる事が少ないのがアコギの12弦と言えるでしょう。では「なぜなのか?」

そもそも現在では、圧倒的にプレイヤーが少ないコイツ!その一番の原因として、コンディションの維持の難しさがあるのではないでしょうか。僕自身かつて『SUZUKI VIOLIN』『エピフォン』のアコギ12弦を所有しておりましたが、当時から弦高が高く、弾きづらかった記憶があります。当たり前なのですが通常の2倍の弦が張られているので、当然ネックに張力が加わり反りやすくなります。しかも大きな調整が必要になるとギターは手放され残りにくい・・・その結果、弾きやすい弦高で、ある程度鳴る物が少ないという結果となるわけです。コンディション維持こそ12弦アコギの一番難しいところでしょう。

ただ、長い音楽の歴史を振り返ってみれば、意外と使用しているミュージシャン、曲が多い事に気付きます。前述の通り、初期のロッド・スチュアートのアルバムで多く使われ、フレッド・ニールピートシーガ―などのアメリカンフォークの方々も愛用しています。その性質上、ソロが弾きにくくストロークがメインのアコギ12弦ですが、ブラインド・ウィリー・マクテルのようなギターソロとヴォーカルを同時にやってしまうような別格な黒人ブルースマンも存在します(オールマンブラザーズのステイツボロ・ブルースの作者としてもお馴染みですね)

ただ僕個人がこのアコースティック12弦にこだわる理由は、何を隠そうデヴィッド・ボウイに他なりません。『スターマン』という名を借りているように、僕の中では圧倒的な存在のデヴィッド・ボウイなのですが、初期から近年のライヴやレコーディングまで、彼自身一貫してアコースティック12弦を奏でているのです。初期の曲『Quicksand』や1999年の『Seven』でも分かるように、ボウイは12弦の研ぎ澄まされた美しさを上手く取り入れております。あまり語られませんが、実はボウイはかなり12弦の音を好んでいた事が分かります。

さて、そんなわけで愛すべきアコースティック12弦なのですが、弦高の高さから、所有していた物はすべて手放し、何年も経っていました。「なかなか良い状態の12弦ってないですよね~」と随分前から編集長に話していたのですが、ある日、編集会議のためジェリーズギターを訪れたところ、こちらの『Morrisの12弦ギター』に出会ったのです。弾いてみると、とにかく弾きやすい!そして音の広がりも素晴らしい!「長年僕が求めていた音だ!」と、ようやく出会えたようなギターにワクワクし、すぐさま手に入れた次第です(当ギターについては後日編集長に細かく解説していただく予定です)。

何でも12弦ギターを愛用するミュージシャンが実際に使用していたとの事で、調整も行き届いており、長年弾かれているだけあり、ボディ全体で音が鳴っているのが良くわかります。まだまだ腕のおぼつかない僕には扱いきれない代物ですが、これからもこちらのギターで精進し、名手を目指したいと思います。「いや~、12弦ギターって本当に良いですね~。」と大御所映画評論家風に書かせて頂き、今回はペンを置きます。

「皆さんもぜひ一度コイツを手にして頂けると嬉しい限りです。」

では次回もお楽しみに!

《Starman★アルチ筆》

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