「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

「子供たちを幸せにする!」それが全大人の責任なのさ!【夕刊ハードパンチ社説】

2025-02-08 10:45:02 | 編集長「MASH」筆【ハードパンチ社説】

いつも問うて来た。
「君は幸せかい?」

コレに対してケチをつけるヤツが居るのよ。
「幸せなんて・・・」とか「こんなもんでしょ・・・」とかね(苦笑)

俺は昨日の社説で書いた。
「熱中し、燃えろ!」
と。(詳しくは以下記事ををどうぞ!)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/46aad0a8924ecd00100d69cb9b9b76e5

君自身がツマラネエ奴だったら、子供もツマラナク育つ。育つならまだイイ。『自死』も増えているのは親がツマラネエからなのさ!

「幸せを追い求めろ!」と俺は言いたい。

夢も希望も無く、おまけに熱さ笑顔もネェ・・・そんな自分の親を見ていたら子供の方だって『夢も希望も持てネェ』んだよ・・・。しかも、その親が『間違った価値観で責めてくる』ワケだよ!「勉強しろ!」とか言ってね。大した親でもネェし、お前みたいになりたかネェんだよ(苦笑)。

俺はサラリーマンの父親から毛嫌いされていた『ギター』で成功した人間だ。彼は「またギター弾いてるのか?勉強しろ!勉強!」と毎日言っていたね。ただ、俺は戦える子供だったのさ。それは『父親よりもビートルズを尊敬していた』からに他ならない。だからこそ「お前さんみたいな人生を送るつもりは毛頭ないぜ!」って言えたのさ。奴を納得させるには「勝つしかない!」のよ。しかも毛嫌いされている「ギターで父親を越えてやる!」ってガキの頃から本気で考え、その通りに生きたもんだぜ!

俺が父親に憧れなかった理由は「生き方がカッコ良くないし、俺を感動させられないから」に他ならない。それに引き替えビートルズカッコ良く、俺を毎時間感動させ続けるわけだよ!」しかも彼らの方がカネも得てるじゃないか(笑)。どっちに憧れるか・・・一目瞭然だろ?

子供は正直さ。お前も子供時代を思い出してみろよ!親に『言い包められたクチ』じゃねぇのか?本当にヤツラを尊敬できたのか?ただ『食わせてもらっているから文句が言えずに戦えなかっただけ』なんじゃねえのか?それを子供に押し付けようとするのかい?子供の可能性は無限大なんだぜ!

お前の価値観なんて馬鹿げていると俺は思うよ。「もうネット上に答えがある世の中なのに猛勉強する意味があるのかい?」と問いたいね。グーグルがすべてを教えてくれるし、AIが何でも解決してくれるよ。お前さんもネットで知った気になっているじゃないか!クイズ番組が成り立たない時代にテストの点数なんて無意味なのさ。クイズ番組の延命みたいなことをヤッテるだけでしょ?テストなんて(笑)

先を見ろよ!勉強したってもう子供が働く場所なんてなくなるんだ。君の子供が援助交際で稼ぐのを見たいかい?見たいなら今のままでも構わん。俺はそんな時代が嫌だから、ギターを弾き続けて歌うのさ。俺の声、ギター、曲たちは俺でしか作り出せないからね。別にカネのためじゃないし、カネになんかならんよ。ただ、ギター1本で歌う可能性を見て子供たちが俺だって出来るかも!」って思ってくれたら最高さ。AI時代に何が生き残り、幸せを感じさせるものなのか?考えれば分かることだよ。

君の子供たちが幸せを味わえれば未来がある。幸せってのは家族内の出来事・・・そんなチッポケなもんじゃぁ無い!お前がそう思っていたら限界を作ってるだけさ。俺の幼少期は『自分の音楽が人から評価されて初めて自信にもなり、幸せも得られた』ワケだよ。自分で勝ち取った瞬間に幸せを得られ、ソレを上書きし続けるからこそ、常に幸せを追い求められるってもんのさ。

「MASHさんは特別なんですよ・・・」
とか言って、一見俺を持ち上げて来る奴がいる。ハッキリ言うぜ!
「お前が人生という試合を試合放棄しているだけだろ?」

戦え!戦っているカッコイイ大人しか子供には魅力的に映らん。誰もが子供の頃、そんな大人に憧れたように・・・ね。

今日はココまで!

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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『子供の自殺が過去最高』の今『大人の責任』とは?【夕刊ハードパンチ社説】

2025-02-07 12:35:23 | 編集長「MASH」筆【ハードパンチ社説】

「可愛い子には旅をさせろ!」

こんな言葉はもう死語になりつつある。親は子を随分と手元に置いて自分達は『保護しているつもり』でいるんだ。しかし子供はいつの時代もそんな親との関係を『窮屈に感じている』のさ。君も子供時代そうだっただろ?

今の時代、その孤独に耐えられず『自死』を選んだり、例え生き残ったとしても『オーバードーズ』に走ったり、『トー横』を目指したり、良いほうでも『SNS依存症』に陥ったりしているのさ。

誰もが『あの時期は孤独』だったよ。俺だってそうさ!だから『音楽に助けを求め、とにかく浴びる様に盤を買い、ギターに熱中することで生き抜いて来た』のさ。『熱中出来る何か』がないと誰もが、どの世代も危ないんだ!ハードパンチに言っておこう。

「親が何かに熱中していれば、自然と子供も何かを見つけるハズなんだ!」

親であるお前たちが燃えているか?カネのことばかり考え、暗いツラで生きていねぇか?

子供に罪を押し付けるべきじゃぁ無い。子供の自殺が過去最高になった今、本当に考えなきゃならないのは大人の方であり、それこそが俺達の責任だと思うぜ!

さあ、襟を正せ!熱中し、燃えろ!

以上。今日はココまで!

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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夕刊ハードパンチ『週間MVP記事発表!』(2025年1月27日~2月2日付)

2025-02-06 10:26:01 | 夕刊ハードパンチ『週間MVP記事』発表!

早いモンで2月・・・『モリタクの死』『トランプの暴走』荒れた一週間であった。とは言え今週は『運命の日米首脳会談』もあり油断禁物!さあ気合と共に『週間MVP』へ行くゾ!


先ずは
【第3位】

人気者『モリタク』こと『森永卓郎』氏が逝った・・・哀しみのブルース
(1月30日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/c5dddb1780cc528f8e88c435b389e429

『森永卓郎』氏を追悼した記事が3位に入った。全てに関して『偉大な男』だったと言わねばならず、良く似た俺だけに親近感を持って接していただけに本当に残念でならず、今でも惜しむ声が各方面から耐えないことは納得であろう。あらためて、最後までハードパンチであった氏へ、ご冥福をお祈りしたい。

そして
【第2位】

最近は『真剣にギターを弾く!』そんな俺です!
(2月2日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/2c506493b148b589d17dba60106c52d7

『ハウリンメガネ』同様、俺も仕事柄『ギターを弾いているからこそ!』という記事だったのだが、コレが人気となった!いやあ、俺も意外だったんだけれど、ギターの話は求められているコトが分かる結果だよね。コレに続く『モーリス研究』も人気となっているので、ギター記事は今後も続けて書いていくよ!

では、先週最も読者さんの関心が高かった記事は?

【第1位】

 編集長『MASH』vs『スターマン★アルチ』テニス対決!『 Never Ending Tour ! 2025』(第1戦) まさか!? 大会初の結果に…
(1月31日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/49c6f93b59cc52d16f3831c2e87835e7

なんと!今年最初のテニス対決記事『モリタク記事』『ギター記事』を抑えて堂々1位に輝いた!編集部では『予想外の試合結果』に読者諸君が食らい付いた結果と見ている!2月はシッカリと戦うことになるので、大いに期待して欲しいところだぜ!

そして次点は

【4位】

【評論!この1曲】高橋孝子&小門(こかど)敬子『Promenade ヴァイオリンとピアノの為に』
(2月1日付の記事)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/f241cdcfdac93b7af4eba110bb60c7d7

音楽評論連載にて初のクラシック音楽ということもあり「どんな感じで受け入れられるのか?」と興味津々であったのだが、予想以上に高感触であった。今後も『様々な音楽ジャンル』を評論していくので、期待して欲しいゾ!

今回は年末から好調の『ハウリンメガネ』『フクシマン』もランク外・・・。ということで、「来週は何が上がってくるのか?」ぜひご期待願いたい!

「何にしても日米首脳会談・・・どうする?石破!」

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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「フクシマン土屋の『Born to run!』今日も俺は走るだけ!」 VOL,56第 2弾!「再生可能エネルギーの影」 ~福島市の風景が変わる~

2025-02-05 10:38:05 | 『フクシマン土屋』コラム集

こんにちは、ランニング仲間の皆さん!

「フクシマン土屋」です!

福島市街地のほとんどの場所から必ず目についてしまう、吾妻連峰のふもと「先達山(せんだつやま)」で建設中のメガソーラー

福島市に住む筆者はランニング時に限らず、山肌が削られた痛々しい景観を目にするたびに残念な気持ちになります。

その再生エネ発電建設に関する動きが福島市、福島県の両方でありました。

第1弾「再生可能エネルギーの影」~福島市の風景が変わる~について

     ↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/4c920e824a2937b119d0c9464d5d6806

 

~背景~ 福島県は再生エネ推進です!

そもそも福島県は平成23年3月(2011年の東日本大震災のあった年)に、再生可能エネルギーの飛躍的な推進を図るため、「福島県再生可能エネルギー推進ビジョン」を策定。震災後は「原子力に依存しない安全・安心で持続的に発展可能な社会づくり」を理念に推進してきました。

震災から10年後の2021年には同ビジョンの基本方針を新たに「持続可能なエネルギー社会を目指して」として、さらに「再生エネ導入拡大」を推進してきています。

難しい話は抜きにして、要は震災で原子力発電所の事故があった故「福島県は原子力に頼らない再生可能エネルギー先駆けの地を目指している」のです。その推進のため「県の補助金を活用し再エネ設備を導入」することができます。

原発事故のあった福島県からすると、上記の方向性は筆者も理解できます。

実際に再生エネの導入が進み、2023年度の再生可能エネルギー導入量が県内の電力消費(需要)量と比べて102.9%となり、初めて100%を超えました。つまり電力に関しては再生エネで賄えるようになっているのです。

~問題点~ 再生エネ、良いことばかりではない?

県の積極的な推進、補助によって、先の再生エネ導入量が県内電力消費量の100%以上達成は、県の目標から3年も前倒しです。

しかもこの「再生エネ導入量」には「東京電力管内に送電する太陽光発電」も含まれます。

ちなみにエネルギー種別では、太陽光発電、風力発電、小水力発電、地熱発電、バイオマス発電がありますが、太陽光発電が8割を占めています

大きな視点で見ると、政策的には方針に沿って順調に推進されています。

しかし視点を再生可能エネルギー建設地まで小さくして見ると、問題や課題も山積しているのです。

この筆者の記事で取り上げているのは、福島市の「先達山メガソーラー」。詳しくは第1弾をお読みいただきたいのですが、先達山は「景観」から多くの福島市民が心を痛めている事案なのです。

~福島市~ 大きく方向転換

先達山の件で市民から問い合わせが殺到したこともあり、福島市は2023年8月「ノーモアメガソーラー宣言」を発表。

さらに市はメガソーラーを含む再生エネ設備の設置を規制する条例「市再生可能エネルギー発電施設の適切な設置及び管理に関する条例」今年4月に制定する予定です。この条例は、市の山地でのメガソーラー建設計画の持ち込みが絶えない現状を鎮静化できるよう法令上可能な範囲で、禁止区域の設定や適正な設置・管理に関する規定を盛り込んだものです。禁止区域は市域の7割に及ぶ予定です。

そのうえで先日2025年1月22日の地方紙「福島民報新聞」の報道(写真)では、計画中の風力発電事業に対して福島市長が「同意せず」と表明。

国有林の使用には地元自治体の同意が必要なため、「事業が事実上停止する可能性がある」としています。

ここで市長の述べた判断理由が注目に値します!

その中では「景観破壊・野生動物への被害の懸念・森林伐採を伴う開発に否定的な市民感情」などを挙げているのです。

これはまさに「先達山メガソーラー」の教訓を活かして、再生エネウェルカムから大きく方向転換したものと評価できます。

~福島県~ 自治体の声が届いたか

続く2025年1月30日の福島民報新聞(写真)では県が「太陽光をはじめ再生可能エネルギー発電施設建設などに伴う林地への不適切な開発を防止するための規制」を強化し、4月から施工すると発表。県内の自治体からは県の動きを歓迎する声が上がったとのこと。福島市の担当者も期待のコメントを述べています。

~今後も注視していく~

こうした動きが市、そして県にも出てきました。

福島市の一市民にしか過ぎませんが、自然を愛する市民ランナーとして今回の動きは興味深く期待もしています。

原発に頼らない再生可能エネルギーの普及には筆者も大賛成です。

ただ、その大きな大義「光」に伴ってできる「影」の部分も、どうしてもできてしまうものです。

その影が見過ごされないよう、今後も注視していきます。

『Born to run!』今日も俺は走るだけ!を読んでくれてありがとうございます。

「楽しく走って健康に!」

フクシマンも、あなたのレベルアップを応援しております。

それでは、良いランニングを!

<フクシマン土屋 筆>

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毎週火曜日は『今週のハウリンメガネ』Vol,56 (2025年2月4日発行) ジミヘン『リトル・ウイング』が・・・

2025-02-04 10:47:03 | 『ハウリンメガネ』コラム集

毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』

今週も『私の一口コラム』『その週のライブインフォ』をお届け!

 

あー!やめときゃよかったー!

のっけからまた何を騒いでいるのかコヤツは、と呆れ顔の読者諸賢、御機嫌よう。ハウリンメガネでございます。

何をやめときゃよかったと喚いているのかと申しますと、ギターを弾くのをやめときゃよかったと喚いておるのです。

「どうした!熱でもあるのか!」とご心配下さる方も居られましょうがご安心を。ギターに嫌気がさしたわけではございません。

このコラムを書いてる月曜の夜、現在。

仕事を終えて帰宅後、この原稿を書かねばと思いながらも、ついつい手がギターに伸びるのはいつものこと。

ちょ〜っとだけね、ちょ〜っとだけ。と言い訳をしつつ、弾いていたのだけど……こういう時に限って上手く弾けなかった曲が何故かスルッと弾けてしまう!

ここ何日か熱を入れて弾いてつまづいていたジミヘンの『リトル・ウイング』のイントロから歌へのつなぎがスムーズに弾けてしまったのだ!

(皆様もこういう事、おありでしょ?やらなきゃいかんことが差し迫っている時に限って他のことが上手くいく……うーん、人生は難しい)

こうなると原稿を書くのも忘れて弾き続けたくなってしまうのだけど、そこは私も真面目な編集部員。

あー……原稿……原稿を書かねば……とギターを横目にこうしてちまちま書き連ねるも気はそぞろ、とっとと書き上げてしまわないと夜中にギターを鳴らすのは流石に憚られるし……と今大急ぎでこの原稿を書いとる訳です。

いやぁ、すみませんねぇ、でもやっぱりライターというより、私、ギター馬鹿なので!笑って許して!あっ、石を投げないで……

といったところで、今週のライブインフォ!

今週は京都!

【日時】

2025年2月8日(土)

OPEN12:00/START13:00

【会場】

京都四条大宮Ks(京都市下京区四条大宮町27-4 KODOビル2F。阪急京都線・大宮駅、京福嵐山線・四条大宮駅より徒歩1分)

https://maps.app.goo.gl/VReMVJt7kq9AwdK26

【チャージ】

¥2,000(1ドリンク込み)

【出演(※出演順とは異なります)】

OA. きっちー/chiaki✩/まこにい/HtoY/えっちゃん/TAKE & KAZ/ハウリンメガネ

やれるか?リトル・ウイング……仕上げたいが、時間が……うーん……乞うご期待!また来週!

<ハウリンメガネ筆>

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MASHの『モーリス研究』(第一弾)『1973年製 Morris B20-12弦』

2025-02-03 08:53:15 | 『MASH』が書く『本当のギター話』

昨日『国産のオールド・ギター』について少し書いた。

    ↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/2c506493b148b589d17dba60106c52d7

そして先日『スターマン』が書いた記事では73年製のモーリスについて少し触れていた。

    ↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/8d77394570ef2893f7220eef48ffce04

と言う事で、今日はそのスターマンが所有する『1973年製 Morris B20-12』について書いてみたいと思う。

彼が書いていた通り、12弦ギターという楽器は良い状態でキープすることがとても難しい楽器であり、音も状態も良いブツには実際なかなかお目にかからないのが現状である。読者の中には「欲しいんだけれど良いブツが無いのよぉ・・・」と嘆く方もおられよう。

本器は実に状態が良いのだが「ミュージシャンが実使用していたギターだから」という点が大きな理由である。50年間メンテナンスも怠らず、手を入れながら生き抜いて来たブツであり、ステージでも弾かれて来たものだから、間違いないブツなのだ。

現在ハードにモーリス研究を進めている俺なのだが、コチラはラベルから森平社長サインが読み取れ、なぜか社長のみ『特別シリアルナンバーが付与される』のが特徴だ。そして森平社長ラベルのギターは音が良く、造りも良い。レアな仕様も見受けられ、何か特別なものを感じている・・・そんな俺だ。

本器は高級機種ではないにも拘らず『シッカリとしたネック』が付き、12弦の張力をものともしない!12個の独立ペグが付き、チューニングも安定していて、音の響きは豊かだ!こう書くと「モーリスは良いギターを造っていたのか!」と早合点しがちだが、「必ずしも全部が全部そうではない」と言わねばなるまい。特に12弦は良いものを見たことが無いのだ・・・。

では、なぜコレが良いのだろうか?俺が思うにコイツがまずは『森平社長ラベル』であり、まだ出荷が極度に増える75年以前の『73年製』であることが大きいと思われる。そもそも、この時期のモーリスは『森平楽器』がメインとなり、OEMで『寺田楽器』『飯田楽器』それぞれにも委託製作をお願いしていたワケなのだが、個々に造りにはバラツキがあるのが実体であり、当たりハズレが多い!のだ。

やはり力関係として『森平社長ラベル』がトップに君臨していないと話にならんだろうから、このラベルこそ「造りも音も良いギターに付与されていたのではないか?」と俺は考えている。実際、この12弦は合板ながら素晴らしいクオリティのサウンドが得られ、音も美しくパワフルで大きく響き渡る!のだよ。素人が聴いても一目瞭然!プロ・サウンドがバイ~ンと出て来るのさ!

サウンドは「もちろんマーチン寄り!」であり、『美しい鳴りを追及している』点がモーリスの企業理念であったであろうから、『まだ追求を始めたばかり・・・』といったこの時期を狙うのはベストな選択かもしれない。ただ、中古市場に溢れるモーリスとは言えども『良いコンディション』の物が少なくなった今、音まで良いブツとなると・・・発掘は困難を極めるはずである。

今後も俺は大いにモーリス研究を続け、どんどんと記事にしていく!期待してくれてイイ!

今日はココまで!

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最近は『真剣にギターを弾く!』そんな俺です!

2025-02-02 12:03:18 | 『MASH』が書く『本当のギター話』

『ハウリンメガネ』ではないが、ここ数日間ギターばかり弾いている。まあ、「そりゃぁ本業なのだから当たり前だろ?」と読者諸君は思うのかもしれないが、そんなに毎日ギターを弾いている生活ではないのよ。

もちろん仕事柄ギターに触らない日は無い。しかし『弾く』とは俺にとっては『ミュージシャンとして本気で弾く』ことであり、チョコチョコと調整で弾くことではないのだ。

特に今、重点的に弾いているのがアコギだ。アコは誤魔化しが効かない点があり、俺を本気にさせるんだ。しかも、当店『ジェリーズギター』は以前までのアメリカン・ヴィンテージギターとは真逆のラインナップで最近は店構えをしているでしょ?そうなると近年ギターオールド国産ギターの研究が不可欠なんだよ。

とにかく俺が知っているアメリカン・ギターワールドとは違って、ホント多種多様に色々なギターが有ってさぁ・・・、コレが結構面白いんだよ。日々触って、調整し、仕上げる。その後は「果たしてミュージシャンとして使えるか?」を真剣にプレイするのさ!歌ってりもしてね!

まあ、以前の当店ではオールドのギブソンやエピ、マーチン、ギルド、グレッチ辺りしか扱っていなかったからね。それとドブロ、ナショナルね!今や真逆の店内に『ハウリンメガネ』も驚いていたけれど・・・(笑)。

今後は細かく、この辺りの面白いギターたちをも紹介してみたいと思うよ。
じゃあ、今日はココまで。

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【評論!この1曲】高橋孝子&小門(こかど)敬子『Promenade ヴァイオリンとピアノの為に』

2025-02-01 11:18:17 | 超辛口!『MASHの音楽評論』

今回はヴァイオリンピアノによる『デュオ・リサイタル』から1曲取り上げようと思う。ヴァイオリニスト『高橋孝子』ピアニスト『小門(こかど)敬子』競演した唯一の盤『Duo Recital 2003』からオープニング曲『Promenade ヴァイオリンとピアノの為に』である。

さて、晩年は若手の育成に力を入れていた両氏が約20年前の2003年に行ったバリバリのライブ録音(と言っても『高橋氏 59歳』『小門氏 62歳』時の録音)であり、この『田鎖大志郎』のペンによる曲は『実にアヴァンギャルドで美しい!』。「素晴らしい!」のひと言である。とにかく、曲も演奏も抜群の仕上がりであり、何度も何度も聴き返してしまう・・・そんな病み付きとなる曲なんだよ!今こそ「多くの音楽ファン必聴!」と声を大にして言いたい曲である!

消え入る様なヴァイオリンの音色からスタートし、ピアノとの対話形式で曲が進む構成を作曲者である『田鎖氏』「日誌(音誌)?コラージュ風?」とブックレットにおいて記しているが、中盤には両者が美しく絡み合いながらも、対話形式と絡み合いが行ったり来たりする複雑な構成が見事であり、緊張感を保ったまま両者の卓越したサウンドメイクが光り、その緊張感を保ったままのエンディングは見事としか言い様がない。とにかく名演である。

俺はクラシック音楽でさえ、ポピュラー音楽の方面から聴く人間であり、Jazz,Blues,Rock,Popsなどと同列に語る事を良く思わない方もおられよう。ただ、どれも『ただの音楽』に変わりはない。『気持ち良かったり、感動が出来るのであれば、ジャンルによる優劣はない』ものと考えている。そして俺自身がギター弾きである手前、この曲にアドリブでエレキギターを乗せる・・・そんな『仮想セッション』をも大いに楽しんでいるということを付け加えておこう。音楽は楽しく、なんでもありなのだ。

約9分30秒というこの1曲をヤリ切った後(のち)、両氏はプロコフィエフやリヒャルト・シュトラウス、そして最後はショパンのノクターン「遺作」を持ってライブを締めくくるわけなのだが、どうしても俺としては今回ご紹介した『Promenade ヴァイオリンとピアノの為に』の演奏、そして曲展開、それらに心を奪われ続けてしまうんだ・・・圧倒的に素晴らしいのだよ。

残念ながら本盤はマイナーレーベルから出されたCDであり、現在では入手が困難なのかもしれない・・・だが、もしどこかで見付けたならばゲットして、是非聴いて頂きたい。俺も偶然手にした盤なので、読者諸君にもきっとチャンスが訪れるであろう。

じゃ、今日はココまで!次回もお楽しみに!

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