え!?来るの!?もう!?
はい!読者諸賢御機嫌よう!
レッチリ再びの来日公演決定に興奮中のハウリンメガネであります!
去年の来日公演は「チケット取れず」で、行った友人の話を指をくわえて、「いいなぁいいなぁ」と聞いていたのだけれど、今回こそは……取れるか?(頑張れ俺。しかし、去年の来日から一年経たずの再来日。正味今の円安を考えると商売っ気だけで来日するとも考えづらく{今の為替から考えれば利益的には他の国を回ったほうが儲かるだろう}、これがレッチリ流の日本のファンへのファンサービスなのだろう)
さて、やはり今のレッチリといえば数年前に二度目の電撃復帰を果たしたジョン・フルシアンテにどうしても目がいってしまう。
現代のギター弾きだとどうしても避けては通れぬジョン・フルシアンテ。
私自身はアルバム「バイ・ザ・ウェイ」がリアルタイムだったのだが、このアルバム、ジョンがかなりの主導権を握っていた作品(それこそフリーと険悪な雰囲気になってしまったほど)で、ギターの魅力に溢れたアルバムに仕上がっている(弾きまくるギターではなく、差し引きで魅せるギターの魅力がある)。
そんなジョンのプレイの中でも私が好きなのがワウ捌き。
定番のファンキーなカッティングは勿論のこと、うっすらとフィルター的にゆっくり踏み込んだり、常時オンでトレブルブースター的に使ったりと、ワウの魅力を十全に活かしたワウ捌きは流石の一言。
ジョンがメインで使っているのはアイバニーズがリリースしているWH10(これ、発売当時は人気がなく廃番となっていたのだが、現在はジョンの使用により人気モデルとなり、リシューを重ね現行品としてはバージョン「3」が販売されている)。
実はこのワウ、日本のファンク職人、スガシカオ氏もメインのワウとして使用しているワウで(正確には姉妹機のWF10らしい。氏曰く「スライみたいな音がする」とのコメント)、レッチリファンならずとも一個持っていて損のない、ファンキーな名機なのである(私もバージョン「3」を持っている)。
一般的にワウといえばダンロップかヴォックスか、というのが相場だが、この2メーカーのワウは基本的に味付けが濃い。リードプレイにはいいのだが、バッキングでいい具合にスカスカした軽いチャカポコフレーズを弾くにはフィルタの加減が強すぎるし、オンとオフで音の重心が大きく変わるので、リードからバッキングに戻る際に一気に音が重く聴こえるのである(良し悪しあるが)。
だが、このWH10はオンしても音のレンジがあまり変わらない。トレブルは多少強くなるが、ローも削れず、ヒール側に踏み込んでもダンロップ、ヴォックスのようなローブースト感はなく、いい具合のモコモコ具合に納まってくれる。
これによって原音から大きな違和感なくファンキーなプレイができるのである。
これにドライブペダルを足してやればちゃんとフルシアンテのようなロック的なワウプレイも勿論こなせるし、結構万能なワウペダルだと思うのだが、やはりフルシアンテのイメージが強いせいか、レッチリフォロワーの人以外だとあまり使っている印象がない。もっと使われていいペダルだと思うのだが……
いやぁ、レッチリのことを考えていたらついついワウに思考が飛んでしまった。
でもギタリストの同輩諸賢ならお分かりでしょう?
さあ、5月の来日まで心ワウワウさせながら楽しみに待とうではないか!
そして俺はチケットを取れるのか!?今回も涙を呑むことになるのか!?乞うご期待!(ご期待か!?)
んじゃまた次回!
<ハウリンメガネ筆>
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