2020年が始まって半月が過ぎた。
時間が経つのが早いと思うところである。
年を取ると時間が早く過ぎ去ると感じるのは異口同音。
なぜ早いと感じるのか?
ふと思った。
それは過ぎ去った時間ばかりを見るからではないか。
小中学生のころ、夏休みが待ち遠しかったのは何故か。
カレンダーを見て指折り数える。
時間の先を見つめているときは長く感じるようだ。
年を取ると、過ぎ去った人生を見つめることが多くなる。
いつの間にか過ぎた時間ばかりを意識するようになっている。
それが1年が早いという言葉になる気がする。
1年は、52週ある。来年まで52週あるということである。
1月が半月過ぎたと考えるより、2週が終わったと考えると残り50週ある。
未来を見つめると時間はまだまだあると思える。
少し心が嬉しくなる。
ただ、
未来は世の中がそれほど変わらず、自身もそこそこ健康であるという確信の下でだが。
生きる力が失われている人には、その長さに辟易するかもしれない。
さて、残り50周。
どう使い、どう生きようか。それは全く自由である。
水平線のかなたに未来は広がっていると確信して一歩を踏み出すのである。