狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

伊勢うどん

2013年04月01日 | 美味紹介
北海道は蕎麦王国のようです。「うどん」の字が躍る店はほとんどありません。釧路市内で讃岐うどんの店を発見したぐらいです。そこで伊勢うどんを紹介します。これです。
昔は「なみうどん」でした。つまり「並みのうどん」です。きつねうどんは生「あげ」が切って入れてありました。味付きのあげは大阪でやっていた風習です。
並みうどんですが単に「うどん」と言う事もありました。さてこの伊勢うどんのネーミングは戦後宇治山田駅前の女将がつけたものです。大阪からのお客様との間でトラブルを防ぐためでした。この伊勢うどんには腰がありません。讃岐うどんで仕入れた知識を振り回し、伊勢うどんは!!と評価する人もいますが勉強が足らないだけです。よく煮て腰の無い麺に汁を掛けます。真っ黒の汁ですが麺とよくかき混ぜると、素晴らしい味になります。直ぐに吸う人もいますがあわて者です。
伊勢の街はそれぞれに一軒ずつ、うどん屋があるぐらいで、町内の味を贔屓にしたものです。皆様も伊勢に行かれた時は大店や有名店では食べず、おばあちゃんが一人でやっている店で「なみうどん」を召し上がってください。店の見分け方①箸が割り箸でない。竹の塗り箸を使用②丼の模様が○である。ラーメンやそばを作っていない。中華そばは良い。③うどんと飯を注文できる。
もう一つマル秘で、市内のスーパーへ行ってください。伊勢うどんのタレ(汁)と麺を売っています。いい伊勢土産になりますよ。えっ、内宮のおかげ横丁で買った、それは「土産用」です!!!

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電話がありました。「具体的に店名を教えろ」ハイハイ解かりました。JR伊勢市駅前の「わかくさ食堂」昭和30年頃の雰囲気が残っています。まだあれば貴賓室は一見の価値あり。新道の「駒鳥食堂」昔の大衆食堂の雰囲気有、宇治山田駅前の「ちとせ」ここの伊勢うどん定食もいいが「にゅうめん」が好きだ。そしてJR松阪駅の「汽笛亭」松阪市で伊勢うどんが食べられる。紹介しだしたら限がないので・・・・スミマセン。

追記、猪猟で仲間に入れていただき、初めて仕留めると「眼が開いた」と言います。この時全員に伊勢うどんを奢ります。懐かしい思い出です。