としちゃんの今日のひと言

古希も過ぎ今年は72歳身体の軋み物忘れそして不整脈など沢山のお土産貰いましたがまだ何かありそう探してみましょうネ

猛暑なんて何のその

2013-08-09 00:11:03 | 山歩き

明日から猛暑と言う予報それを承知で昨日は東京都と埼玉県を股に掛け登山ツア~楽しんできました。

午前9時半埼玉県の有間ダムに到着さらに堤体上の道路を10分ほど走り『白谷沢(シロヤサワ)登山口』へ到着。

 名栗湖(ダム湖)

上の写真正面奧が下の写真の登山口

バスから道路脇に降車夏の陽射しが強烈、準備運動もそこそこに石ころだらけの細い山道に入る。

暫くは針葉樹林の中の緩やかな上り道時々左側に谷がせまり足下に注意、慎重に進む。

左下に流れていた沢と登山路との平面交差今度は沢の左側水辺近くの岩壁に沿って岩やロープを手懸かりに前進。

天狗の滝付近では岩壁で川幅が狭まっている為か涼しい風が汗ばむ肌に心地よく下界の暑さを忘れさせてくれるようでした。

白谷沢自慢のイワタバコは所々に咲いていましたが既にさかりを過ぎており『又の会う日を乞うご期待』ってところでしょうか、でもここに来れば見られるってことだけでもヨシとしましょう?

これがこの日最高のイワタバコの花とキツリフネの花

 

残念だったのは『孔雀の滝』で説明書のような姿を見ることが出来ませんでした、「また来ればいいやかインターネットで調べるか」って妥協(こんな調子でまた今度が頻繁来年もさぞや忙しくなりそう??)。

そして足下に流れていた谷川と涼風に別れ登山道は高度を上げ、いよいよ本格的な山登りになっていくのでした。

 

ここからは丸太階段が整備されているのですが、階段の蹴上や踏面の幅がまちまちなので短い我が股下では歩調が合わせ難かったこと(贅沢言っちゃ~いけませんがね)。

20分ほど上って『岩茸石』を発見、命名の由来は分かりますが今一つピントこなかったのです「如何でしょう~」。

言われてみれば分かるようだしソウでもないような気がシナイではないし~・・・・・・・・・。

岩茸岩~権次入(ゴンジリ)峠~棒ノ折山間は森林の中の登山道で時々涼風を感じ急登部分の丸太階段は踏面の土が流失して丸太の上を歩くことになり歩きにくかった、しかしこの頃はまだ余裕があったので体幹強化のつもりで挑戦丸太渡を楽しんでいたのです。

丁度12時に棒ノ折山(海抜969m)山頂に到着、展望も良く日陰もある山頂で昼食、辺りには色は少し薄かったのですがアキアカネでしょうか?沢山のトンボが群れて飛んでいましたここは一足先に秋の風情を感じさせてくれました。

昼食後、権次入峠まで粘土質の急な坂を下りましたが好天のお陰で足を取られることこともなく一気に下ることが出来ました。

ここから更に黒山を目指し暫くは急な下り坂、表面に小石をまんべんなく播いたたような路面足場を確認しながら間隔をとってやっと下りきったと思ったら何と今度は急登古めかしい石段上りきった所が黒山(海抜842.3m)、ここには三角点が設置されていました。

一息入れ次の目的地岩茸石山(イワタケイシヤマ)を目指しましたしかしここから先森の中の道を下ったり上ったりを繰り返すばかり、珍しい花が見られるわけでもなく足下には何故か見るからに毒らしい茸が時々見られました。

これが何と岩茸石山まで3.4kmの間綺麗なの・地味なの・可愛らしい・毒々しいのなど20から30種類位見られたでしょうか?

もともと茸に興味もなかったのでカメラに収めようとしませんでしたが、途中から「しまった後の祭り」って気分でした、

それにしてもあんなに色々な色のモノが見られるなんてホント山の名前に納得してしまいました。

これが茸のメッカの山頂です

 

岩茸石山(海抜793m)からは青梅や入間などがハッキリと見て取ることが出来、前回の雨の至仏山のリベンジを果たしたような気分を味わいました。

でもまだ登山は終わってはいなかったのですここから約1時間かかって登山口まで下ることになったのです、前半のオーバーペースが効いたのか最後は少し歩くのに飽きてしまいました。

杉林の中の細い下り坂、この時期雑草に被われ先頭を歩くリーダーが時々声を出し顔にまとわりついた蜘蛛の糸を払うような仕草(リーダーってホントに大変な仕事だな~って感じました)。

尾根道は時々風を感じたが針葉樹林を下りきり直ぐ脇には谷川が流れ飽和状態の湿度、そこに目の前の舗装された林道からの熱風が押し寄せ兎に角蒸し暑かった(ほんお一瞬のことでしたが)。

林道脇に下の村の飲料水の砂除去用と思しき枡を発見、この放流水の冷たかったこと全員暫くここで顔や手を洗ったり生き返ることが出来ました・・・・・・『地獄で仏の気分』。

私も首に巻いた水玉模様の手ぬぐいを水に濡らし顔や腕を拭いたり最後は首に巻き付け息を吹き返しバスの待つ北川橋まで幸せいっぱいに下りました。

入山から下山まで約5時間45分、前半の沢歩きは涼しくて快適山頂での素晴らしい展望そして多分不快指数120%の林道脇の湧水の冷たさと水量は爺さん婆さんには大変なご褒美でした。