ヒヤヒヤどきどき気をもみましたが今度の台風は速度が遅かったので昨日素早く?信州蓼科山の秋満喫してきました。
前回の上州子持山ツア~は台風とかち合い中止、二度も苦渋はまっぴら「個人的には勝ったネ」っていう気分。
それでも雨台風のような報道、前回台風の被災地などのことを思うと油断はならない(予報に反してか?今外は静かのようです)。
昨日は諏訪南インターから一般道へ取り入れの済んだ田園風景こんな風景を眺めると子供の頃の我が家の裏、一歩外に出るとず~と続く田圃田圃を思い出すのです。
そして登山口に近付くにしたがい道路わきの白樺やダケカンバの黄カエデの赤や様々に着飾った木々の葉、これだけでも出かけて来てよかた~って思うのでした(でもガタガタ疾走する車カメラに映像を収められなかったのです)。
午前10時過ぎに蓼科山登山口七合目に到着、霧がかかっていてはっきりしない(神秘的って言う人もいたが私的には紅葉は鮮明であってほしい)。
霧だけでなく低く空を覆う雲、合羽を着たほうがいいのか大いに迷ったが風がなく体感温度は意外に暖か合羽を止め入念な準備体操。
神社の鳥居に一礼女性4人、男性2人の参加者とリーダーそして研修生2人まずは将軍平を目指し出発(なんと豪華なツア~でしょう介添え3人に対し患者6人)。
まずは緩やかな針葉樹林へ今日は最初から両膝にサポーターとダブルストック万全な態勢で(これで終盤膝痛が出るようなら里山ウォークに変更か?)。
しばらく進むと登山道は徐々にキツク先日行った西岳の針葉樹林を思わせるよう、汗が額を濡らし始めたころ最初の着衣調整(ここから長袖シャツ1枚)。
花もない単調な登りでしたが登山道脇には名前も知らない青々とした苔が(本当は緑色なんですがこう表現した方が合うような気がするので)癒してくれました。
そして針葉樹林を抜けたら目の前には幅10メートルほどの一本の帯のようなガレ場(氷なら氷河と言うところでしょがそんなイメージなのです)。
勾配はさらに急、大小浮石も多くまるで落石の巣(宝庫)みたいとにかくリーダーの後にくっ付いて登るだけ途中で振り返ると隊列は大分長く伸びていました。
12時ちょっと前ガレ場の終端に到着、登りきったところは将軍平ここで昼食(いつものコンビニのおむすびとバナナ)。
ここでは我々と他の一組のグループ、このグループお隣の国の登山客日本人のガイドさんがいたが『元気と言いましょうかやかましいと言いましょうか兎に角テンションが高い(ガイドさんが言ってました「元気な人は仲間もガイドも置き去りにしてさっさと先に行ってしまうんですって」)』。
でもこんな人たちと山に入ったら熊に出くわす心配はないでしょうネ(私のクマよけの鈴よりよっぽど良く響き渡る声、1キロ先でも聞こえること間違いなし熊も逃げ出すだろうと思いました)。
12時半さ~頂上目指して出発この先は岩場鎖場って言うことでストックはたたんで手袋にチェンジ、12時36分いよいよ岩場に取りつく。
普通の岩場は一枚岩か岩の連続が多いのですが、何とここは急こう配に大きな岩を転がした通路と言う状態、慎重に足場を選び体重をスムーズに移動(この時あくまでも前こごみが基本)。
終始四つん這いで足場・手ががりを探しよじ登るこの運動は午前中の急登の比ではなく息はあがる・汗は吹き出す・緊張でわき目も振らず約30分弱一気に登りました。
目の前に待っていたのはこれでした
ここでまたビックリ広々とした山頂は岩がゴロゴロと言うかもうこれ岩ばっかりそして強風「ウワ~さむ~い」汗びっしょりのシャツ1枚心臓マヒをおこしそう、大急ぎで合羽を羽織る風を通ないので瞬時にあったか「助かった」。
でもこの山頂が歩きにくいことったらありゃア~しない(登りのような前傾姿勢ではいられない)岩の上を歩きながら身体のバランスを保つことって結構難しく凸凹な平均台の上状態、両手を広げてみたが足元がとても不安定さらに強風に煽られるのでいっそう困難した。
山頂の標識と並んで記念写真、周囲の山も雲に遮られよ~く見えません東西南北さえ見当つかず。
冷たい風の方向が北だろうて言う程度、遅れて登ってくる仲間を待って山頂の神社をお参り、山頂の多分南がわに移動眼下や遠くの山影を眺める。
風に流れるガスに時折眼下の紅葉した森や湖が見えるがカメラを構えるとすでに見えなくなっている、山も同様見えたり隠れたりでしっかり確認はできませんでした。
ただ自分たちのいる山頂より下に雲があることは確認でき、取りあえずこれも雲海って思い込むことにしました。
約1時間山頂滞在、元来た道を下山開始『行きはよいよい帰りは恐い』ってところ必死で登るのに夢中でしたが下り始めると山蔭風が遮られ嘘みたいに穏やか暖か~合羽を脱ぎ一息、眼下には上りに休んだ将軍平の小屋がはっきりと見ることが出来ました。
ゴロゴロした岩ばっかりの下りガラスの膝にできるだけ衝撃を与えないように両手は岩をつかんだり身体を支えたり木立にぶら下がったりのフル回転で大きな段差を無事克服「ヤッタネ~でした」。
下りも将軍平で一息ここからはストック再使用で落石の宝庫も無事下り針葉樹林に入るころからまた一団の爺婆に会話が戻り目出度しメデタシのいちにちが終了したのでした。
登山口以下の紅葉は見た目にはとても色鮮やかでしたが朝も夕も霧の中で明瞭写真は撮れず、車中から見た白樺湖周辺の紅葉も素晴らしかったのですが夕やみ迫る中走る車両の中からでは流れてしまいこれもダメ、私ひとりだけの思い出に記憶しておきましょう。
終日どんよりと低く垂れこめた雲何時降るかと気にかけていましたが二度ほどパラパラと岩に雨粒の痕を見つけハッとさせられたり、首筋に比較的大きめの雨粒がポツリポツリときましたがそれだけ今回はホントついてました。
単純な尾根歩きと異なり変化にとんだコースこんなところがヤッパリ魅力的また寄せて頂きたいものですネ。
次はどんなこと(山)になるでしょうか?