コナカは河西店長への不当な降格を撤回せよ！

（上の写真＝不当な降格にたたかう決意の河西店長・右端）

コナカが暴挙！
河西店長をいじめの末に不当降格を強行！
コナカ経営陣は辞令を撤回し組合と話し合え！

全国一般東京東部労組コナカ支部の河西組合員に対して、株式会社コナカは本日（９月27日）、役職を店長から主任へ、等級を６等級から５等級へ降格する辞令（店舗は鷺沼店からアクロスプラザ東神奈川店に異動）交付を強行しました。私たち組合はただちに文書で辞令の撤回と継続協議を求める書面をコナカ社長あてに送りました。

河西店長の降格をめぐって、組合と会社は９月６日の第29回団体交渉と９月22日の第30回団体交渉で話し合ってきました。しかし、協議の途中であり、まだ結論は出ていませんでした。会社側は当初、河西店長を降格する理由について「昨年10月からの鷺沼店での店舗業績が悪いから」と繰り返してきました。ところが、河西店長が組合に入った途端、新たに11項目もの「理由」を付け加えてきました。

11項目は次のとおりです。１．店回りの雑草が抜かれていない、２．店の蛍光管を放置していた、３．店ののぼりに工夫がない、４．店の照明に工夫がない、５．お客さんのズボンの裾上げをミシンでやっていない、６．お客さんのクレームが４件来ている、７．店舗での一体感がない、８．銀行に行く回数が多く時間が長い、９．ハンガーを売ったお金がどこに計上されているかわからない、10．納期遅れの商品を置いたままにしている、11．有給休暇を事前に取らずに団交に来ている－－。

コナカで働いている皆さん、どうでしょうか。仮にこれらがすべて事実だとしても、月５万～10万円もの減給が伴う降格を受けなければならないほどの理由にあたるでしょうか。一般社会ではとうてい納得できないものばかりです。

もっとも重要なのは、そもそも11項目の「理由」なるものが９月22日の団交で河西店長も初めて言われたことばかりだということです。河西店長が降格を初めて打診されたのは８月23日です。そこから約１ヶ月間、業績以外には降格の理由をあげていなかった会社が唐突に付け加えてきたのです。労働組合に入ったことを嫌悪し、報復的に仕立て上げた降格「理由」と言うしかありません。

さらには９月23日からゼネラルマネージャーとエリアマネージャーらが鷺沼店を連日訪れ、河西店長に上申書を書くよう執拗に迫りました。河西店長が「その件は組合との団交で話し合いたい」と何度言っても、「組合なんて関係ない」などと発言したうえで無理やり上申書を提出させました。これも河西店長が組合に入ったことをきっかけにした職場でのイジメであり、コナカ経営陣による暴挙としか言いようがありません。

湖中社長をはじめとするコナカ経営陣の皆さん、私たちコナカ支部は団交で会社に何度も言っているように「争議」を望んでいません。しかし、会社が暴挙の数々を反省し、理性的に組合と話し合う姿勢を見せないかぎり争わざるをえません。ただちに不当な降格人事を撤回してください。組合との話し合いのテーブルに戻ってください。

コナカで働いている皆さん、これは決して河西店長１人の問題ではありません。すべての社員全体の問題です。ひと握りの経営陣が目を付けた人間は理由をそっちのけで何が何でも降格し、給料をカットし、退職に追い込んでいくようなやり方を許してはいけません。社員にも家族がいて、生活があり、人間としての尊厳を持っているのです。そんな当たり前のことすらわからない企業が発展するはずがありません。

コナカ支部とともに一緒に抗議の声をあげてください。河西店長のたたかいをみんなの力で支えましょう。