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日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

京極夏彦講演会に行って来ました

2013-03-24 23:35:12 | 映画、演劇、コンサート

トレードマークの着物と手甲姿、恰幅のいい体躯と苦みばしったいい男とも如才ない常識人とも取れるお顔つきで颯爽と登場。
徳島市立図書館開館1周年記念イベントとしての講演でして、例によってYさんから「行かない?」とのお誘いを受けたので、京極ファンの娘とその友人にも声を掛け、行って参りました。
眠いのでかいつまんで覚えていることを列挙してみます。
「妖怪と、本」という演題だったのですが、ひとつは妖怪、幽霊、お化けに違いはあるにはあろうが、ひとまずひとからげにしておく。しかしオカルトとは一線を画したいとのこと。
その違いは、前者はポジティブ、後者はネガティブで向いてる方向が逆なんだという高説。
妖怪研究家、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員などという肩書きをお持ちですけどね、元々お化けなど居る訳ないんだと仰る。
後半の本のお話にも統括されるんですが、妖怪とは“郷土を住処にした文化が作り出したもので、あると言うことにしておくもの”だと言うんですね。
ここで一挙に本のお話に移りますが、まず言葉とは、日本語とはという高尚げなテーマを噛み砕きます。
人間は言葉で考えているから、多くの言葉を知り使うことによって必然的に世界は広がり豊かな世界を味わうことが出来る。
特に日本語は漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字等を一緒くたに混ぜて文章を構成でき、その広がりと深さは他の国の言葉の比ではないと。
また、生と死という言葉が対語的に使われているが、“死”の対語は“誕生”である。
30㎝定規でいえば、0が“誕生”30㎝が“死”で生は0から30㎝の間ということになる。
死あるいは死後の世界というのは生のバランスにくみする為、言葉で考え出されたもので、妖怪も同じである。
も、ね、眠くて論考を正確にお伝え出来てる自信はありません。
ただ、本を読むことで言葉を多く知ることが出来る、無駄のようでいて無駄こそ実は人生を豊かにするものであるから、何でも面白がって読んでみる、ということをお薦めするといった風なことは言ってたと思います。
また、思い出したら補足します。今日はこの辺で。
あ、因みにセンセとわたくし、誕生日が同じですわ。へえ~。
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2 コメント

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寝るひまなし (山田太郎2号)
2013-03-26 23:01:07
おもしろかったですねぇ。
まったく寝なかったですもん。
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どちらかと言えば (あわてんぼう)
2013-03-27 00:45:48
わたくしは、安心して聞いてました。関西の“のりつっこみ”が体現出来てましたね。お話が下手でも我慢しようと用心してたのですが、余計な心配でした。ビジュアル的にもグーでしたし、共感の講演でした。
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