余談ですが、やっとコタツを片付け、半日掃除や洗濯に追われ、午後からあたふたと源氏の講座に出かけました。
常に慌しい日常をひと時リセットできる貴重な時間帯です。
さて、ニ条院に帰った源氏は異母兄弟の師の宮、幼馴染で義兄弟の三位中将(頭中将)の来訪を受け、それなりの衣装に着替えて出迎えるんですね。つまり、今は官位を持たないので、紋の入ってない御直衣です。
また、紫の傍にいてやりたいとは思いながら、やっぱり残していく愛人が気がかりで、花散里の所にも顔を出すんですね。
そうして、「どうして、もっとあなたと一緒にいる時間をたくさん作らなかったのだろう」などとしみじみ感傷にふける。
ま、とにかく「まめ」。紫式部が理想の男性として描いたのは、プレイボーイの部分ではなく、(いや、そうであるための資質という見方も出来るだろうが・・・)細かい心配りを常に忘れないデリカシーを持った異性ということになるんじゃないかと思います。「面倒くさい」などと言ってては恋は出来ませんわな。やつれた自分の顔を鏡で見て我ながら(かえって)きれいだなんて言ってるナルシストぶりも板に付いたものです。
わたくしだって死ぬまでおしゃれには関心を持って女を忘れずに生き抜きたいとは思ってますけど、どうにも甘い甘い。
源氏のまめさを見習わねばなりません。
さて、写真は本日の茶菓子、立江寺近くの「酒井軒本舗」の薄皮饅頭と柏餅。講座後、余ったお菓子をホテルでのティータイム時に撮りました。
人形のしおりは、これも手芸展に来てくれたお客様に持って帰ってもらおうと思いまして作り始めました。
明日、また百均巡りじゃ。