楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

奈良レポートその4

2010-06-30 22:42:41 | 旅行
   
ちょっとひどい写真で恐縮です。(カメラがカメラだけに・・・)すべて東大寺で撮った仏像です。法隆寺は撮影禁止でした。
とりあえずUP順に、多聞天像、広目天像、如意輪観音菩薩像、虚空蔵菩薩像となります。
多聞天というのは七福神のメンバー毘沙門さんのことなんですが、隣の広目天と共に四天の中では耳には馴染みのある仏像だと思います。
で、教えてもらったのが、仏教における仏さまは如来、菩薩、明王、天という4つの部により成り、仏像として現われたるお姿の特徴として冠やネックレスをつけられてるのが菩薩で、如来はそうした装飾品はなんにもつけてないそうです。また、観音様の特徴としては必ず壺(水瓶)をお持ちだそうなんですが、知ってました?
それから菩薩は悟りを開くために修行中の身で、悟りを開かれた菩薩が如来となるそうで、56億7000万年後にこの世に現れて衆生(しゅじょう)を救うとされる弥勒菩薩はその時に如来になるんだそうです。本来は如来と言えば釈迦のことらしいですが、後に阿弥陀如来、薬師如来、大日如来などの仏像も作られるようになって、物がこわれることを「オシャカになる」なんて言いますけど、これは阿弥陀様を作ろうとしたのがお釈迦様になって失敗してしまった・・・が語源なんて話がありますね。
仏像の世界も広過ぎて、色々取り上げていけば切りがありません。
この項もまたの機会に楽しみを残して一応今回はクロージングとさせてもらいます。
眠いし・・・。
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奈良レポートその3

2010-06-29 21:05:29 | 旅行
    
やっぱりざくっと建物の話を先にしておこう。
ガイドさんに聞いてまだ覚えている名所雑学編というところかな。
大仏さまが安置されてる東大寺大仏殿、一番上の屋根のしゃちほこみたいな飾りの両端間の距離、二段目の屋根の真ん中のかぶとみたいな飾り屋根の端から端までの長さ、大仏殿に向かう参道の幅が同じなんだそうですよ。
近寄ってみると建物がさすがの大きさであることに驚かされます。
で、この大仏殿というのは「金堂」なわけで、そも「金堂」とは何かというと本尊仏を安置してある堂をいうんですね。「五重塔」などの塔とはお墓のことなんだそうです。
それから、法隆寺では玉虫厨子も見る事が出来ましたが「厨子」というのは仏壇のことだというのも初めて知りました。
法隆寺の五重塔の特徴としては最上段の屋根の一辺の長さが最下段の屋根のそれの丁度半分だそうで、それ故の安定性のある美しさが人気の秘密だそうです。
シルエットの塔と金堂(これはだから法隆寺の本尊安置堂になるわけです)の写真もありますが、夕日をバックにこの方向から撮った五重塔が最も美しいとされている、なんて言われて田舎ものは、夕日を待つ時間のあろうはずもなく、即シャッターを切ってみたのであります。
この五重塔の細く突き出たてっぺん部分には“鎌”が東西南北に4本飾られていて、雷除けのおまじないらしいということでした。
金堂にも東西南北四本の柱に巻きついた龍が彫られていてこれも火災除けのおまじないという話でした。(龍神は水の神様ですからね。)
きっと、この寺の創建に携わったエラい人の「ハンター×ハンター」でいう“念”が込められてるために、1300年余の長きに渡り厄災よけの結界が張られて、世界最古の木造建築たり得てるんですよ。
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の鐘は偶数時間につかれるそうで、こちらはタイミング良く聞くことができました。
建物の写真は、もちろん他にもたくさん撮ってるんですが、切りがないので、思い切り良く以上の分だけで一応この項は終わりとします。
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奈良レポートその2

2010-06-28 20:33:48 | 旅行
今日、鹿の動画の取り込み、も一度試してみたら何故か出来ました。
夕べは疲れててどこかで手順間違ったのかなぁ???
鹿は、ほんとに人懐こくって(おめぇたち、そんなに油断してていいのかよ)と余計な心配をしてしまうほどでしたね。
さて今回は何回ほどに分けてのレポートになるかなぁ。
行き当たりばったりで、思い付くままいけるところまで行きましょう。
本日は軽く土産編。
といっても、スキャナで取ったクリアケース(クリアじゃないが要は書類入れ)の阿修羅像(と裏の8体の仏像)は興福寺におわします。おタクは東大寺と法隆寺だけじゃなかったかって?
そうなんです、これは別便で同寺を訪ねた友人に貰ったお土産。
その友人、血糖値が高いと言われたそうで、わたくしからのお土産は低カロリーの「わらび餅」にしました。
近年、歴史好き(歴女ってネーミング、どうなんすかね)とか仏像好きの女性が増えてるそうですが、阿修羅像は特に若い女性に人気のある仏像だそうですね。
ご多聞にもれずわたくしも大好きなのですが、阿修羅王ということになると萩尾望都さんの「百億の昼と千億の夜」に出てくる超魅力的なキャラを思い出さずにはいられません。
帝釈天たちと何億年にも渡って戦っているんですね。仏教では結局、帝釈天に教化され釈迦の守り神となるんですが、女とも男とも、はたまた大人とも子供ともつかぬミステリアスなキャラクター。そのひそめた眉にセクシーさを感じると言ったら不謹慎でしょうか。
明日は聞きかじった如来や菩薩、天、明王といった仏さまの世界のお話をしてみようかな。
因みにわたくしの守り本尊は文殊菩薩なのだよ。
   
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奈良レポートその1

2010-06-27 22:58:17 | 旅行
 
本日は鹿の動画だけUPして後は後日にしようと思ったのに、何故か取り込みが出来ない。
何度試してもダメなので、あきらめて(ちょっと何というかの)昼食と(バッチリとは言い難い中途半端な)鹿の写真だけUPして、明日のココロだ~。疲れた~。
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6月の源氏物語を原文で読む会

2010-06-26 21:05:23 | 
 
今月の茶菓子は福屋さんの“あじさい”です。
携帯で撮ったので分かりにくいですが、白餡のまわりに、錦玉羹を細かく切ったものを付け、淡雪羹を流しかけてあります。
この季節ならではのお菓子ですね。
小さい方はゼリーですが、隣の「イクリ」と一緒に会員さんが差し入れてくれました。
「イクリ」って「すもも」だと思うんですが・・・。
さて、今月の「源氏物語」賢木はちょっとした発見があっておもしろかったですね。
というのも物語は源氏の父君である桐壺院が亡くなるところに差し掛かっているのだが、今上帝である朱雀帝の印象が薄いなと思っていたら、どうやら政治の実権は親である桐壺院が握っていたようで(つまり、源氏と朱雀帝は腹違いの兄弟デス)帝がまだ若いということがあって、院が亡くなることで、勢力図は大きく転換していくわけです。
そうした中、これから実権を振るうであろう朱雀帝の母君の父君である右大臣、帝のおじいちゃんなんですが、「性急で性格が悪い」と殿上人などをして言わしめ、いやがうえにも波乱を予感させる伏線を引いてるんですね。
物語を読み聞く女房たちの期待を煽るストーリーテラーとしての紫式部を垣間見た気がしました。
また、講師先生からの指摘で感心したのは、院が亡くなってその悲しみを詠んだ源氏と藤壺(院の奥方)の兄、兵部卿宮の歌にあえて式部がそうたいして優れたものではないと注釈をつけているのは、返って彼らの悲しみの深さを暗示しているのではないかという解釈。
深読みの妙味を味わった気がします。
さて、明日は例の招待旅行、奈良行き。朝6時集合と早いので、今日は早めに休みます。
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