今回の選挙は家族や友人に聞いても、今までになく多くの人が投票所に駆けつけたようだ。
夕方に行ったわたくしも出入りする車の多さに住民の関心の高さを垣間見た気がしたが、なんといっても当事者と違って我々はのんきなものである。
昼前から、友人たちと待ち合わせをして、“宝田”にある船の形をした喫茶店「サン・プリンセス」に行き、食事の後、お茶を飲みながら自由気ままなおしゃべりで半日潰してきたのだから。
といっても、いまやマジにボケ防止、アンチエイジングが課題となっている我々の年代では、お約束のように「健康問題」「身の回りの整理への希求性」が2大テーマとなってくるのではあるが。
しかし、ボケ防止には人と話をして、しっかりコミュニケーションを取ることが一番とばかり、各々の近況報告と持ち寄った情報交換から始まり、政治、ファッション、芸能の話と話題は尽きない。
何しろ夫や子供たちより長い付き合いの、気心の知れた友人との会話である。
最高にくつろげるひとときなのだが、非常に幸せなひとときでもある。
それぞれ性格は各人各様、まったく異なるものの、お互いを認め合い、少なくともわたしは彼らに対して決して尊敬の念が失せることがないからだ。
仲のよい友人に恵まれることが、どんなに人生を豊かにしてくれるか、いや、ぶれずに生きていくための心の支えになるかを考えると、そうした友人と出会えたことが、ひとつの奇跡のように思えることすらある。
しかし、もはやある種の覚悟を秘めて日々を送らねばならない我々の年代にとっては、たわいない会話の中にも何かの確認作業的要素が忍び込んでくるのを見逃すわけにはいかない。
いずれみんなが通る道、しかも通り方にそんなに多くの種類が用意されてる風でもないようだが、所詮、「今今と 今という間に 今ぞなく 今という間に 今ぞ過ぎ行く」という道歌の世界。
一期一会のお茶会ほど重くないのがいいところ。
旅行のお土産(ネックレスとちりめん猫のストラップ)やら、野菜と何と新米のおすそ分けまでいただいてありがた~いお茶会でした。
写真は昼食にいただいた和風ハンバーグとデザートのラズベリーヨーグルト。