楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

Sさんの裁縫バッグ

2016-12-21 22:13:09 | 手芸いろいろ


型紙は貰ったものの、レシピもないし、現物があれば、見て作れるかなと、「また、貸してね」とお願いしてあった近所のSさん手作りの裁縫バッグ、今日の夕方、持って来てくれました。
↓パカッと開けたところ。



干支飾りを中断して、それではと早速蓋部分から作りかけたんですが、



しつけ糸の仮縫いが荒すぎたのか、ファスナーの見える部分の幅が細かったり太かったりと波々になってしまいました。



Sさんのはきれいに等間隔で縫えてるでしょう?
夜、疲れた目で、ほどいてやり直すのは、負担がかかるので、(いや、マジで右目の調子ワリーし)気力の回復した明日続きは頑張ることといたします。
↓お口直しに、スーパーキョーエイで見かけたキュートな画像を。



Sさんがくれたゆずでささやかな「ゆず湯」。
に入って今日はもう、寝ます。

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証明写真的酉さん

2016-12-20 22:36:00 | 手芸いろいろ


元職場のAちゃんから、「干支飾り4つ頼めないか」というLINEが来て、「いいよ~」という返事しちゃったもんだから、作らなきゃ仕様がなくなって、ナメクジ病から回復。
ひとつ仕上げたところで、来年のFBのカバー写真用におすまし写真撮ってみました。
自分宅にも欲しいので、あと4つまたチクチクが始まります。
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ははは

2016-12-19 22:52:27 | 日記


金と銀、合わせて50枚近く折りました。
明日、ちょっとした会がありまして、日頃お世話になってる皆さんにもらってもらおうと思いまして。



また、布買って来ました。
近所のSさんから国府のミシンランドへ行かないかとのお誘いがあり、連れて行ってくれるのかと思ったら、わたくしの車でと言われて、うん?「売り出しが終わったところなんやけど、前に場所教えてよって言よっただろ?」のセリフにも、うん?

さあ、こういう場合、自分が感じた「うん?」を正直に相手に伝えますかね。

誰でもそうでしょうが、相手がどういう人間かによって、リアクションが変わります。

今日の場合は、うん?をサッと捨て、もうひとりの知り合いも拾って、機嫌良く買い物して参りました。

太田ボタン店さんにも、再度寄り、しっかり財布のひもを締めながら、必然と思える布だけ買って来ました。



お手本のスモッキングバッグ、見て作れるかなぁと写真撮らせてもらいました。
早い機会に買った布が製品になったところを見てもらいたいですけど、ナメクジ病にかかってるみたいで、困った状況です。

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岡田みゆきの「実験観察記録」

2016-12-18 23:28:23 | 
主人公は井沢常治、小学校の教員である。

旧制中学卒業したばかりの臨時教員から、勤める小学校の片岡校長に取り立ててもらって教諭となり、13年間、同じ小学校で「虫の先生」として生徒たちを教えている。

しかしそれは生徒たちの理科研究の顧問という立場での呼び名であり、学生日本昆虫学会の特等賞を取った名誉も県理科研究部長の肩書きを持つ片岡校長の指導ありきとされ、井沢が虫研究のエキスパートととして、周囲から一目置かれているというわけではない。

井沢は唖の妹、秋子を空襲で亡くすが、その死によって、日ごろから他人に訴える術のない秋子を誰にもばれない様に巧妙にいじめていた自分の暗部を自覚し、一種のトラウマに陥っているようである。

さて、何がショッキングだったかというと、のっけから、ゴキブリを湯煎するという場面から物語は始まるのである。
つまり、ゴキブリは何度の温度まで耐えられるかの生徒たちの実験観察なのだ。
後にはハエ、その前段階の蛆も出てくる。

昔話に「虫愛ずる姫」というのがあったが、あれは姫の理屈がちゃんと通っていて気持ち悪さを感じるようなものではない。

しかし、作家の目で描く「しがない小学教員」に女性である岡田みゆきは何故、ゴキブリや蛆といった嫌われ者を配したのか、その容赦のなさに(すごいなぁ)の感嘆のつぶやきが漏れてしまう。

この人はほんとに自分で実験したんじゃないだろうかと思わせるような、リアルで精緻な実験描写のなかに、さまざまに揺れ動く主人公の心情もつぶさに解剖してみせて、同調は出来ないが、(ああ、分からんでもない)とシンと眺めてしまう視点を提供しているのだ。

自分を表現して生きてゆくのに、その破りがたい狭い殻こそが、自分らしさなのだろうか。
諦念の思いの外にそれでもほとんど無意識的にエールを送る意識が生まれるのを希望とは言わないだろうが・・・。
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海野十三の「ふしぎ国探検」

2016-12-17 21:37:44 | 
本日読書会で、引き続き岡田みゆきの作品が課題図書だったのですが、「タヒラの人々」と思い込んでおりましたら、このタイトルの短編集の中の「実験観察記録」だったんですね。
帰宅して読んだんですが、超短編ながら、ちょっとショッキングな内容で、気持ちの整理してから、後日感想などカキコしたいと思います。
で、恒例の海野の調査票の方でお茶濁します。

初出 「ラジオ仲よしクラブ」1947(昭和22)年9月号~1948(昭和23)年7月号

収録本 「海野十三全集 第12巻 超人間X号」三一書房 1990(平成2)年8月15日第1版第1刷発行

時代設定 発表時と同時代程度

作品舞台

ポーデル博士の案内により少年東助と少女ヒトミが原子から宇宙の世界までさまざまな不思議な空間を旅する物語である

登場人物 ・ポーデル博士 ・少年東助 ・少女ヒトミ

あらすじ

夏休みの宿題のために野原に出かけていた東助とヒトミは樽のような飛行物体から現れたポーデル博士と名乗る不思議な人物からさまざまな冒険の世界へ案内される。
SFの題材として思いつくあらゆる可能性の世界を惜しげもなく散りばめてまるで万華鏡の旅のようである。
例えば、時間の進行を調節して植物がまるで人間にように動き回る世界をかわきりに、透明人間、原子爆弾をテーマに蝿に語らせる地球の未来像、無重力および重力が過度に働く世界、あるいはインチキ霊媒師のトリックを解説したり、四次元世界やミクロ世界、海底王国やはたまた永久機関の話、そして銀河の姿まで詰め込みすぎと思われるほど不思議な冒険の世界がぎっしりと詰まったおもちゃ箱のような物語が展開される。

みどころ

それぞれをオムニバス形式で括っているが、全体像として関連があるわけではなく、ひとつ、ひとつがそのテーマで作品が語れる短編の寄せ集めである。SFの祖と呼ばれるに相応しい、アイデアの宝庫集といっても過言ではない。ジュブナイルものではあるが、多分、作者も大いに楽しみながら筆を進めたであろうことが伺えるSF娯楽小説である。

「海底王国」では作品を書いた昭和22年からおよそ20年後との設定なのだが、ずいぶん科学の発達した世界が描かれている。
多分、根拠のある数字ではなく、適当な設定だとは思うが、そもそも全能的な印象を受けるポーデル博士がいったい何者なのかまったく説明はされておらず、ざっくりと宇宙人かしらんという程度のいい加減さが全編貫かれてますから、そこら辺気にするのが当たらないということになります。
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