よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

相場

2010-03-24 07:43:38 | とりとめもなく

  物を購入する場合、殆どにその時の相場があり、その時の相場を決めるのが、今、私達が味わってる不況、が最も大きな決めてとなる。

一般的には物の価格を”相場”とは表現しないが、卸売りの世界では、相場と言う言葉が使われ、物の値を判断するとき、その時の相場で安いか高いかを判断する基準となる。

一般的に良く知られている言葉に”金相場”があるが、これも景気の変動により、金の価格は動く。
過去のオイルショックの折には、相場が崩れ、建築資材は毎日のように値段が上がり、一枚980円で買えた商品が二倍の価格になった時もあった。

この大きな価格変動は、石油が入手出来ない事に端を発し、人間の欲が絡んだ結果、石油に関係の無い物まで価格が高騰してしまう事もある。
オイルショックの相場が狂った事に目をつけて、業者が買い占めを行い、その商品が不足し、高値がつき、その時売って儲けようとする人為的な価格変動によりインフレは引き起こされる。

住まいを考える中で、一般の人は建築相場をあまり知る機会もなく、個々の単価は殆ど知ることがないため、坪単価を相場だと考えてしまい、安い坪単価に目がいってしまう。
国道を走っていると、「坪単価25万8千円で家が建ちます!」とあるが、多分行った人の数だけ後悔があるのだろう。