テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

天球での地図感覚

2012-11-06 23:25:02 | 双眼鏡 望遠鏡
普段、お手軽星見をする場所はだいたい決まってます。肉眼視では、星座盤などで方位と星の相関は充分なのですが、双眼鏡などで、8~10等の星まで見ようとすると、星図やパソコンのソフトで参照するにせよ、より正確な方位が必要になる場合があります。で知らず知らずのうちに身についたのが、定位置での方位角。遠方の地平上の特徴的な地形、高圧鉄塔、稜線の部位などに、例えばあの鉄塔の尖端は287°であるとか、あの稜線のふたこぶの谷間は133°であるとか、憶えちゃってます。当然最初は、コンパスグラスとか、星図ナビなどで、確認してるのですが、やはり、憶えてしまうと、ラクです。

仰角というか、見上げ角も当然ながら重要です。まわりが開けた場所では、天頂(90°)から地平(0°)までの感覚がよく分かり、比較的に目測で見当がつけやすいのですが、部屋の窓や、クルマの窓から見上げる場合は、目測では分かりづらい場合もあるので、地表の比較的高さのある建築物などの端の位置を26.7°とかいう具合に憶えています。

天文趣味で、望遠鏡に経緯台、赤道儀を使う場合、当然のことなのですが、コンパス&傾斜計、もしくは指標星の導入が必須なのを、双眼鏡の場合、体感と若干の記憶にて、結構自在に天球を行き来できる感覚は、せせこましい地べたの瑣事末梢に煩わされている身の上には、爽快なものなのです。