ジブリ作品「風立ちぬ」を見に行った。
朝一なのに満席で、熱気が伝わる感じだった。
この映画は大人が観る映画だと思う。
零戦の設計者なのに、理由もなく特高警察に追われたり、
戦前・戦中の理不尽なエピソードも織り込まれる。
純粋に飛行機の魅力にとりつかれた青年を、
夢と現実を交差させながら描いて行く。
しかし、自分の設計した零戦は、一機として帰ってこなかった。
亡くなった恋人(奥さん)の幻に「生きて」と励まされる。
ユウミンの「飛行機雲」が最後に流れるが、ぴったりの曲。
宮崎監督の、今へのメッセージが静かに伝わる。