田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

春の花:藪椿

2020年03月15日 | 杜の木々(フルハウス)

11日(水)は最高気温21℃、13日は19℃でした。

ところが、昨日は一転7℃、みぞれが降り寒い一日でした。

また、昨日は観測史上で最も早いさくら(染井吉野)の開花宣言が東京でありました。

BOSOの庭や竹藪では、数本の「ヤブツバキ(藪椿」が毎年大量の花を咲かせます。

ヤブツバキはツバキ科の常緑小高木で照葉樹林の代表的な樹木です。開花期は2月~4月。

1枚目とは別の木。ヤブツバキは一般的にはツバキ(椿)と呼ばれ、園芸品種の基本種です。

写真の木の高さは5〜6mあると思います。大きいものだと10~15mになるそうです。

椿は1花ごと落花するので「武士の首がぽとりと落ちるようで縁起が悪い」と言う話がありますが、これは俗説で明治時代につくられた話のようです。因みにサザンカは花びらが個々に散ります。

竹藪の中の白い椿。シロワビスケ(白侘助)?高さ7m位だと思いますが、花付きはよくありません。

こちらも同じ竹藪の中のピンク色の椿。こちらも花付きがよくありません。竹に負けているのかも?

以下の写真は色々な場所で撮影した椿です。

  

  

  

  

オトメツバキ(乙女椿)」撮影:08'.03.30(県立柏の葉公園)

開花期:3~4月。ピンク色の椿の代表品種。清楚で可憐で美しい花なので乙女が付いたようです。


地味花!鶯神楽

2020年03月14日 | 杜の木々(フルハウス)

今年も「ウグイスカグラ(鶯神楽)」の花が咲きました。

スイカズラ(吸葛)科の落葉低木で、樹高1.5m~3m位になります。

'200311 竹藪の中に1株あり、ひっそりと小さく地味な淡紅色の花を下向きに咲かせています。

'180324 開花期は4月~5月ですが、3月11日には咲いていたました。

葉は対生し、広楕円形~倒卵形、全縁で周辺部が赤みを帯びます。

本種は全体無毛ですが、よく似た「ヤマウグイスカグラ」は枝、葉、花に毛があります。

撮影:'18.03.24

葉柄の基部が耳状に広がり、向かいの葉柄の基部とつながることがあります。

'080406(植物園にて)

日当たりの良い場所のほうが花付き、実付きも良いです。

実は液果で、6月に赤く熟し、甘くて食べられるようですが、生っているのを見たことがありません。

来年の2月頃、日当たりのよいところに移植しようと思います。

<追録>

’210525 「ウグイスカグラ」の実

 

 


満開!ハクモクレン

2020年03月13日 | 杜の木々(フルハウス)

母屋西側の「ハクモクレン(白木蓮)」(Magnolia denudata)が満開でした。

別名:ハクレン(白蓮) モクレン科モクレン属の落葉高木 中国原産

毎年、蕾だったり、見頃を過ぎて花びらが茶色くなっていたりで、綺麗な花の状態を見ることが出来ませんでした。

今年(11日)は、気温が高かったため例年より1週間位早く見頃を迎えたようです。樹高は5m位でしょうか。

開花期は3月~4月で、蕾の時は銀色の毛で覆われています。

撮影:’18.04.15

こちらは、以前、別の場所で撮影した白木蓮の大木。

外側が濃い赤紫色で内側が白色に近いピンク色をしている「シモクレン(紫木蓮)

かなり濃い色のシモクレン(紫木蓮)

品種名は判りませんが、こんなものもあります。

モクレンとハクモクレンの雑種「サラサモクレン(更紗木蓮)」でしょうか?

ピンクのモクレン

黄色のモクレン

 


春の花:雪柳

2020年03月09日 | 杜の木々(フルハウス)

撮影:18'0324①

これはBOSOの我が家の「雪柳(ユキヤナギ)、別名:コゴメバナ」(バラ科の落葉低木)です。

撮影:18'0324②

枝垂れた枝にびっしりと白い小さな5弁の花を咲かせています。

撮影:18'0324③

春になると至る所で見かける花木です。 強健で、生育も非常に旺盛なので、花後に地際から刈りこんでも秋までに新梢が1m以上伸び、翌年もよく開花します。

撮影:08'0406 野田清水公園「花ファンタジア」

開花期:3~5月。葉がヤナギに似て、枝全体が雪白をかぶったように見えることから和名がつきました。 

茎は地際から弓状に曲り、樹高は約1.5m。葉は互生し、狭披針形で、鋭い鋸歯があります。

近年、花弁の外側がピンクの品種も増えました。

蕾が濃いピンクです。「ピンクユキヤナギ」や「フジノピンク」とも呼ばれます。

 


秋の花:茱萸

2019年11月18日 | 杜の木々(フルハウス)

グミ(茱萸)」(グミ科グミ属)には色々な種類がありますが、

’050505

’041107 春に花が咲いて秋に実がなる「アキグミ(秋茱萸)」(落葉低木)や

’050424

’060607 春に花が咲いて夏に実がなる「ナツグミ(夏茱萸)」(落葉小高木)などがあります。

とても甘く、少しとろみがあります。

’050528 ナワシログミ(常緑低木)の交配種エピンゲイの斑入り品種’ライムライト’?

'191121 秋に花が咲いて春に実がなる「ナワシログミ(苗代茱萸)」、「マルバグミ(丸葉茱萸)」、「ツルグミ(蔓茱萸)」などがありますが、

 

’191117 これは名前の通りつる状に伸びるのが特徴の「ツルグミ(蔓茱萸)」(ツル性常緑低木)です。

花はナワシログミ(苗代茱萸)によく似ています。ツルグミは葉裏が赤く見えることも特徴です。

我が家に1株だけ生えていて蔓が伸びて藪のようになるので毎年強剪定しています。残念ながら実が生っているのを見たことがありません。果実は生食しても美味しくないそうですが、ジャムにしたり、ピューレにして保存するといいそうです。

開花期は10〜11月。花は沢山付きますが、よく見ないと気が付かな地味な花です。白い花は本当は花ではなく萼(がく)で、花筒(正しくは萼筒)が次第に細くなります。