田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

五稜郭:函館市

2019年06月18日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)

日本100名城「五稜郭」。(2016.7.14撮影)

国内初の星形西洋式城塞。江戸時代末期、蘭学者武田斐三郎がオランダの築城書を参考に設計した洋風の平城。

箱館開港に伴い蝦夷地の管理と箱館防御のために、徳川幕府の命令で築かれた。(築城年:1864年)

手前の矢尻のように突き出たところが「半月堡(はんげつほ)」。防御と出撃の拠点となる三角形の馬出(うまだし)

外周の水堀

 

復原された「函館奉行所庁舎」

襖を開け放つと72畳の広さになる大広間や奉行の執務室であった表座敷。手前から四之間、参之間、弐之間、壹之間と4つの部屋がそれぞれ4枚の無地の襖で仕切られています。

 

五稜郭タワーから見た奉行所

五稜郭復元模型

五稜郭タワーから見た函館市街。奥の山が函館山


首里城:那覇市

2019年06月18日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)

日本100名城「首里城」。(2008.12.27撮影)琉球王国の栄光を伝える城。築城年は1400年代。

正殿」。琉球国と王家の象徴。1階は国王が政治や儀式を行う場所。

守礼門」。「守礼(しゅれい)」とは「礼節を守る」という意味。門に掲げられている扁額(へんがく)には「守礼之邦(しゅれいのくに)」と書かれている。

首里城は1945年の沖縄戦でアメリカ軍の攻撃により全焼。その後、琉球大学のキャンパスとなりましたが、琉球大学の西原町への移転に伴い、復旧事業が推進され現在に至っています。2000年12月、「世界遺産」に登録されましたが、登録は「首里城跡」です。

 

瑞泉門(ずいせんもん)。内郭の櫓門。

外郭。右が「久慶門(きゅうけいもん)」城壁は琉球石灰岩の切石で築かれ、その総延長は約1,080m、城壁の高さは、6~15m。


松本城:松本市

2019年06月18日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)

日本100名城「松本城」(2013.7.14撮影)「現存12天守」の一つ。平城。

石川数正、康長父子が石垣造りの近世城郭に改築。

石川康長が築造した五重六階の天守は、現存する日本最古のもの。城の内部は、ほぼ築城当時の姿をとどめている。

右側が「月見櫓」の朱色の高欄(こうらん)と回縁(まわりえん)。

黒漆塗りの下見板張の天守群はどの角度から見ても美しく、北アルプスに映える美しい名城。

風格のある五重六階の大天守、乾小天守などは「国宝」に指定されている。

 

 


掛川城:掛川市

2019年06月18日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)

日本100名城「掛川城」(撮影:2007.8.12)

1,590年山内一豊(やまうちかつとよ)が入封。中世の城から三重の天守をもつ近世城郭へと大々的に改修。

天守は幕末に壊されたが、平成6年に木造で復元。

発掘調査結果や古絵図、高知城を参考に復元。三重四階の木造建築。

天守から見た「二の丸御殿(重要文化財)」。1861年に再建された書院造の御殿。7棟20部屋からなる。


懐かしくて、癒される「丸型ポスト」

2019年05月30日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)

昔懐かしい昭和レトロな「丸型ポスト」。

ほとんど見かけなくなりましたが、まだまだひっそりと活躍しています。

古い物(昭和レトロ)好きな私としては放っておけません。

伊豆の国市:韮山反射炉の丸型ポスト('180602撮影)

明治34(1901)年に火事に強い鉄製の赤色丸型ポストが考案されると「赤くて丸い」ポストの時代が始まり、昭和24(1949)年の郵便差出箱1号(丸型)を最後に丸い形のポストは終わり、それ以降は大量の郵便物の差し出しや取り集め作業のスピードアップに対応し角型になりました。製造は昭和44年まで。

高さ135cm、直径40cmの大きさがあり、下の根石と呼ばれる部分は高さ20cm、直径60cmです。総重量:約400kg

郵便ポストは正式名称を「郵便差出箱」と言い、いわゆる丸型ポストには「郵便差出箱1号(丸型)」という名称があります。しかし収容力が少ないことから、次第に「角型のポスト」に切り替えられていき、現在では全国に約五千数百本(全ポスト約18万本の約3%程度)を残すのみとなっています。

丸型ポストと言えば色は「朱色」ですが、ポストの位置を分かり易くするためでした。

全国には色々な色の丸型ポストが存在します。

先ずは、「朱色のポスト」。我孫子市内では1基だけ、市役所本庁舎の玄関脇にあります。(’190203)


柏市内には手賀郵便局の前に「朱色の丸型ポスト」が1基だけあります。('190203)


こちらは非常に珍しい「LETTERポスト」で全国に3本のみ。本来「POST」と表記されるべき場所に、「LETTER」と書かれています。

1948年に試作された丸型ポストの原型で「LETTERポスト」の現役は、当博物館と長野県塩尻市「贄川(にえかわ)郵便局」、香川県善通寺市「善通寺郵便局」です。丸型ポストの修繕・保存活動に取り組む「丸型ポスト写真家」の庄司さんと元白井郵便局長の若林さんより、

「白井そろばん博物館」に設置したいとの要請により設置したそうです。('190131)

余談ですが、手前の像は「二宮金次郎」が本でなく、「そろばん」をしてる姿になっています。

こちらは幸せを呼ぶ「黄色い丸型ポスト」。習志野郵便局駐車場の入口脇に「角型ポスト(10号)」と並んでいます。(’150501設置)('190131)

平成27年5月に全国8本目、関東では初めて黄色いポストが設置されました。ここで投函すると何か良いことがおきるかも?

次に「白い丸型ポスト」。白井郵便局にあります。地域活性化の一助になればと、平成25年3月14日のホワイトデーに設置されたとのこと。白いポストは 全国で銚子市「犬吠埼灯台」前の一基とここだけとか?('190131)

最後が「青い丸型ポスト」。九十九里町の「海の駅 九十九里」にあります。町おこしや観光をPRしようと平成28年1月24日に設置('190217)

郵便差出箱特4号(速達専用)も青色ですが、角型(全国に39本のみ)です。丸型では全国でこちらのみです。隣には九十九里町へ訪れた方に幸せが続きますようにと願いを込めた「幸せの鐘」もありました。新たな恋人の聖地にあるかも。

青いポストの貯金箱も「海の駅」で販売されていました。(990円)

なお、今回の丸型ポストの色は「赤(朱色)、黄、青、白」ですが、全国には「抹茶色(西尾市)、ブロンズ色(弥彦村)、金色(名古屋市)、桃色(松江市)、黒(島田市)」などがあります。

このような丸型ポストは文化・歴史遺産として末永く保存してほしいですね。

<追録>

かみさんと四国旅行に行った際、道の駅「小豆島オリーブ公園」で見かけた「幸せのオリーブ色の丸型ポスト」('190516撮影)

<追録:'231115>

桜の模様が施された「ピンクの丸型ポスト」:麻賀多神社となり('231114)

佐倉市内には朱色のポストは14基もあるそうです。


<追録:'240612>

白と黒のいぶたまポスト」「いぶたま」とは、JR九州が指宿枕崎線で運行する「特急・指宿のたまて箱」号という観光列車。

列車のデザインは反面ずつ白と黒に塗り分けられていて、ポストも同様。:指宿駅前('240530)