田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

竜神大吊橋:常陸太田市

2018年01月20日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
「竜神大吊橋」は竜神峡にひろがるV字形の美しい渓谷の中を流れる竜神川をせき止めた竜神ダムの上に架けられています。
(撮影:平成21年12月)

この橋は歩行者専用で、トラスト補剛型式で作られ、全長446m、中央支間は375mあります。



下流方向の風景。棚田と農村風景が広がっています。

上流方向の風景。ダム湖面よりの高さは100mあり、橋の上からのパノラマは四季折々の変化が素晴らしく眺望は抜群です。

この橋は「九重“夢”大吊橋」(大分県玖珠郡九重町)や「三島大吊橋(三島スカイウォーク)」(静岡県三島市)が完成するまで、「日本一長い人道吊り橋」でした。
※三島スカイウォークは、別に紹介していますのでそちらをご覧下さい。
因みに4位は「水の郷大吊り橋」(神奈川県愛甲郡清川村)、5位は「もみじ谷大吊橋」(栃木県那須塩原市)です。


主塔は、竜神峡にちなんで「竜」を形どっています。
竜神大吊橋は、一度に3,500人が渡っても大丈夫なように細心の工夫がこなされており、架橋地点附近で100年に1回程度吹くと想定される30メートル/秒(10分間平均風速)の状況下で安全な設計になっています。

橋を渡ると対岸に「木精の鐘」(もりのかね)というカリヨン施設があり、愛・希望・幸福の3種類の音色が鳴ります。
愛の鐘は2人でボタンを押さないとならないため、カップルに人気があるそうです。

駐車場方向(渡り始め)。右端に見える建物は「水府物産センター(1F)」&「レストラン森の風(2F)」で、お土産や農産物などを販売しています。

Boeing 747(ジャンボ):成田市(さくらの山公園)

2018年01月16日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)

「ボーイング747-400」、アメリカ・ボーイング社開発の超大型旅客機。

’090725 成田市「さくらの山公園」で撮影した「JAL747-400型機 機番JA8918」。
機体の垂直尾翼のマークが、今は「鶴丸」ですが、当時は「The Arc of the Sun(太陽のアーク(円弧))」と呼ばれるロゴでした。
左側に見える建物は「マロウドインターナショナルホテル成田」。

’1990年(平成2年)の就航開始以来、21年にわたって活躍してきた、日本航空のジャンボジェット・ボーイング747-400型機(通称ダッシュ400)が、’1102の最終運航をもって、全機退役となり、41年にわたる日航ジャンボ機の歴史に、終止符が打たれました。
最後の運行は、ホノルルからのJL75便と那覇からのJL3098便です。

’091004撮影

 The Final Touch Down ありがとうジャンボ

 Farewell to JAL Boeing 747-400

「さくらの山公園」から見た成田国際空港。

この公園は、空港に隣接(北側)していることから飛行機を間近で見れます。

園内には、成田国際空港建設によって失われた、サクラの木が植栽されていて、公園の名称となっています。

飛行機のエンジン音が凄く、迫力満点です。(写真:「コリアンエアー:大韓航空機」)

公園所在地:成田市駒井野字山ノ台1338-1

<追録>
ボーイング747は、旅客機としては国内で運行していませんが、日本貨物航空(NCA:Nippon Cargo Airlines)が、日本の航空会社で唯一「ジャンボ」(13機)を運行しています。
NCAは日本郵船グループで、日本唯一の国際線貨物専門の航空会社。
アジア、アメリカ、ヨーロッパに週60便を運航しているそうです。
因みに、日本政府専用機も「ジャンボ」(747-400)ですが、こちらは航空会社ではなく国が所有しています。

<追録>日本政府専用機「ボーイング747-400」の後継機として、「ボーイング777-300ER」が選定され、平成29年度から運用されます。

<追録>
ANA国際線ジャンボ、最後まで残ったJA8958の写真が見つかりました。

(撮影:’091004:さくらの山公園)





機体記号: JA8958

<追録>
「航空科学博物館」(’091004撮影)所在地:千葉県山武郡芝山町岩山111-3(成田空港隣接地)

ボーイング747-400 大型模型

世界最大(当時)の可動する模型(1/8)で、外形や各部の動きも可能な限り実物と同様に再現。

 

<追録>'200730 共同通信

米航空機大手ボーイングは29日、「ジャンボ」の愛称で親しまれた大型機「747」シリーズの生産を2022年に終了すると発表。

1970年に就航し、大量輸送を担って海外旅行を身近にした立役者が、半世紀にわたる歴史に幕を下ろす。

ジェットエンジンを4基備え、機体前方2階建てが特徴だった。


碓氷第三橋梁(めがね橋):安中市

2017年12月17日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
今年の7月にあーちゃんと嬬恋村に1泊2日で旅行に行った際、偶然通りかかった旧信越本線碓氷第3アーチ(鉄道橋)です。
国道18号線の軽井沢と横川の中間にあります。

通称「めがね橋」として親しまれている煉瓦アーチ橋で径間数4、長さ91m、高さ31mでわが国最大の煉瓦づくりアーチ橋です。明治25年に完成し、アプト式鉄道を支えてきました。

はじめは急勾配を乗り越えるため、線路と車両双方のギアをかみ合わせるアプト式を採用しましたが、昭和38年に新線(旧信越本線)にその座を譲り、その新線も平成の新幹線開通で廃線になりました。

使用された煉瓦は約200万個に及ぶびます。現存する煉瓦造りの橋の中では国内最大規模であり、平成5年には「碓氷峠鉄道施設」として、他の 4つの橋梁等とともに近代遺産としては日本で初めて重要文化財に指定されました。こんな素晴らしい土木構造物がこんな所にあったのですね。

平成13年廃線敷を利用した遊歩道「アプトの道」として整備され、現在は橋上を歩くことができます。

碓氷川に架かる煉瓦造りの4連アーチ橋で、碓氷峠の代表的な建造物です。国道18号線の碓氷峠から横川間には184のカーブがありますが、めがね橋付近のカーブもU字型ですごいですね。
設計者は、1882年(明治15年)に鉄道作業局技師長としてイギリスから日本に招聘されたパウネル技師と日本人の古川晴一技師です。

今度は、横川駅からバスで熊ノ平に行き、横川駅までの約6kmを散策してみようと思います。

トンネル内は、真夏でもヒンヤリしています。多くの人が訪れていました。

奥に見える鉄道橋は、1997年10月1日の北陸新幹線高崎駅 - 長野駅間先行開業に伴い、新幹線の並行在来線区間のうち、横川駅 - 軽井沢駅間が廃止された新線(信越本線で)です。在来線が、新幹線に取って代わるのが残念で仕方ありません。(因みに、私は「てっちゃん」ではありません。)

超電導リニアモーターカー:都留市

2017年12月06日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
平成26年10月、友人と「山梨県立リニア見学センター」に行って来ました。

場所は、中央自動車道大月インターチェンジから見学センターまで約6.5km(約15分)。



見学センターは、山梨リニア実験線の走行試験の開始に合わせて開館した県立の博物館型見学施設です。

リニア中央新幹線とは、全国新幹線鉄道整備法(以下「全幹法」)の基本計画路線に位置付けられている「中央新幹線」を、時速500kmで走行する 超電導リニアモーターカーにより、東京都を起点に、甲府市付近、名古屋市付近、奈良市付近を主な経過地として、終点大阪市までを結ぶ新幹線のことをいいます。この計画が実現すれば、東京~大阪間が約1時間で結ばれることになります。
平成23年5月26日、国土交通大臣が、全国新幹線鉄道整備法に基づき中央新幹線の整備計画を決定しました。整備備計画の決定に先立ち、5月20日には営業主体・建設主体にJR東海が指名されています。

当日は、幸運にも山梨リニア実験線での走行試験の様子を見学することができました。

時速500km。あっという間に通り過ぎます。(有人走行最高速度603㎞/hを記録)
現在、リニア中央新幹線のリニア品川駅新設、南アルプストンネル新設工事などが進められていますが、平成39年(2,027年)に開業(東京~名古屋間)が予定されています。大阪までは、2045年です。
平成39年というと、私は72歳になりますが、それまで健康に気を付けて、元気に暮らし、リニア中央新幹線に是非、乗車してみたいものです。大阪開業は、90歳になります。その頃は、もう無理でしょうね。

八ッ場ダム(やんばだむ):長野原町

2017年12月01日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
今年の7月中旬にあーちゃんと群馬県長野原町で建設中の「八ッ場ダム」の工事現場を見てきました。

ダムを眼下に見下ろす「やんば見放台(無料展望台)」です。無料の大型双眼鏡も設置されています。
とにかく、すごいプロジェクトです。

見放台に行くには、この広場の脇にある駐車塲に車を止め、坂道を少し上ります。

八ッ場ダムは、群馬県吾妻郡長野原町(利根川水系吾妻川)において建設中の洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道及び工業用水の新たな確保並びに発電を目的とする多目的ダムです。
完成すれば神奈川県を除く関東1都5県の水がめとしては9番目のダムとなります。
ダム型式は「重力式コンクリートダム」で、堤体の高さは116m、総貯水容量は、1億750万m3(利根川水系ダムで3位)もあります。
因みに、貯水容量6億6000万m3の日本最大のダム「徳山ダム」は木曽三川のひとつ、揖斐川の最上流部にそびえ立つロックフィルダムです。浜名湖の2倍の水量を蓄えることができるそうです。

工期(完成予定年度)は平成31年度です。建設に要する費用の概算額は約5,320億円です。(当初計画の2.5倍にもなっています)

上流に架かっている橋は、新設された「八ッ場大橋」です。更にその上流には、「不動大橋」が架かっています。
2009年9月16日、鳩山由紀夫内閣が発足し、国土交通大臣に就任した前原誠司大臣が、認証式後の就任会見において八ッ場ダムの事業中止を明言し、一時は工事が中止になりました。
しかし、その後紆余曲折があり、2011年12月に前田武志国交大臣が建設再開を表明し、現在へと至っています。

建設の賛否は、良く判りませんが、もうここまで来たら完成を待つしかないのではと思います。
最終的には、事業費(税金投入額)はいったい幾らになっているのやら?