田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

今日も草刈、明日も草刈。

2018年09月18日 | 昭和の杜で田舎暮らし
理想的な草刈りの回数は年に3回で、6月下旬、9月中旬、11月下旬が適した時期とのこと。しかし、私の場合は1回で敷地全ての草刈が出来ないので、何度も何度もやらざるを得ません。
今回は2日(16~17日)かけて草刈りをしてきました。16日は25.6℃とまずまずでしたが、17日は30.2℃の真夏日で大汗を掻きくたくた。

望遠レンズで撮影したので狭く感じますが結構大変です。

9月~10月の秋口は、気温が低くなり植物の生長は鈍くなります。この時期に刈り取ることで、雑草にはダメージが大きく伸びを抑制することが出来るとのこと。11月~12月は枯れ草をきれいに除去して美しい景観を作るために行います。

草刈りをサボっていたころの状況。

しかし、我が家に生えている「ハマスゲ(コブシorコウブシ)」は世界的な「強害雑草」として有名です。地中に根茎があり、地下茎の先に新たな根茎を作ることで繁殖していきます。この性質のため、地上部だけ刈り取っても根から再生してしまうため、防除が困難な雑草です。
日当たりの良い、あたたかい場所を好むため、今年は9月中旬でも真夏日があり、まだまだ伸びてくると思います。
毎年、「ハマスゲ」が生えるエリアが広がっているので何とかしなければと思いますが、できれば除草剤は使いたくないので悩みどころです。

庭では秋の気配が近づいています。

「青じそ(大葉)」の花が咲き始めました。

「トベラ(扉)」の実。秋に三つに裂けて真っ赤な種を露出させます。

「柚」の実もだいぶ大きくなりました。

お隣に咲いていた「萩」

17日の帰路、久しぶりに海を見ようと「九十九里有料道路(通称:波乗り道路)」の「一宮パーキングエリア」に寄ってきました。
九十九里有料道路の南側区間は津波対策工事で暫く、終日通行止めでしたが、昨年末に全線開通(通行止め解除)しました。
一宮町新地の起点から白子I.Cまでは無料区間になっているので、この区間を利用しました。

休憩所。昨年末、道路の開通と同時にリニューアルオープン。飲食や土産などが購入できます。

トイレもリニューアルし24時間利用できるとの子。一宮休憩所の営業時間は、8時半~18時。長生村にあるのになぜ一宮休憩所?

九十九里の伝統漁法「地曵網」でイワシを捕っている漁夫を題材としたモニュメントが駐車塲の脇に。

防潮堤から見える海はこんな感じ。

休憩所2階の展望デッキからも海がよく見えます。

展望デッキから見た海。

少し脇に行くと防潮堤を乗り越えて波が打ち寄せていています。写真奥の防潮堤のない部分は波でえぐられています。

以前、長生村の「一松海水浴場」に行った際、砂浜が波で浸食されてどんどん後退している状況をまじかで見ることが出来ました。(上の写真)
匝瑳市の元海水浴場では100mあった砂浜が10~20mにまで浸食が進んでいる所もあるそうです。
県が対策を講じていますが、砂浜が失われるスピードを抑えられる程度で、浸食を止めることは出来ないようです。

《九十九里有料道路一宮休憩所》 住所: 長生郡長生村一松445-1、TEL: 0475-32-3452
URL: http://www.chiba-dourokousha.or.jp/kujyukuriyuryo/

クロガネモチ(黒鉄黐)

2018年09月18日 | 杜の木々(フルハウス)

BOSOの我が家には10mを超える「クロガネモチ(黒鉄黐)」(Ilex rotunda)が2本あります。

1本は入口付近にあるので我が家の「シンボルツリー」としています。

名は若い枝や葉柄が紫黒色(クロガネ色)ことに由来するそうで、関東以西の太平洋側に多く自生しています。

今年の8月10日撮影。高い木が「クロガネモチ」です。

モチノキ科モチノキ属の常緑高木

下から見上げたところ(H27.12.5撮影)

こちらはもう1本の木。2本とも「雌木」で毎年、真っ赤な実を沢山つけます。(H27.12.29撮影)

木の周りには「孟宗竹」が生え、竹と枝が擦れて枝が折れるので、昨年周囲の「孟宗竹」を伐採しました。

今の時期(H30.9.18現在)は、まだ実が赤く色づいていませんが、沢山の実が見て取れます。10月中旬には色づいてきます。

「平塚市農業研究所」に黄色く実が熟す種類(キミノクロガネモチ)もあるそうです。

「雌雄異株」で雄木と雌木があり、雄木には花は咲いても実はならず、雌木も近くに雄の木がないと結実しないそうです。

ご近所にきっと雄木があるのでしょう。

H16.12.11に別の場所?で撮影。

H20.1.1、静岡に帰省した際に近所で撮影。遠くから見ても見事な樹形で可愛い実が沢山生っていました。

この木は「常緑樹」ですが、4~5月頃、一斉に葉を落とすので、枯れたのかとびっくりしましたが、一種の生理現象とのこと。

葉っぱが納屋の樋に詰まったり、周囲を落葉だらけにして毎年落ち葉掃きに一苦労です。

冬になると鳥が実を食べ、いつの間にか全く無くなっています。鳥が落とした種から発芽しますが実が生るまで10年位かかるそうです。

「鉄(くろがね)持ち」は縁起が良いと、昔から庭に植える人も多く、鳥黐(とりもち)や、漢方薬としても利用されます。

なお、熟した実は、食べたことはありませんが、とても苦くて食べられたものではないそうです。