昨年の6月、友人達と国登録有形文化財(建造物)の吉野酒造を見学させて頂きました。

登録されているのは「店舗兼主屋・南酒蔵・煙突・北酒蔵・南蔵・北土蔵・旧馬屋・松尾神社・門・石塀」で9棟1基です。
吉野酒造は江戸後期、天保年間(1830年)に創業の老舗酒造元。

豊富な水量を誇る夷隅川(いすみがわ)の源流域に位置し、数々の受賞歴のある「腰古井(こしごい)」というブランドのお酒を製造しています。腰古井は地名・腰越・コシゴエから由来しているそうです。

店舗兼主屋は、明治40年(1907)築で、道路北側の敷地南西寄りに南面して建ち、木造2階建一部平屋建、背面に平屋が突出しています。
屋根は寄棟造桟瓦葺で、瓦葺庇がまわり、正面中央に式台、その東に入母屋屋根の玄関があります。
内部には東に土間、西に8畳座敷など、4室が配置されている。出桁造の深い2階の軒が重厚な外観を呈しています。
この他、南酒蔵は明治末期のもので、木造2階建、瓦葺。

煙突も同じく明治末期の煉瓦造で、高さは16m、煉瓦はイギリス積です。


南酒蔵は大正期の木造平屋建で瓦葺。南蔵は明治40年(1907)築の木造2階建で瓦葺。北土蔵は明治末期の土蔵造2階建で瓦葺。

酒蔵の内部。大きなタンクで普通酒であれば白米で最大1850キロを発酵させるとのこと。

醸造用精米機で自社精米。米が割れないようにゆっくりと時間をかけて丁寧に精米しているそうです。

超特大の羽釜。浸漬(水を吸収)後、釜の上にのせた甑(こしき)に米を置き蒸(ふか)します。

羽釜を乗せる竈
なお、仕込み水は蔵元の保有する山の自然水で、先人によって掘られた横穴式井戸(洞窟)に山の水源から水路で自然水を引き入れ、貯水し、仕込み水として使用しています。このあたりの地下水は鉄分が多く、仕込み水には適さないそうです。
内部を詳しく案内下さったご主人、ありがとうございました。
最後に店舗に寄り、いつものパターンで運転手以外は試飲。今宵、宿で飲むお酒や土産のお酒を購入し、君津市の亀山湖に向かいました。

亀山湖。小櫃(おびつ)川上流部の亀山ダムによってできた人造湖。

今宵のお宿:大江戸温泉物語「君津の森」
(※文化財の概要などは県のHPを一部引用させていただきました)

登録されているのは「店舗兼主屋・南酒蔵・煙突・北酒蔵・南蔵・北土蔵・旧馬屋・松尾神社・門・石塀」で9棟1基です。
吉野酒造は江戸後期、天保年間(1830年)に創業の老舗酒造元。

豊富な水量を誇る夷隅川(いすみがわ)の源流域に位置し、数々の受賞歴のある「腰古井(こしごい)」というブランドのお酒を製造しています。腰古井は地名・腰越・コシゴエから由来しているそうです。

店舗兼主屋は、明治40年(1907)築で、道路北側の敷地南西寄りに南面して建ち、木造2階建一部平屋建、背面に平屋が突出しています。
屋根は寄棟造桟瓦葺で、瓦葺庇がまわり、正面中央に式台、その東に入母屋屋根の玄関があります。
内部には東に土間、西に8畳座敷など、4室が配置されている。出桁造の深い2階の軒が重厚な外観を呈しています。
この他、南酒蔵は明治末期のもので、木造2階建、瓦葺。

煙突も同じく明治末期の煉瓦造で、高さは16m、煉瓦はイギリス積です。


南酒蔵は大正期の木造平屋建で瓦葺。南蔵は明治40年(1907)築の木造2階建で瓦葺。北土蔵は明治末期の土蔵造2階建で瓦葺。

酒蔵の内部。大きなタンクで普通酒であれば白米で最大1850キロを発酵させるとのこと。

醸造用精米機で自社精米。米が割れないようにゆっくりと時間をかけて丁寧に精米しているそうです。

超特大の羽釜。浸漬(水を吸収)後、釜の上にのせた甑(こしき)に米を置き蒸(ふか)します。

羽釜を乗せる竈
なお、仕込み水は蔵元の保有する山の自然水で、先人によって掘られた横穴式井戸(洞窟)に山の水源から水路で自然水を引き入れ、貯水し、仕込み水として使用しています。このあたりの地下水は鉄分が多く、仕込み水には適さないそうです。
内部を詳しく案内下さったご主人、ありがとうございました。
最後に店舗に寄り、いつものパターンで運転手以外は試飲。今宵、宿で飲むお酒や土産のお酒を購入し、君津市の亀山湖に向かいました。

亀山湖。小櫃(おびつ)川上流部の亀山ダムによってできた人造湖。

今宵のお宿:大江戸温泉物語「君津の森」
(※文化財の概要などは県のHPを一部引用させていただきました)