浅い水底から直立して生える「ミクリ(実栗)」(Sparganium erectum)
ガマ科ミクリ属の多年草(抽水植物) 草丈:50~100cm
アジア・ヨーロッパ・北アフリカの温帯に分布 準絶滅危惧(NT)
別名:ヤガラ 名前は集合果が栗の毬(いが)に似ていることによる。
花期:6~7月 葉は線形で長く、裏面中央に稜がある。
茎の上部の葉腋から枝を出し、その枝の下部に1~3個の雌性頭花をつける。
上部に多数の雄性頭花をつける。
雌性頭花は成熟すると球形緑色の集合果となる。
カヤツリグサ科スゲ属の「オニスゲ(鬼菅)」(Carex dickinsii)
別名「ミクリスゲ(実栗菅)」とも呼ばれミクリ類の果穂に似ていています。
多年草(抽水植物) 花期:5~7月
また、同じスゲ属の「イガグリスゲ(毬栗菅)」も初夏~夏にかけてイガグリのような実を付けます。
別名:カレックス・グライ(Carex grayi) 常緑多年草 花期:5~7月 北米原産
現地では湿地帯に自生しており、水を好むので腰水管理で水辺植物のように育てることも可能とのことです。