田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

逆井城跡公園:坂東市

2018年11月01日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
長塚節生家の後、坂東市(旧猿島郡猿島町)の「逆井城跡(さかさいじょうせき)公園」を訪ねました。

逆井城は今から400年以上前の戦国時代末期(1577年)に後北条氏の北関東進出拠点として築城されました。1590年(天正18年)、豊臣秀吉が小田原城の後北条氏を滅ぼしたため、逆井城も廃城になりましたが、現在もその外堀と土塁が残っています。調査によって、櫓(やぐら)門、橋、塀、主殿、二層櫓などが復元され、戦国時代にタイムスリップできる公園になっています。(市HPより引用)
天守閣も、石垣もない戦国時代初期の木造の城が見事に再現されています。NHKの大河ドラマ「真田丸」で「海津城」として登場したようです。

二層櫓(にそうやぐら)。外観二層の容姿をもつ戦国期の櫓を復元したもので、入り母屋の望楼に下見板張り等の外壁によって当時の景観を再現しています。

2階から見下ろした櫓内部。誰も見張り番がいませんが悪戯などされないのでしょうか。

ちょっと木立で見にくいですが櫓の上から見た関宿城門と主殿。

井楼矢倉(せいろうやぐら)。敵の見張りや、自軍に指令を与えたり、石や火矢の発射台にも利用された建物を再現。材木を井桁に組んで作る櫓。

主殿(間口11.46m、奥行5.73m、高さ6.85m)。この主殿は、茨城県牛掘町(現潮来市)で発掘調査された大台城遺跡発掘の折出土した主殿遺構を参考に復元。
大台城は1,595年に築城されたもので、逆井城と同時代に存在。

主殿の前面には、枯山水庭園が広がっています。

主殿内部(主室)。正面から見て右側半分が「主室」で、左側半分がその「控室的な部屋」。主室の3間に3間の部屋構成は「9間の間」と言われるもので、室町時代中期の主殿建築の特徴的なもの。

現存する空掘り。

観音堂。大安寺(旧岩井市:現坂東市)にあったものを当時の猿島町(現坂東市)が譲り受け、移築・復元したもの。1,588年建立時の棟札と1,845年再興時の棟札が現存する。堂内は板敷で、天井は棹縁天井。

関宿城門。(本柱が門の中心上から前方にずれている薬医門と呼ばれるもの)廃城後、民間に払い下げられ、町内の鶴見氏宅にあったものを移築。

園内は広大な芝生広場が広がっており、

四季折々の草花が楽しめるそうです。

駐車場に戻ると「クラブツーリズム」のバスが到着し、沢山の人が見学に来ていました。
今回、同行した友人の一人も全国の城めぐりをしているので、お城ブーム(歴史)ですかね?
この後、国登録有形文化財の「造り酒屋の店舗兼主屋」と「旧大塚酒造本蔵」を見学するため、「坂東市観光交流センター「秀緑(しゅうろく)」に向かいました。
続きは別ページで!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿