BOSOの我が家には10mを超える「クロガネモチ(黒鉄黐)」(Ilex rotunda)が2本あります。
1本は入口付近にあるので我が家の「シンボルツリー」としています。
名は若い枝や葉柄が紫黒色(クロガネ色)ことに由来するそうで、関東以西の太平洋側に多く自生しています。
今年の8月10日撮影。高い木が「クロガネモチ」です。
モチノキ科モチノキ属の常緑高木
下から見上げたところ(H27.12.5撮影)
こちらはもう1本の木。2本とも「雌木」で毎年、真っ赤な実を沢山つけます。(H27.12.29撮影)
木の周りには「孟宗竹」が生え、竹と枝が擦れて枝が折れるので、昨年周囲の「孟宗竹」を伐採しました。
今の時期(H30.9.18現在)は、まだ実が赤く色づいていませんが、沢山の実が見て取れます。10月中旬には色づいてきます。
「平塚市農業研究所」に黄色く実が熟す種類(キミノクロガネモチ)もあるそうです。
「雌雄異株」で雄木と雌木があり、雄木には花は咲いても実はならず、雌木も近くに雄の木がないと結実しないそうです。
ご近所にきっと雄木があるのでしょう。
H16.12.11に別の場所?で撮影。
H20.1.1、静岡に帰省した際に近所で撮影。遠くから見ても見事な樹形で可愛い実が沢山生っていました。
この木は「常緑樹」ですが、4~5月頃、一斉に葉を落とすので、枯れたのかとびっくりしましたが、一種の生理現象とのこと。
葉っぱが納屋の樋に詰まったり、周囲を落葉だらけにして毎年落ち葉掃きに一苦労です。
冬になると鳥が実を食べ、いつの間にか全く無くなっています。鳥が落とした種から発芽しますが実が生るまで10年位かかるそうです。
「鉄(くろがね)持ち」は縁起が良いと、昔から庭に植える人も多く、鳥黐(とりもち)や、漢方薬としても利用されます。
なお、熟した実は、食べたことはありませんが、とても苦くて食べられたものではないそうです。
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