続きです。「サザンカ(サザンカ品種群)②」
東京農工大学元教授で、日本ツバキ協会の箱田直紀会長によると、
「サザンカは表で咲く、椿は裏で咲く」、「サザンカは寒くなると咲く、ツバキは寒さが遠のくと咲く」と解説されています。
なお、原種のサザンカの花色は白色ですが、江戸時代前期よりより多数の園芸品種が栽培され、現存品種数は約300種のあるそうです。
今回はサザンカ品種群の中で<江戸サザンカ>や<肥後サザンカ>と呼ばれる独自の品種群です。
<江戸サザンカ>
’紫雲台(シウンダイ)’
’雪山(セツザン)’
’犬張子(イヌハリコ)’
’月の暈(ツキノカサ)’
’見驚(ケンキョウ)’
’橋立(ハシダテ)’
’爪折笠(ツマオリガサ)’
‘快童丸(カイドウマル)’
’千代鶴(チヨヅル)’
’緋の袴(ヒノハカマ)’
’東雲(シノノメ)’
’宝合(タカラアワセ)’
’雪月花(セツゲツカ)’
’三国紅(ミクニベニ)’
’御美衣(オミゴロモ)’
’支那の都(シナノミヤコ)’
’大盃(オオサカズキ)’
<肥後サザンカ>
「肥後六花」の一つで江戸時代から明治時代にかけて熊本藩士とその後裔(こうえい)によって育成された。
’桜月夜(サクラヅクヨ)’
’銀月(ギンゲツ)’
’緋の司(ヒノツカサ)’
’肥後雪山(ヒゴセツザン)’
’大空(オオゾラ)’
’肥後桜(ヒゴザクラ)’
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます