つくば植物園の華花：夏②

そろそろフルハウスに草刈りに行きたいのですが、毎日雨。

草刈りは雨の後にやると土埃がたたなくてよいのですが、毎日雨ではどうしようもありせん。

またまた大谷がやってくれました。「大谷31号！なおエではなく、またエ」ですかね？

 

今、咲いている「トラノオ（虎の尾）」と名が付く４種です。

先ずは、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草３種です。

➀「オカトラノオ（丘虎の尾）」（Lysimachia clethroides）　

分布：北、本、四、九　乾いた丘陵地に生育

草丈：50～100cm　花期：6～7月　花序の上部は垂れ、花は下から咲き上がる。

葉は互生で、葉幅が広い。秋には紅葉が美しく、冬には2.5mmほどの球形の果実をつける。

②「ノジトラノオ（野路虎の尾）」（Lysimachia barystachys）＜絶滅危惧II類（VU）＞

分布：本（関東地方以西）、九　　湿った野原に生育

草丈：70～100cm　花期：6～7月　

オカトラノオに似て花序の先は垂れ、白い小さな花を多数つけるが、葉が細く、茎に淡褐色の毛が多い。葉：互生

③「ヌマトラノオ（沼虎の尾）」（Lysimachia fortunei）

分布：本、四、九　湿地や川の流れのほとりなどに生育

草丈：30～60cm　花期：7～8月　

➀、②に似るが、花穂が比較的上に真っ直ぐに生え、花序は垂れない。葉は互生で、葉幅が狭い

 

最後はゴマノハグサ科ルリトラノオ属多年草の

④「エチゴトラノオ（越後虎の尾）」（Veronica kiusiana var. maritima）　

分布：本（東北～北陸地方の日本海側）　海岸の草地に生育

草丈：50～80cm　花期：7～9月　花色は淡い青紫色

➀～③に似ているが、葉に鋸歯があり、対生

なお、’200807「夏の花：蔓金虎の尾」で他のトラノオがつく花をＵＰしています。