昭和30年代以降の都市化の影響で「手賀沼」は環境省による公共用水域の水質測定結果で、水質は全国ワースト1位いう汚名を拝していました。
平成28年度時点でワースト3位ですが行政と地元の努力で徐々に改善が進んでいます。
手賀沼周辺は江戸時代には、鰻や雑魚・鴨や鶏卵・野菜などが江戸に運ばれ、江戸人の台所を潤してきました。
(撮影日:平成16年10月23日)
また木下(きおろし)から出た「木下茶船」は八人乗りで、香取・鹿島の三社参りや潮来・銚子までの行楽として江戸人に人気がありました。
手賀沼周辺は、成田山と共に最もポピュラーな観光スポットでした。
我孫子市は「北の鎌倉」と称され、古くから著名人が住んだり、別荘を建てたりしており、志賀直哉、武者小路実篤らの白樺派が生まれた場所としても知られています。
「手賀大橋」 全長415メートルの11連アーチ橋で、国道6号線と16号線を結ぶ4車線の橋です。
(平成9年8月 新手賀大橋完成(暫定2車線)、平成13年3月:4車線化完成)
手賀沼は昭和20年頃までは、鰻の有名な産地で「手賀沼の鰻は極上!日本一!」とまで言われ、江戸の鰻屋でも珍重されていたそうです。
その影響から、現在でも手賀沼湖畔には多くの鰻屋さんが残っています。
かつては年100トン以上収穫できた手賀沼の鰻も、江戸時代から続く干拓による内水面の縮小、昭和の水質汚染などの影響で、現在では手賀沼産の鰻を食べることはできません。
手賀沼親水広場「水の館」。水に親しむ機会を通して手賀沼の水環境保全の大切さを感じてもらうことを目的とした施設です。
農産物直売所や飲食等の施設も併設されています。
「我孫子市鳥の博物館」。人と鳥の共存をめざしてをテーマに、国内で初めての鳥だけを扱った博物館として、平成2年5月22日に開館しました。
直ぐ傍には「山階鳥類研究所」もあり、’紀宮清子内親王 黒田清子さん’が客員研究員を勤めていたことで知られています。
「カッパの像」(撮影:平成16年6月)名前はあれぇ?、それーっ!!、おやっ?、ほぉーっ!と言うそうだ。
像の作者は、渋谷駅の初代忠犬ハチ公像作者安藤照氏の孫、馬場ゆう子氏
13,500発(平成29年)の花火が湖面を照らし、夏には欠かせない風物詩となっている「手賀沼花火大会」が開催されます。(柏市会場と我孫子市会場)
手賀沼湖岸にある「北柏ふるさと公園」及びその周辺で撮影した花々。
「ピラカンサ(ピラカンタ)」(別名:トイワサンザシorタチバナモドキ) バラ科トキワサンザシ属
「リナリア」(別名:ヒメキンギョソウ) オオバコ科ウンラン属
「ダイアンサス」(別名:ナデシコ、セキチク) ナデシコ科ナデシコ属
シルバーリーフの「ガザニア」(別名:クンショウギク) キク科クンショウギク属
「オキザリス」(別名:ハナカタバミ) カタバミ科カタバミ属
八重咲きの「サトザクラ(里桜)・種名不詳」バラ科サクラ属(※八重桜は八重咲きになるサクラの総称です)
「スパラキシス・トリカラー」 アヤメ科スパラキシス属
「シバザクラ(芝桜)」 ハナシノブ科フロックス属 (撮影日:平成21年4月18日)
案内図の中央が手賀大橋。柏側には道の駅「しょうなん」があります。
柏市岩井新田地先の手賀沼にあるハス群生地。
ハスは早朝に咲き、昼には閉じてしまいます。奥に見えるのが「水の館」です。
奥に「手賀大橋」が見えます。
左がハス群生地、右は「県立手賀沼自然ふれあい緑道」。サイクリングコースにもなっています。
群生地にせりだすように見学用の木道も設置され、ハスを間近で見ることができます。
※(追録)2020年には群落が消失し、ごく一部で生育が確認される程度になってしまいました。
手賀沼のほとり、我孫子市根戸新田の花ハス(休耕田で育てているようです。)
「ミソハギ(禊萩)」別名:ボンバナ(盆花)ミソハギ科
「ハス’グウシレン’(蓮’藕糸蓮’)」スイレン科
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