みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 風の広場、スーパー林道

2019-05-13 00:56:20 | 日記
朝から良いお天気でした。午前8時に起床。朝食後、ニワトリたちに餌を与えて、洗濯機を回しました。
昨夜、梅やんに紙パンツを二重にはかしたのだが、途中で1枚脱いでいたからパジャマまで小便がしみていました。梅やんが洗濯機の自動運転を止めたので、またお説教をしました。午前中は茶摘み。
剣山スーパー林道、風の広場
昼食後は梅やんを車に乗せて40分程奥へと向かいます。川成峠へ上りスーパー林道へ着きました。カシドマルを横目で見る「風の広場」に立つと、北は美馬市木屋平です。標高1000メートル以上あるのでしょう、アマチュア無線を飛ばすと、遠く福山市から応答が有りました。 北方の山々
南の方向には木頭か海部の山が見えます。 南方の山々
昔、父リキさんが山仕事や追い山猟でシキブダニの峠に行くと、木屋平村の子どもたちの声が聞こえたと、リキさんから聞いた事があります。岩倉や川成の人々は峠を越えて谷口の店まで徒歩で買い物に往復していたそうです。沢谷の中学校に赴任してきた国語のカタヤマ先生が、「この辺の言葉は美馬郡の言葉に似ている」と話してくれたのを思い出します。また、城東高校夜間部で国語を教えてくれ、方言を研究されたモリ先生が、昼間はこうした山間部に言語の調査に回られたそうです。後に私も仕事で木屋平によく通ったものでした。
川成峠の梅やん
気分は爽快になります。ちょうど北の方に中尾山が見えます。平成7年7月に兄シゲが水道工事で最後の仕事をしたのが中尾山高原公園でした。藍住町から来て穴吹川をさかのぼり、木屋平の標高1300メートルの中尾山の現場までの2時間、毎日通ったのです。中尾山の岩石は四国一固い!地球は岩石でできているのだ、とシゲが言っていました。シゲの没後に私がいてみると、きれいな流水の庭が固い石を掘って作ってありました。芸術のようです。

陽光
峠にて、杖も忘れてきた。
やっと着いたね!
藤の花
川成集落
午後4時半に帰宅して、お茶を製造しました。
製茶作業
それでは今日はこの辺で。