みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 アイスクリーム

2019-05-17 06:54:47 | 日記
「今日は居るんこ?心配して。7時来とるぞ」と梅やんが私の部屋のふすまを開けました。朝は私が寝ていると、このように見に来る梅やんです。今日は私の移動日です。明日の朝はここにはいないのですが、多分梅やんは朝にはこのように見に来るでしょう。
昨日は、夕方、梅やんをデイサービスまで迎えに行き、チイおばの家に寄り、野菜のおかずをもらいました。お天気が良くて、向かいの黒滝山と西みね山がきれいです。買っていったアイスクリームを3人で食べました。
黒滝山
西三子山
アイスクリーム
隣から「今日は日曜こ?居らんのか?」と、この日誌を書いている今も梅やんの声がしました。デイサービスに行く日か、日曜か、を知ろうとしているのでしょう。
昨日は家に帰ってから、最後のお茶を鍋で炒り、梅やんが手でもみました。その作業をしながら梅やんは「梶屋の姉が死んだようだが、言うて来んから行かんでもええか」と言いました。カイジャのネエは梅やんの一番上のきょうだいで20年近く前に亡くなった人です。
製茶が出来上がり仕舞おうとすると、梅やんが「婆やんの分も十分あるのう」と言いました。どこの婆やんぞ、と私が問うと、「うちの婆やん、タテイシの婆じゃ」と言います。タテイシの婆さんは53年前に梅やんがこの家で世話をして亡くなった人です。昔の作業をする時に昔の事がよみがえるかのようです。前後が分からなくなる病気のアルツハイマー型認知症です。
さて、先日の介護日誌の続きですが、平成23年10月から平成30年4月までの7年間は、三好市井川町の私の自宅にて住み込み、毎日近くのデイサービスにお世話になりました。毎月1〜2回は木沢の実家に連れ帰り、木沢診療所と木沢のデイサービスに通いました。毎月仏壇を拝みに帰ることにしていました。
それで今日に至っています。梅やんは82歳からまもなく90歳に、私は59歳からまもなく67歳になります。これも多くの皆さんに支えられてのことです。有難いことです。
それでは今日はこの辺で。