みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 庭先のスイセン

2019-09-16 06:00:24 | 日記
昨日、梅やんと私は終日家に居ました。
朝、気がついたら庭先にスイセンが一輪だけ咲いています。

梅やんは、洗濯物をたたんだり、庭を散歩したり、三度の食事の後の食器洗いなどをしていました。
洗濯物たたみ作業療法
歩行リハビリ
失敗は、ヤカン2つにお茶を入れて沸かしたことと、敬老会のお土産の固形の入浴剤をお菓子と間違えてかじっていたことだけでした。入浴剤はきれいな色ですからお菓子や赤飯と一緒に入っていたら間違いやすいかもしれません。
固い入浴剤
私はテレビの男女マラソンオリンピック選考会レースを見ながら居間や台所、トイレの掃除をしました。
梅やんの状態は安定しています。クスリのメマリーの効果なのかもしれません。
カシドマル
認知症との関係で、コリンエステラーゼという言葉に私が興味を持ったことがありました。

5年前に子どもが急病になり、その必要性にかられて『検査数値の読み方』という新書版の本を読んでいたら、「コリンエステラーゼは酵素の一種でタンパクを作る働きがあるのですが、もう一つの働きとして、大脳の命令がアセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質が移動することで情報が伝達される」と書いてありました。
情報が伝えられた後は、この物質を破壊して後からやってくる伝達物質をスムーズに通過できる道を開けねばならない。この時に働く掃除屋さんがアセチルコリンエステラーぜなのだそうです。認知症になると、アセチルコリンの方が少なくなる。そこで、アセチルコリンの働きが少しでも確実に行われるように、アセチルコリンを破壊するアセチルコリンエステラーゼの働きをおさえる必要があるのだそうです。そのためのクスリがアリセプトで、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬というのだそうです。
梅やんはこのアリセプトを6年間飲みました。
でも少しずつ梅やんの認知症は悪化しているようです。アセチルコリンエステラーゼの働きが弱くなると、もともと認知症で少なくなったアセチルコリンの伝達がスムーズに通過できなくなるわけですから、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬だけではいけないのでないか?と、疑問に思っていました。
この度、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬のイクセロンパッチに加えて、メマリーを飲み始めて梅やんは落ち着いているように思います。
それでは今日はこの辺で。今日も連休です。