みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 坂州木頭川のアユ

2019-09-24 04:45:17 | 日記
台風の大雨が過ぎ去りました。昨日の朝、4時半にウコッケイ雑種の雄鶏が叫び声を上げたので雨戸を開けて大声を出すと、庭から小動物が逃げて行きました。雄鶏は無事でした。
洗濯物を干す梅やんと雄鶏
梅やんは朝一番に「これは私の歯ブラシか?」と聞いて来ます。次に「今日は日曜か?」と聞いてきます。私は、休みでない日はデイじゃ、と答えます。尿の紙オムツを袋に入れて外へ出すように指示すると、「この重たい小便は誰がしたんぞ、ワシはした覚えない!」と言います。梅やんの朝は全てが分からないことから始まるのです。
朝食後、梅やんは洗濯機から洗濯物を取り出して外の竹竿に干しました。私は朝からニワトリ小屋の修理作業に汗を流しました。梅やんは食器洗い、昼食、午後は家の上の県道、柚子ばたけ、水の元辺りまで歩行訓練リハビリと順調に休日を過ごしていました。
金網を破ってイタチかテンが侵入
午後3時ごろから梅やんは「コメが無い!飯炊かにゃいかんのにコメがない」と5時までウロウロして目が血走っていました。私は作業が忙しいので、放っておきます。
5時前に、チイ叔母が鮎とキュウリを持って来てくれました。フミ叔母くから頂いた鮎をお裾分けしてくれました。アユはケイコクソウノ主人が坂州木頭川で取って冷凍しておいた天然モノです。

アユのにおいは懐かしい親父の匂いがします。リキさんもアユを毎年たくさん取ってくれました。夕食のオカズはアユの塩焼きです。
鮎を食べる梅やん
梅やんは夕食を済ませて、薬を飲み、風呂に入り、そのまま寝ました。考えてみれば、梅やんは一日中で水分を3度の食事のお茶と薬の時の水だけでした。これが続くと脱水になるなあ。認知症は水分を取らないと余計に悪くなります。
夕方の山と川
この3連休、私は梅やんの見守りと世話ばかりでした。認知症対応共同生活介護グループホームの入所費用は安い所で月11万円もかかるそうです。それでも空きがないという地域包括支援センターがあります。家族の見守り労働力はとても価値ある事なのです。
今日は木沢診療所受診日です。それでは今日はこの辺で。