みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 雲の彼方に梅やんが独り居る

2020-07-23 05:41:00 | 日記

昨日の私は、梅やんより先に6時45分に実家を出て井川町での会議と現地調査に向かいました。梅やんはまだ食事中でしたが、9時にはデイサービスの車が迎えにきてくれるから大丈夫なのです。


7時45分に吉野川市へ越える峠にて木沢方面を見ると、高城山の南に白い雲がかかっています。あの雲の向こうの下に梅やんの実家があります。住民票では90歳の梅やんが独りで住んでおります。アルツハイマー型認知症を発症してから10年近くになります。
昼間の私の用件は、法人の理事をしているデイサービスの車の事故が過日にあり、調査を踏まえて週末の理事会に臨むためでした。梅やんも月末には利用していた車です。
帰り道、私は穴吹町の国道で眠くなり、国道脇の空き地に駐車して20分余りの仮眠をとりました。
山川町のスーパーマルナカで幕内弁当を2つ夕食に買いました。
また峠を2つ越えて朝来た道を戻ります。
5時に実家に着くと、梅やんは先に帰っておりました。炊飯器の蓋を開けて中の飯をこね回して、「メシが足らん」と言います。私は炊飯器を戸棚に隠しながら、寝ておるように大声で指示します。梅やんは「いつも大声出し回って、気短いやつじゃ!大声出さな居れんのか」と。


それでも梅やんは2時間近く布団の中で眠ると、機嫌を直してお弁当を食べました。キュウリとトマト、ホウレンソウも一緒に食べます。
この後、入浴して、私が先に寝ます。
午前2時に目を覚まして、梅やんの夜用の紙パンツが放ったらかしてあるのでトイレに誘導して履き替えさせました。
後はまたうとうと寝て朝を迎えました。今日は夏の日かなんかで公休日。梅やんを1日中、家で見る事になります。
それでは今日はこの辺で。