みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 「小畠へは行かん」と言う梅やん

2020-07-27 06:40:00 | 日記
昨日は雨でした。昼から移動の準備を始めたのですが、梅やんは着替えの選択が出来ません。いらん物を脱がせている物を着せる。そのうち機嫌が悪くなり、「おばたけへはいかん。ここに一人おる」と言い出します。2〜3日で死ぬぞと言うと、「死んでもかまわん」と。死んだらじきに腐るぞと言うて、先に車に乗せて待たせておきます。


家の進入路を網の柵で閉鎖して、ヤギの放牧実験が行われます。家の向こうにもう一つ柵を作り、その向こうでシバヤギが草を食べています。柚子畑と道路の間にも柵を設置してあります。準備ができて出発します。
車が出発して沢谷まで来ると、梅やんは「どこへ連れて行くんぞ」と言います。井川じゃと言うと、「チイクヘ連れていてくれ」と言います。



1時間程して倉羅峠から見ると木沢方面は雨が上がっておりました。


井川町の我が家に来ると、天気は良くなっておりました。


夕食のカレーライスを食べたあと、定時の薬を飲んで、これから寝させます。


「明日は早う起きてバスに乗って山へ帰るわ」と真顔で言いました。
これで7月の実家療法は終わりです。実家においては、わがままの言い放題、する事がゴジャばかり、移動の際に抵抗する、などなど弊害も多くなってきました。
昨夜は、トイレの中で夜用の紙パンツに履き替えようとしても古い昼間のパンツの上に履いており、介助して履き替えさせました。こういう事も自分では出来なくなりました。後は静かに寝てくれましたが。
さて、今日から月末まで梅やんは池田のデイサービスです。
それでは今日はこの辺で。今朝も雨です。