■コンゴ■ ゴリラはねー、そりゃー可愛かったです。コンタクトやってましたよねえ。手話の音声翻訳器、便利ですよね。煩雑な装着がけっこうリアルで。あとカバがねえ。ああいうカバがボートを襲うってパターン、かなり珍しいのではないかと。野生ゴリラが怒ってぐわーっと迫ってくるシーンもね。うん。なかなかやってました。最前線のあいつ以外はみんな思わず逃げちゃってたっていうリアル・ギャグも自然すぎて面白えし。終盤の噴火地割れもイケテた。ちょいマグマの特撮が甘かったけど。というふうにまあ、良質映画なんだけど、ホラー含みの冒頭と後半とがややズレてたというか、あの凶暴な新種らがエイミーの突入でああおとなしくなっちゃ反則じゃん、て感じ。だからあそこでレーザー砲はねえ、パニクってるのはわかるけどチョイ過剰防衛というか、コンタクトもので通したかったのかホラーアクションやりたかったのかどっちかに決めてくださいと。むろんどっちつかずがリアリティに貢献してたとも言えるけど。コマカいとこ、たとえば岩にコンピュータ載せたとき脇にデカめのサソリが鎮座してたり、死体の手首からゴキだかムカデだかがシャカシャカっと這い出てきたり、ウム、なかなか作り込まれた映画ではありました。個人的には、凶暴種の群れの中に別の猛獣を入れてバトルに持ち込んでほしかったというか。無意味でも何でもいいから。前半にのんびりチョイ出のライオンたちとか、あの襲撃カバさんとかね。
■デビルズタイド■ ええ~たったのチュパカブラかよ~。一ッ番つまんねえUMAだぁトホホホ~。中途半端に人間型したあいつ(だから哺乳類系に入れちまえぇ、てわけだけど)、センスオブワンダーを満たしてくれないんで俺嫌いなんですよ。あれだったらトラとかワニのがよっぽどよかったョ。でまあ、話自体もよくもまあこれだけ平凡な。すべてお定まりを踏襲してます。海面と森林を舐める航空撮影から始まって、豪華客船(内部は狭くて豪華でも何でもないんだけど)という舞台、犬を抱えた老未亡人に泥棒、覆面捜査員、世を恨むマッドサイエンティスト(チュパカブラ閉じこめを妨害したあの無意味な消火器ツッこみの意図は何ですかと)、あと船長の娘がチョロチョロ動いて邪魔といったら。美人ならまだしもソバカスだらけの凡女。でこの女がマッド博士に縛られてチュパカブラ捕獲罠のエサに使われるなんざちょォっと勘弁してくれと。ラストなんかテロ対策部隊の隊長がトチ狂って爆弾銃弾乱射して火事にしちまうC級マンガ仕立て。沈没する客船を見送りながら、メインの皆さん揃ってジョークにならないジョークを言い合ってなごやかに幕、と相成りましたとさ。これじゃあねえ……。
■デビルズタイド■ ええ~たったのチュパカブラかよ~。一ッ番つまんねえUMAだぁトホホホ~。中途半端に人間型したあいつ(だから哺乳類系に入れちまえぇ、てわけだけど)、センスオブワンダーを満たしてくれないんで俺嫌いなんですよ。あれだったらトラとかワニのがよっぽどよかったョ。でまあ、話自体もよくもまあこれだけ平凡な。すべてお定まりを踏襲してます。海面と森林を舐める航空撮影から始まって、豪華客船(内部は狭くて豪華でも何でもないんだけど)という舞台、犬を抱えた老未亡人に泥棒、覆面捜査員、世を恨むマッドサイエンティスト(チュパカブラ閉じこめを妨害したあの無意味な消火器ツッこみの意図は何ですかと)、あと船長の娘がチョロチョロ動いて邪魔といったら。美人ならまだしもソバカスだらけの凡女。でこの女がマッド博士に縛られてチュパカブラ捕獲罠のエサに使われるなんざちょォっと勘弁してくれと。ラストなんかテロ対策部隊の隊長がトチ狂って爆弾銃弾乱射して火事にしちまうC級マンガ仕立て。沈没する客船を見送りながら、メインの皆さん揃ってジョークにならないジョークを言い合ってなごやかに幕、と相成りましたとさ。これじゃあねえ……。