三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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バイオハザード系5

2005-08-05 03:26:09 | モンスター映画
 ■フランケンフィッシュ■ こっりゃー気合い入った映画だ。怪物どものCGがうまく出来てる。しかもテンポよし。殺され方が各人各様で飽きさせない。頭バックーン首断面から血ィドピューッもあるし、下半身ザックーんアワワワワもあるし、なんつっても唯一匹と思われてたやつの脳天、マッチョ男がショットガンで吹っ飛ばし勝ち誇って心臓えぐり出して焼いて喰ってるとこへもう一匹がドーッサーン、ガブッ、グイグイザッバーン。気持ちいーですねー。一同「危ないから縁に寄るな」みたいなこと言い合いながらなぜか誰も室内に入らずみんなしていつまでも水面覗き込める位置に出たまんま、いかにも不自然なんだけどそのおかげでヒロイン格と思われた東洋系顔の女(前半でしっかり嘔吐の萌ェシーン披露してくれたあの女)があんな半端な時期にあんな素晴らしい死に方してくれました。確かにあの銃口の向き方と炎の効果が思わせぶりでああなるかもって予感漂わせてたんだけど、なるほどホントにやるんですね。でもってヒーロー君がやたら無謀というか、ひっくり返されかけたばかりのボートにまたすぐ乗ろうとしたり、結果的にヒロインに昇格した黒人女を助けに飛び込んだり、もう無茶苦茶なんだが、なんか終盤に至ると全員がほとんど鈍感つうか無感覚になってきちゃったね。あんなでっかいラスボスからヒーロー君がなんで水中歩いて逃げてこられたのか不明だし、ほらほらラスボス退治後のんびり2人で泳いでくんじゃないってばよ、まだまだ何匹いるかわかりゃしないっつーにさっさと岸に上がるのが常識でしょ、てなツッコミに次ぐツッコミも、ラスボスをミンチにしたあの荒唐無稽的大決着に免じてというか、あらゆるツッコミもいっしょに雲散霧消しちゃいましたわ。血と肉片の量も不足なしで、あースッキリした。しかもラストでチビちゃんたちの集中攻撃受けてますの現場へ2人は直行してるらしいから、あのノー天気ぶりもすぐさま鉄槌を受けますよって余韻残してて、重ね重ねスッキリできましたー。
 ■殺人鼠■ 惜しいな、かなり惜しい。CGがヘタレすぎて観るに堪えなくって……。ムードはよかったのになあ。精神病院の謎を解くために女性記者が患者を装って潜入、ちゅーありがちな設定で無理やりガチに持ち込んだ甲斐あってそこそこ以上にハラハラさせるわけで。目が赤く光る鼠どもや巨大鼠のシッポだけ頻繁に登場のベタな演出がこれ、ホラーテイストのツボ意外と押さえててグーだし、院内あっちこっちの隙間にウロチョロしてる光景ってけっこーリアルだし、病院職員側のキャラがまた異様なの揃えて普通に盛り上げてくれてるし。しかし、はあ~、しかし~。鼠らが人間を襲う場面にくるといつもいつも、うっわー浮きまくってるよCGが。これほど浮いて滑りまくってるCGは珍しいんでないか。鼠単独だといい線行ってたんだけどなあ。あとはラストね。これがねえ。通例の爆発、脱出成功の男女が抱擁、キス、その陰で生き延びた鼠どもが巨大バージョン含めてこっそり逃亡の図。あまりにありきたりすぎるこの。なんとかなりませんでしたかねえ……。