猛暑で思い出した朝日新聞の健康雑誌
皆さん、大丈夫ですか。今年の夏は驚くほどの猛暑です。部屋のエアコンをつけても28℃ぐらいにしかなりません。熱中症で人々がばたばた倒れているのもうなづけます。そんな猛暑の夏こそ、日々の食事に気をつけたいもの。今から35年前、朝日新聞発行の健康雑誌『フットワーク』が創刊されました。創刊号から関わっていたのが、当ブログ編集人の私(山本徳造)です。この年の8月号で「夏バテ防止! スタミナをつける」という大特集が組まれました。私も何本か記事を担当しましたが、参考までに、このブログに再掲載しましょう。
焼き肉を食らうイケメン・ボクサーは俳優になった
印象に残っているのが、大阪で取材した"浪速のロッキー”と呼ばれるプロボクサー。当時、まだ23歳の若者でした。彼のスタミナ源は焼肉です。西成区のある自宅からあるいてすぐのところにある焼き肉店で6皿の焼き肉をあっという間に平らげました。ほれぼれするような食べっぷりです。
さて、その若者はどうしているのかというと、今ではTVドラマや映画で脇役として活躍する俳優になりました。彼の名は赤井英和。60を前にしたオッサンです。焼き肉を頬張るときの精悍な顔つきからは、想像もつきません。
元ニュースキャスターは激辛スープで汗だらだらに
今でこそタイ料理は日本人の間で人気がありますが、当時はタイ料理店も東京で数件しかありませんでした。その中でもっとも有名だったのが有楽町の「チェンマイ」。元ニュースキャスターで当時は社民連の代表だった田英夫さんをその店に連れて行きました。タイの激辛スープで有名なトムヤンクンが大好きだったからです。
スタミナ食としても重宝しているという。しかし、2口もすすったところで、田さんの額から大粒の汗が噴き出しているではありませんか。その田さんも鬼籍に入られた。その特集では、他にも夏バテ対策を書きました。記事の写真も載せましたので、お読みください。(文=山本徳造)