女子柔道代表監督の進退伺？？

　女子柔道日本代表監督の園田氏が昨日記者会見を開き、体罰事件の責任をとって柔道連盟に「進退伺」を出すと話しました。

　なんで「辞任します」じゃなくて「進退伺を出す」なんでしょうか？？

　確かに、柔道連盟に話す前に会見を開いてしまったということもあるでしょうが、記者会見で話さなければ「辞任」できないという柔道連盟の体質の方に問題があるんじゃないでしょうか？？

　愛知の豊川工業の陸上部の監督が「体罰をしない」という覚書のようなものを提出した後も、体罰を繰り返していたり、大阪の桜宮高校の体罰教師をやめさせるなという保護者からの声も上がっているとか？？？

　じいちゃんの明治生まれの祖母（じいちゃんは両親が共働きだったので、ばあちゃん子だった。ayameちゃんみたいです）が小学校の頃「悪いことしたら、殴ったってくれ！」と保護者会で担任教師に頼んでいたと聞いて、ぞっとしたことを覚えています。

　保護者が体罰教師を辞めさせるなと願うのは、その教師の指導力でこれまで素晴らしい戦績を上げてきたからで、それを望んで桜宮高校に入学させたという親のエゴが見え隠れしています。

　体罰がなくても、相当な成績を上げている学校もあるでしょうに、なんでこんなことになっているんでしょうか・・。

　園田監督も、子供の頃から体罰がらみの指導を受けていたようで、本人は「体罰だなんて思っていなかった」と記者の質問に答えています。

　日本のスポーツ指導には、多かれ少なかれ、そんなことがあるんでしょうが・・・。

　アメリカなんかでは、コーチが選手を雇うそうで、体罰なんかしたら即刻くびです。

　厳しく指導するのと体罰での指導は違うとじいちゃんは思います。

　成績も大事だし、勝てば嬉しいのはもちろんわかりますが、スポーツで大切なのは楽しみながら、体を鍛えることではないでしょうか？

　そうじゃなけりゃ、多くの人がスポーツをやってる意味が分かりません。

　柔道が世界でなかなか勝てなくなってしまったのは、体罰や柔連からのプレッシャーで「勝たなきゃいけない！」と思い込んで、ガチガチになってしまったからじゃないでしょうか？

　自分の実力を出し切れないで悔し涙を飲んだ選手がたくさんいると思います。

　選手たちが、自由に伸び伸びと世界で戦える環境を一刻も早く造ってほしいと願うじいちゃんです。