日本人が狙わてる？？

　昨日、今日のニュースで海外から日本が狙われてるいような記事がありました。

　ひとつはグアムでの大量殺人事件、二人の日本人が亡くなり、怪我した人も多数。

　二つ目は、オリンピックの２０２０年夏季大会でレスリングが無くなるかもというニュース。

　そして、三つ目は少し前になりますが、アルジェリアで日本人が人質になって１０人ぐらいが殺されちゃったというもの。

　この三つの事件、一見バラバラな似ても似つかないものだけど、世界の人たちから見たら、根は同じところにあるんじゃないかとじいちゃんは思うんです。

　その理由のもっとも大きな要因が、日本人の警戒心のなさじゃないかと思います。

　一つ目の事件では、グアムは安全という神話があり、何の警戒もなく街をぶらついていた無防備な人を狙って行われたもの。あの秋葉原事件を髣髴させますが、みんな自分の身には起こらない他人事と思って行動してたんじゃないでしょうか？？

　海外に行くときは、どんなに警戒しても、平和な国で暮らしてる日本人は、ふとした時に気が抜けてしまうんですね。

　じいちゃんも新婚旅行でパリに行ったとき、免税店が並ぶ街でジプシーの子供たちに襲われたことがあります。

　旅行社のガイドさんからは気をつけるように言われてたんですが、聞いた話とやっぱり実際に襲われるのは違うんですね。

　それも夜じゃなく、白昼堂々とおのぼりさん気分のところを狙われました。

　まず、ばあちゃんが持っていたブランドバッグをひったくられそうになり、それを阻止して子供を殴りつけてると別の子供がじいちゃんの胸ポケット（もちろん裏側です）に入れていたトラベラーズチェックをひったくられるというもので、幸い金銭的な実害はなく、フランスで被害届を出し、日本でちゃんと盗られた分のお金は返ってきました。

　日本人がいっぱいいて安全だと思われているところでも、やっぱり海外の街を歩くときは、必要以上に周りに目を配っていないと危ないと思います。

　二つ目のオリンピックからレスリングが無くなるっていうのも、メダルを大量に獲得する日本人に対する圧力かもしれません。

　第１回大会からレスリングは外れたことがないので、何のロビー活動もせず種目に選ばれるのは当たり前と思っていたレスリング協会の不手際が非難されていますが、これも何の警戒もしていなかった日本人関係者の低い意識で起こってしまったものでしょう。

　そして、アルジェリアの人質事件・・・。日本が造っているプラントが狙われ、それも現地スタッフの中には密通者がいたことも分かってきました。かなり警戒してたようですが、まさか同じスタッフの中にそんな輩がいるとは思わなかった警戒心の裏をかかれた事件でした。

　国際社会では、平和ボケした日本人は、だましたり、襲ったりするには、いいカモです。

　おまけにお金を持ってますから、それこそ「カモがネギをしょってやってきたぜ～」ってなもんでしょう。

　じいちゃんは、腰が弱いんで若い頃のようにエコノミーで世界を飛び回るなんてできません（そんなお金もないけど）。

　海外へ行く日本人のみなさん、慣れていても気を抜かないで、気をつけて行ってらっしゃ～い！