今日は、わたしのことわたしの生きづらさのルーツを辿って、少し書きたいと思います
題して発達障害はほぼ遺伝する
(うげっ)です
自分のことを、なんだか子どものころから訳も分からず行きづらいなと感じている人は、両親、そのまた両親と…、どこかに発達障害人がいると思ってほぼほぼ間違いないと思います
注 発達障害って、”障がい”と名前はつけど、実際には”障がい”と呼ぶには及ばない、個性と才能と紙一重の、一種の生まれ持った特性だとわたしは感じています(症状の度合いの差はあるので一概には言えないけれど)
磨けば輝くダイアモンドの原石なのです
自分には少しも!一ミリたりとも!関係ないと思っていた、【発達障害】というものが、もしかしたら自分の長年の生きづらさに関係しているのかもしれない?
わたし自身がそう思い始めてから、発達障害のことを調べまくっていた時期がありました
沢山の本を読むうちに、発達障害には様々な症状があることを知りました
様々な症状を知っていくうちに、幼いころから母に聞かされていた、”母から見た祖母の姿” ”祖母がどんな人物だったか” を思い出したわたしは、祖母がLD(学習障害)傾向の比較的強いアスペルガーだったのではないか??
という、わたしなりの仮説を持つようになりました
というのも、そもそもなぜわたしは発達障害なわけっ?
という疑問が湧くのは当然のことだと思います
沢山の本を読む中で、《わたしが発達障害だったとしたら、そもそもなんでわたしは発達障害になってしまったわけ??》と思い始めたわけです
発達障害の原因って、現時点の医学では詳細は分かっていないと言われています
妊娠中の母体環境の影響
ワクチン、添加物、ストレス、肥満、有害化学物質の摂食、暴露など、環境的要因の影響
必須栄養素の栄養欠損
などなどと言われていますが
片親のどちからにでも軽い発達障害がいれば、高い確率で子供に遺伝すること…
つまりは、外的な環境要因より何よりも、そもそも遺伝的要因による影響が一番大きいのではないかという理解にわたしは落ち着きました
話は少し逸れますが、栄養欠損が発達障害の一つの引き金になっているという説がある一方で、多量の葉酸摂取により、本来産まれてくるはずのない赤ちゃんが産まれてこれるようになったことが、近年の発達障害(特に自閉症)の増加の一途を辿る背景の一つとして挙げられているそうです
科学の進歩によって遺伝子研究が次々に進んでいます
わたしたち一人一人の生命に関する研究結果が、遺伝子レベルで明らかになってきている訳ですが、その一つに、MTHFR遺伝子というものがあります
(MTHFRとは、葉酸還元酵素と呼ばれるものです)
2000年、厚生労働省は妊娠の可能性のある女性たちに対して”葉酸摂取”を推奨するようになりました
サプリメントや、栄養素のことをよく知らない人でも、”葉酸”という言葉を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?
もともと厚生労働省は、産まれてくる赤ん坊の【神経管閉鎖障害】発症リスクを低減させるために葉酸摂取を推奨しました
【神経管閉鎖障害】発症リスク低減の為に、積極的に葉酸を摂取するようになった女性が増えた…
このことが、本来であれば流産していてしまったかもしれない、MTHFR遺伝子変異をもつ赤ちゃんでも生まれてくることに繋がった
産まれてくる命が繋がれた
これはもちろん喜ばしいことであるとは思うのですが、そもそもこの子たちは、MTFHR遺伝子に変異がある子たちです
この子たちは往々にしてMTFHR酵素を作る働きが弱いわけですが、この酵素の働きが弱いことに関するフォローは行われてはいませんよね?
(そもそもそんな概念すら世間一般では持ち合わせいないのが現状だと思いますが)
MTFHR遺伝子に変異があるのにも関わらず、産むだけ産んでおいて、産まれた後のことはほったらかし…その後のフォローは一切なし(言い過ぎっ??・笑)
MTFHR遺伝子に変異があるのであれば、その他の遺伝子にも何らかの変異があることだって予想されます
わたしたち一人一人の”カラダ”は酵素の働きによって代謝が行われ、生命活動が維持されているわけですが、その酵素の働きが弱かったり、うまく働かなったりすることが代謝障害に繋がることは言うまでもありません
(ちなみに【発達障害】って、近年では代謝障害である!!と言われていますよ)
MTFHR遺伝子変異はアジア系に最も多いと言われています
気になる方は遺伝子検査キットで調べられますので是非どうぞ(遺伝子に関するネタはいくつか過去記事にも書いています)
わたしは遺伝子検査はしていませんが、血液検査では常にMCVの数値が高値です(分子整合栄養医学的な血液検査では、MCVは葉酸欠乏、B12欠乏のひとつの指標となっています)
葉酸欠乏、B12欠乏によってMCVは高値を示す傾向にあります
つまり、体内で葉酸、B12が体質的にうまくまわらない、もしくは不足しやすいのだろうと思います(遺伝子検査をしたら、おそらくMTHFR遺伝子にスニップがあるかもしれませんね)
そんなこんなで、発達障害は遺伝による影響が大きいと書いてきましたが、MTHFR遺伝子の話で長くなってしまったので、今日はここで終わり
わたしが《おばあちゃんは絶対に学習障害のあるアスペルガーだ!!》思った経緯については、またの機会にわたしの母や祖母の話を交えながら書きたいと思います
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