都内や横浜に住む人たちの国民健康保険料金が今年度から増額となり、今後、消費税が段階的に引き上げられるなど、私たち国民への金銭的負担が増えていく中、嘘の還付金話を持ち掛けて金を騙し取ろうとする手口には注意が必要である。
これは税務署や社会保険庁などの公的機関を装った人間が「払い過ぎたお金を戻す」とウソの電話をかけ、ATM前に誘導されて、携帯電話で指示されるままに操作をした結果、お金を受け取れるはずが、逆に金を振り込んでしまうという詐欺である。
今年に入り、60代女性のもとに市役所職員を名乗る男から「医療費の還付金がある」と電話があり、ATMに呼び出され、200万円を振り込んでしまっている。
警察庁が発表した還付金被害は、平成23年296件、約2億5397万円だったものが、平成24年1133件、約11億2767万円となり、今年の5月末現在ですでに760件、約7億4511万円に上っている。
特に大阪などの関西圏での被害増加が目立つ。これまでオレオレ詐欺(母さん助けて詐欺)には、大阪のおばちゃんたちは騙されないといわれてきたが、還付金詐欺の被害には遭うケースが相次いでいる。
また還付金詐欺の手口もATMに誘導するだけではなくなってきている。1400万円を騙し取られた女性は、市役所職員を騙る男から医療費還付の書類は届いているかとの電話をうけ、「今日が還付金の手続きの締め切り」と焦らされて、男が教えてきた社会保険事務所の電話番号にかけた。そこで電話に出た人物にネットバンクの口座番号や暗証番号などを教えてしまい、不正に金が引き出されてしまった。
今や還付金詐欺もATMに誘導するだけでなく、ネットバンク利用者を狙う新手な詐欺も出てきている。また、大手銀行の国税処理係を名乗り、税金を多く払っているので還付手続きをするというメールが送られるケースもある。
この手の詐欺では「今日中に手続きをする必要がある」といって焦らせてくる。こうした税金が戻るという話に「今日中に」という言葉がついてきたら、詐欺の電話と疑って、すぐに電話を切るようにしたい。
■多田文明(ただ・ふみあき) 1965年生まれ。ルポライター。詐欺・悪徳商法を数多く潜入取材。洗脳・カルトにも詳しい。9月に新著「おいしい話に、のってみた “問題商法潜入ルポ”」(扶桑社)刊行。
お盆の時期に帰ると・・・
淡路島から取り寄せた「ハモ」が食べられるのですが!!
今年は不漁で手に入らない
あぁ~残念
魚も水温が上がりすぎでどうにもならんらしい・・・
水不足で野菜も高値~そして、野菜不足の秋にと流れが悪いな
この日は中華風に味付けした烏賊でビールを楽しみました
昭和生まれで、投手なら200勝か250セーブ、野手なら2000本安打を記録した選手が入会できる「日本プロ野球名球会」(以下、名球会)。まさに球史に燦然と輝く成績を残した者のみに与えられる最高の栄誉である。しかしこの名球会の会員名簿から、3人の名前が忽然と消えていた。いったい、何が──。
名球会を退会した3人とは、“ミスター・ドラゴンズ”谷沢健一氏、V9時代の巨人のエース・堀内恒夫氏、そして400勝投手であり名球会創設者の金田正一氏。いずれも名球会発足初期からのメンバーである。なぜ、その名前が名簿から抹消されているのか。
理由について名球会事務局に訊ねたが、「確かにこの3人は退会していますが、理由は当会としてはわかりません」と答えた。
ならば、本人たちに聞かねばなるまい。しかし彼らの返答も、今ひとつ要領を得ないものだった。まずは谷沢氏の弁。
「退会の理由はいえません。でもボクは今でも名球会の会員ですよ。カネさんも堀内君もそうだと思うが、今も会員として自覚ある行動をしているつもりです」
堀内氏は、夫人を通じて「退会しました」と答えるのみ。先日、参院議員へ繰り上げ当選を果たした同氏。政界への挑戦が退会の原因かとも思われたのだが、ある会員は「政治家転身は関係ないはずだ」と否定する。
創設者の金田氏も「退会などしておらん」という主張を繰り返した。
「名球会はワシが作った会なんだから、退会なんてありえない。今の名球会は、ワシが作って育て上げたものを横取りした別の組織だ。本当の名球会は自分でちゃんと守っていますよ」
退会しているのに、まだ名球会員だと言い張る往年のスター選手たち……。どうにも話が見えてこないが、この背景を理解するためには、名球会の歴史を振り返っておく必要がある。
名球会は1978年7月、金田氏の音頭で創設された。将来の野球の底辺拡大に寄与すること、利益を社会還元することなどを設立理念に掲げたが、一方で選手同士の互助会的な役割も備えていた。
「OBたちで引退後の生活を助け合うために、金田さんが立ち上げた親睦団体という側面もある。会員の冠婚葬祭時には、規定額を包むのが慣わしとなっていた」(古参の会員)
1981年には税務上の理由から「日本プロ野球名球会」を商号とする「株式会社」となる。王貞治氏、長嶋茂雄氏、金田氏のONKが取締役となり、株を会員に分与。会員が株主となって運営されてきた。
転機が訪れたのは2009年だ。金田会長が会を私物化しているのではないかという疑惑が噴出し、その解任要求を議題とした株主総会の招集が請求される「クーデター」が起きたのである。
「名球会は長らく金田氏の個人事務所と同じ住所で登記され、経理もほとんど同じスタッフが処理していた。毎年開かれる総会で会計報告はあるものの、毎回10分程度でシャンシャン閉会となり、不透明な部分が多かった。質問をしようものならカネやんに“文句があるならオレの事務所へ来い”と一喝され、誰も発言できる空気ではない。会員の不信感は高まっていった」(球界関係者)
紆余曲折を経て、結局は金田氏が役員の辞表を提出。その後、名球会は2010年に一般社団法人として現組織を設立(王貞治・理事長、柴田勲・副理事長)、株式会社の方は2011年2月の株主総会をもって解散した。
金田氏、谷沢氏、堀内氏の3人は、この“新”名球会側の動きに反対を示し退会。自分たちこそが、「本流」であると主張しているというわけだ。
退会時にも一悶着あったという。複数の会員らの証言をまとめると、以下のような状況だった。
社団法人化にあたり、各OBには会員になるかどうかの書類が送られてきた。金田氏はそもそも社団法人化に反対していたため、もちろん拒否。「ワシを泥棒扱いしたヤツらには従わない」と怒り心頭だったという。
谷沢氏は新体制側に疑問を持っており、「帳簿などおかしな面が多い。もう一度、名球会そのものを作り直すべきだ」と全会員に意見書を送る行動に出た。新体制側は谷沢氏の説得を試みたが、決裂。退会を余儀なくされた。
堀内氏は、一旦は書類を提出して会員になったが、その後退会。詳細は不明だが、執行部との間に確執があったとされる。
谷沢・堀内両氏は金田氏に近しいことで知られ、3人の離脱を金田派・反金田派の「喧嘩別れ」と見る向きもある。
土曜日には常連さんが集合です。
こちらの「手モデル」さんは貝類が大好きだとかで・・・
ホタテを頼んでますが、この日は売り切れで「ホッキ貝」でぇ~す
こちらのお方は・・・
マツタケご飯に「新サンマ」だ
贅沢だねぇぇ
中国政府は今後5年間で1兆7000億元(27兆2000億円)もの巨費を投じて、微小粒子状物質(PM2.5)などを原因とする大気汚染対策に取り組むことになった。実は政府は昨年末、大気汚染対策として2013年から2015年までの3年間で3500億元(5兆6000億円)の予算を組む計画を発表していたが、年間平均で一挙に3倍も予算を増やしたことになる。
この裏には、環境汚染をめぐって、中国全土で抗議デモが多発しており、一歩間違えば大規模な民衆暴動につながりかねないとの習近平指導部の危機感が反映されているのは間違いない。
中国では3月の全国人民代表大会(全人代)で、周生賢・環境保護大臣が、全国的な環境悪化の責任を激しく追及され、全人代では珍しく一時は激しい怒号が飛び交った。周氏は同大臣に再任されたが、この人事について賛成2734票、反対171票、棄権47票と反対票と棄権票が218票と全体の1割近くなるなど、異例の事態となった。
さらに、全人代後も北京市人民代表大会(北京市議会)の委員らが周氏の更迭を求める公開署名を発表するなど、周氏の環境行政に激しい批判が加えられた。
これもあって、北京市人代は「北京市大気汚染予防対策条例(草案)」を提出し、年内をメドにPM2.5など大気汚染の原因物質の除去に全力で取り組む姿勢を示した。
その後、中国政府は今後5年間の大気汚染対策として、当初予算を3倍にした緊急大型予算を発表。とりわけ大気汚染が激しい北京や天津市、河北省など中国北部の大気汚染を2017年までに、2012年の大気汚染の25%減レベルまでにするとの方針を打ち出した。
中国では環境問題について市民の関心が高まっており、つい7月上旬には広東省で核燃料工場の建設計画反対のデモが行われ、省当局はあっさりと計画を撤回した。また、5月には雲南省でも中国の石油大手の中国石油天然ガス集団(CNPC)が昆明市郊外での石油化学工場の新設を計画していたところ、民衆の抗議デモが激化し、計画は中止に追い込まれた。
これについて、『習近平の正体』の著書もあり、中国問題に詳しいジャーナリスト、相馬勝氏は「習近平指導部の主な支持層は改革・開放路線で経済的な恩恵を受けた中間層だ。習主席も彼らの反対運動を弾圧することは現政権の不安定化を招くことになりかねない。このため、習指導部は民衆の意向を無視できず、民衆運動には慎重に対処することになろう。それが民主化運動に発展する可能性も少なくないため、今後も難しい対応を強いられるのは必至だ」と指摘する。
かつて「特別な日に飲む高級なお酒」のイメージが強かったワインだが、近年はスーパーやコンビニでも買える気軽さと、1000円前後でも本格的な味わいが楽しめる低価格化などによって、より食卓に身近な存在となっている。
そんな背景から、ワイン市場はじわじわと伸びている。国税庁調査などによると、2008年以降、消費数量は拡大を続け、2012年は約34万キロリットルになった。
だが、日本人の一人当たりの年間ワイン消費量は、750ミリリットルのワインボトルでわずか約2本分に過ぎない。「フランスやイタリアといったワイン伝統国と比べると20~25分の1と低い水準。もっとワインの魅力を伝える努力をしたい」と、グループ内にメルシャンを持つキリンの広報担当者は意気込む。
ワインを日常的に飲んでいない人にその理由を聞くと、「赤・白の飲み分けや食事との組み合わせ方がよく分からない」といった声は多い。そこで、神奈川県・藤沢市のメルシャン工場内にある商品開発研究所では、食事との組み合わせをベストにする新商品の研究・開発も行っている。
「ワインと料理の組み合わせは、ワイン用語で“マリアージュ(結婚)”と呼びます。これまで『魚は白、肉は赤』などいろいろなことが言われてきましたが、ワインは嗜好品なので、100%この銘柄が美味しく、この料理に合うとは断言できません。その日の体調や食事のバリエーションによっても選び方が分かれますしね。
でも、これまで経験則や個人的意見などの領域を出なかった食とワインの組み合わせですが、しっかりした研究データに基づき、お客様においしく感じていただけるような商品の開発に取り組んでいます」
こう話すのは、同研究所でワインや原料のブドウ、その他の果実の健康機能性成分を研究している須永和子さん(32)。
例えば、魚介とともにワインを飲むと稀に「生臭さ」が増してしまうことがあった。研究所で調べたところ、ワインの中に溶けている鉄が魚介の脂質と反応し、におい物質を発生させていることが分かった。その成果は、鉄を取り除いた「フードマッチ製法」として、メルシャンでロングセラーを続ける『ビストロ』シリーズに活かされた。
また、消費者調査を行った際に、市販価格1000円以下の赤ワインは冷蔵庫で保管して飲む家庭が多いことが分かった。そこで、常温だけではなく冷やして飲んだときにおいしいと感じるよう、研究所の技術を駆使して付加価値のある新商品を誕生させた。
「冷やすと香りがたちませんし、渋味がより出てしまうのです。そこで、冷やしてもおいしく飲めるように、渋味成分のタンニンの量を制御したり独自ブレンドを加えたりした結果、国産デイリーワインではあり得ないような香り豊かなワインが仕上がりました」(前出・須永さん)
それが500円前後(720ミリリットル)と低価格ながら、メルシャンが戦略商品に据えている『エブリィ』だ。分かりやすい商品訴求が奏功し、すでに10万ケースの出荷量を超え、専門誌で“四つ星”を受賞するほどのヒット商品に育った。
「銘柄がたくさんあって選びにくいと思われているワインですが、最終的には自分がおいしいと思う商品を飲むのが一番。これからも原料の成分研究などとともに、好みのタイプの見つけ方や、飲み方提案もどんどんしていきたいです」(同前)
ちなみに、須永さんに好みのタイプを聞くと、「どちらかというと繊細なフランス産よりも、がっしりした味の南米やオーストラリア産」だという。専門メーカーの研究職だけに少し意外な返答だったが、それだけ味わいや香りそのものの好みも千差万別だということ。
国産・輸入を合わせて約1200酒類も販売するメルシャン。無数にある消費者ニーズをいかに汲み取ってワインの「愛飲家」を増やせるか。須永さんをはじめ研究者は、ワイン市場のさらなる拡大に欠かせない、いわば“マッチングビジネス”において重要な役割を担っている。
最近話題の糖質カットダイエット。でも、糖の摂り過ぎは、健康や肌の老化にも大きな影響を与えることがわかってきた。「酸化」に続き、今、注目の「糖化」について予防法を紹介します。
「糖下とは、摂取しすぎて余った糖が体の中でたんぱく質と結びつき、変性して『AGEs』という老化物質を生み出す反応です。糖化を防ぐためにいちばん大切なのは、糖質過剰な食生活を改善すること。また、食事をすると血糖値が上昇しますが、血糖値を急激に上げたり、高血糖の状態が続いていると糖化しやすくなるので注意しましょう」
と東京シナジークリニック院長の菅井元彦さん。血糖値の上がりぐらいは、食品によって異なり、それを数値で表したのがGI値。数値が高いほど、血糖値を早く上昇させる。
「白米よりも玄米を食べるなど、なるべくGI値の低い食品を選びましょう。基本的に野菜は低GI値食品なので、たっぷり摂取してください。ただし、野菜でも、いも類はGI値が高いので要注意。とはいえ、炭水化物などの糖質は体に必要な栄養素。
例えば、朝食と昼食はしっかり食べて夕食だけ白米を抜くなど、バランスのよい食事をしながら、糖質をコントロールすることが大切です。また、柑橘系の果物やお茶に含まれるカテキンは、体を糖化から守る抗糖化食品。これらの積極的に摂取するのもおすすめです」(菅井さん)